見出し画像

Google Pixel 6を選んだ理由。

このチャンネルの視聴者の多くはAppleユーザーだと思うけど、そんなAppleユーザーにとって1番身近なAndroidがPixelシリーズだと思う。Android OSの開発元であるGoogleが企画するハードウェアで、今年からチップもGoogle独自企画になった。国内で言うとSimフリーで直売してくれる数少ない大手ブランドという意味でもAppleと使用体験が共通している。

画像1

そんなGoogleから10月20日に正式発表されたのがPixel 6とPixel 6 Proだった。今年、ChromebookとかGoogle HomeなんかのGoogleエコシステムを使うことにチャレンジしてきた自分にとって、一年を締めくくる待望の最新機種だったわけで、ひと晩考えてPixel 6の方を購入した。

ということで、なぜ自分が迷った上でPixel 6を購入したかシェアする。

2年分の期待

今年のPixelは、随分前から世の中の期待が高まっていた。

まず一番の魅力はTensorというGoogle独自企画のチップを搭載したこと。先にネタバレすると、チップの性能自体は、例えばAppleのA15 Bionicと比べて結構劣ると言われてるんだけど、独自規格で自社のスマホに最適化したことはきっとPixels 6にいい影響があるんじゃないかと想像している。スマホの中だけで完結する処理が増えて、よりGoogle的に理想のスマホに近づくんじゃないかとは思う。

Googleによると、このチップの性能向上によって、Googleお得意の機械学習が向上して、例えば翻訳の性能が向上するらしい。発表会のデモでは、こんまりさんが登場してGoogleの中の人と日英でリアルタイムに話してた。

写真の画像処理も向上するらしい。元々Pixelのカメラは評判だったけど、Tensorチップによって、カラートーンの調整や、暗所動画調整時の調整、オートフォーカスの処理なんかが向上するらしい。スマホのカメラってどうやったって小さいレンズとセンサーな訳だから、処理側でどうするか次第なので、写真に強いPixelが独自チップを手に入れてどうなるか、すごく気になる。

そもそも、去年は肩透かしのようなPixelが登場してみんな落胆していた。ハイエンドモデルが出なくて、「Googleは今後、フラッグシップスマホを出さないのか?」と言ってる海外のYouTuberもいた。それに対して今年は、チップも企画するし、デザインも大幅に変更したから、その時点で期待が大きい。

ということでPixel 6 には僕も期待していて、実際に楽しみなものが発表されたわけだけど、ここからはなぜProじゃなくて無印にしたのか説明する。

性能差

誰がどれを選ぶべきか、ざっくり結論を言うと、カメラを楽しみたい人と5Gのミリ波対応が魅力的な人、あとは「長く使うから全機能が少しずつでも上な方がいいんだ」って人だけProを、こだわりがなければ無印で十分良さそう。

画像2

まずカメラは、無印、Pro共に広角と超広角レンズのスペックは変わらないけれど、Proの方にのみ望遠レンズが加わる。インカメラもProの方が少しスペックが高く、レンズが広角になっている。要するに、Proの方がセルフィーが撮りやすい。

画像3

Proの方が少しディスプレイが大きくて、解像度も高い。RAMもProは12GBで無印は8GB。そして、Proは最大120Hzのリフレッシュレートだからぬるぬる動く。Proのみ5Gのミリ波に対応していて、電池容量もProの方が多い。

画像4

逆にサイズは無印の方が若干小さいので持ちやすく、無印の方がカラーリングが華やかで、でもProの方には統一感がある。エッジのデザインも、無印はマットでProは艶やかという違いがある。

価格差

で、いろんな差があるけど、自分的に気になったのは望遠レンズの有無だけだった。Pixelの評判のカメラを思い切り使うなら、Proは魅力的。もしメインスマホとしてPixelを使うなら、Proにしたかもしれない。

でも自分はiPhoneをメインに考えている。

初心に立ち返ると、今回のPixelの購入目的は、GoogleがチップからOSからハードまで垂直管理したスマホを体験すること。Googleの思想に触れて、新しい体験が得られたら、これまでAppleしか使ってこなかった自分の知見が広がると思う。これが、今1番ワクワクするポイントだとすると、一番シンプルなモデルから入門するのでもいいと思った。

そして、性能差の割に価格差が結構あるのが今回の2モデル。

画像5

国内価格だと、無印のPixel 6が74,800円からなのに対して、Proは116,600円だから41,800円の違いになる。確かにPixelクオリティの望遠レンズが搭載されたり、純正チップの魅力を最大限引き出してくれそうな12GBのRAMが搭載されたりするけど、果たしてこの価格差に見合うかというと・・・そうではない気がした。自分を説得できなかった。

そして、11月7日までに購入するといずれも11,000円分のGoogleストアクレジットが還元されるので、無印なら実質63,800円で買える。クレジットが付与されたらPixel Buds Aを試してみることもできる。

まとめ

ということで、今回自分にとっては価格差の割に性能差が見合わないと感じたから、無印のPixel 6を購入した。

シンプルなスペックで、Googleが考えたチップとOSとハードウェアとソフトウェアを、同じくGoogleが考えたChromebook、Google Homeのエコシステムの中で使ってみること。これが今回の目標であり、今、すっごくワクワクしています。

Appleメインユーザーから見たGoogleエコシステム、また報告したいと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?