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ミャンマーのNUG(国民統一政府)

 2021年2月1日、ミャンマー国軍がクーデターを起こしました。「前年11月の総選挙で不正が行われた」という理由づけがされました。
 2月5日、昨年の総選挙で選出された議員を支持する連邦議会代表委員会(CRPH)が発足。CRPHは国軍による「国家行政評議会」はミャンマーの正統な政府ではないと宣言しました。そして3月31日、旧軍事政権において制定された現行憲法を廃止して、新たに「連邦民主憲章」を発表しました。
 さらに4月16日、正統な政府としてNUG(国民統一政府)を発足させました。幹部・閣僚には少数民族出身者も含まれています。大統領はウィン・ミン、副大統領はドゥーワー・ラシー・ラ、国家顧問はアウン・サン・スー・チー、首相はマン・ウィン・カイン・タンです。
 NUGは少数民族解放組織とも協力し合って、国軍による支配を終わらせ、連邦民主主義国家をつくることを目指しています。また、国籍法を改正して、イスラーム系少数民族ロヒンギャに市民権を与える方針を示しています。
 日本の「ミャンマーの民主化を支援する議員連盟」は5月26日、NUGを正統な政府として認めるべきことなどを含む声明をNUGと共同して発表しました。

NUG(National Unity Government) 国民統一政府(英語版サイト)
https://www.nugmyanmar.org/en/

NUGを支持するミャンマーの人びと(動画ニュース約2分)  AFP
https://www.youtube.com/watch?v=0NVG0OI-gPQ

NUG首相の新年のスピーチ(英語字幕付き)
https://www.youtube.com/watch?v=iRw6zkdCH_E

#SaveMyanmar #RejectTheMilitary

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