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Skyの中での表現と楽器演奏のススメ

はじめに

さあて、お立合い。
今日は表現の話をしましょう。
あらわあらわすと書く、あの「表現」です。

なに、そんなに堅苦しい話にはなりませんよたぶん。

この記事では、ソーシャルアドベンチャーゲーム『Sky 星を紡ぐ子どもたち』のゲーム内でプレイヤーが自分を表現をすることについて説明し、最後の方で私が好きなSky内での楽器演奏について語ろうと思います。

このページはskyアドカレ2023参加記事です。
https://adventar.org/calendars/8533
他の方の記事もそれぞれ個性的で楽しいので、ぜひお読みくださいね。

表現への欲求

さて、みなさんは『Sky 星を紡ぐ子どもたち』というゲームが、表現の宝庫だということにお気づきでしょうか。

表現とは、人が生まれながらに抱く自然な欲求の一部です。表現への欲求を強く感じる人もいれば、控えめな人もいますが、私たちは多かれ少なかれ自分らしさを発見し、他者との繋がりを築き、独自のアイデンティティを形成したいと願っています。そして、その手段は様々です。

Skyの開発元であるthatgamecompanyは、Skyの世界観を題材としてファンアートや作品を発表することに寛容です。それを受けて、Skyをテーマとした多様なカテゴリの作品が制作され、SNSを初めとする様々な媒体で発信されています。少しネットで検索すれば、ビジュアル、テキスト、動画、クラフト、音楽など多ジャンルにわたるSky関連作品群を見つけることができるでしょう。本当に素晴らしい。

ですが、今回お話しするのは「Skyのゲーム内における表現手法」についてです。
外部に出すための窓は様々あれど、Skyの中だけでも完結可能な自分を表現する手段。それがたくさんあると私は思っているのです。

Sky内での表現

Skyというゲームには目的があります。
精霊を解放し、光を集め、集めた光を天に返します。使命、と呼ばれたりする活動ですね。
他にも季節や日々に応じたクエストやアクティビティがあります。あとは、アイテムと交換するために火種を集めるキャンドルラン(キャンドルマラソン)も、目的を持った活動と言えるかな?

もうひとつ、Skyには大きな目的があります。
それは「交流」です。
Skyは星の子(アバター/プレイヤーの呼び名)同士の交流を重視するゲーム。使命やクエストなどの、目標が明確な活動以外のSkyの要素すべてが、他プレイヤーと交流するために用意されていると言っても過言ではありません。

ちなみに私自身はそれほど社交的な性格ではないため、交流には慎重です。

ですがSky内での交流用機能には、自分を表現するのにうってつけの物が多いのですよ! ちょっと見てみましょうか。

エモート

日本語では「感情表現」、英語では"expression"が正式名称だった気がします。
言葉がなくても通じ合える、実にSkyらしい表現方法と言えるでしょう。
エモートでどこまで意思を伝えることができるのか?については、このアドカレの12/11の枠、末広さん(acht8811)の記事 https://note.com/acht8811/n/n8d174dbb3c3e?sub_rt=share_pb を参考にしてほしい。めちゃ面白いから。

チャット

エモートで語れるとはいえ、そこはやはり人間。言葉での表現はとても重要かつ便利。
チャットは時としてトラブルの原因にもなりますが、思いを伝えるには最適です。私は中の人丸出しになるのでチャットのときは色々気を付けるようにしています。

メッセージボート

言葉つながりで、メセボのご紹介。
私信。告知。意見。愚痴。あるいは詩。または祈り。
今の気持ちを誰かに読んでほしいときに、折り紙の舟にのせて水に浮かべるっていうのはすごく素敵な方法だと思うのです。デザイン違いの折り鶴とランタンも願い事のイメージが濃厚で良いですね。

メッセージキャンドル

Sky各地の「瞑想の祭壇」にも、キャンドルの形でメッセージを残せます。
デイリークエストのお題で「○○の祭壇で瞑想する」が出たときに賑わいますが、定型文や大喜利めいたメッセージも多いですね。デイリーじゃない祭壇でフレンドのキャンドルを見つけると嬉しくなります。

シェアメモリーズ

設置型の中では、私が一番よく使う表現手段です。
自分の星の子を映した30秒ほどのショート動画をシェアできます。
チャット独り語りやエモートを駆使して表現力豊かなメッセージを残される方もいますし、回復やヒント提示などのお役立ちメモリーもよく見かけます。(追記:バージョン0.23.5のアップデートで他の子のシェアメモリーの大鳴きでは回復しなくなったようです。)
でもやっぱり一番多いのは演奏かな? 私は最近置いてないなあ……。

シェアスペース

実は私がよく分かっていない設置型表現のひとつ。
軽く外界と遮断されたエリアにオブジェクト系アイテムを置いて素敵空間を作れる仕組みです。よね?
センス抜群のインテリアコーディネーターから、アイテムを絶妙な配置で組み合わせてオブジェや文字を作るアーティストまで、凄腕のシェアスペーサーたちによる幅広い作品が見られます。

シェアスぺとは違うかもしれませんが、アイテム設置で壮大な建築物を作り上げる棟梁/建築家さんたちもいらっしゃいます。

ひっくり返したカニを地面に並べて「Sky」などと書くカニ文字なども、オブジェクト系の表現ですね。

ファッションコーディネート

Skyでもリアルでも、ファッションは代表的な自己表現、もしくはコミュニケーションのツールです。
残念ながら私は勉強不足のため、どちらの世界でも固定コーデの着たきり雀になりがちですが、最新のコスメや主張の激しいアイテムをさらっと着こなすお洒落な星の子に憧れますね~。
2023年のお洒落な日々で登場したランウェイでは色々なコーディネートを見ることができて楽しかったのを覚えています。

夢見の劇場

ランウェイも舞台なら、こちらもオン・ステージ。表現者の季節にオープンした夢見の劇場は、とてもチャレンジングな表現手段だと思っています。
演劇部出身の中の人は、表現者の季節の開始前から夢見の劇場に大いに期待を寄せたのですが、実際に公開されてみると、仲間を集めて連携しないと思ったようなパフォーマンスは難しい仕組みでしたね(ソロプレイヤーには厳しい……)。
いつか時間があるときに、この劇場でお芝居でもパフォーマンスでも、なんらかの公演をガッツリ観ることが私の夢です。夢見の小屋にかかる演目の情報お待ちしています!

他にもまだまだあるけれど……

他にも競技やゲームの形を取った表現の場はSky内にたくさんあって、とても書ききれないのですが……。
もしこの記事を読んでいるあなたがSkyの中で何か新しいことを始めてみたいと思っていて、ここまでに紹介した以外のものをお探しなら

「楽器演奏」などはいかがですか? というお話です。

楽器演奏のススメ

Skyというゲームが提供する様々なアクティビティの中でも、楽器演奏は特に精緻に練りこまれた機能です。

楽器アイテムを所持した状態で、感情表現メニューから楽器アイコンを選択すると、星の子がその楽器を構えます。この時、画面には15個(打楽器は8個)のボタンが表示されます。これがSky楽器の鍵盤です。

Sky楽器の鍵盤(音名は合成)

ボタンを押すと、それぞれの楽器特有の音色で音が鳴ります。音の高さは、押したボタンの位置によって変わります。打楽器以外の楽器の音域は2オクターブ、「ドレミファソラシドレミファソラシド」です。

このままボタンを押せば演奏が可能ですが、Skyには更に素敵な機能があります。それが「楽譜」です。
上の画像の鍵盤画面で、右上の方にある星座の描かれた羊皮紙のような楽譜アイコンを押すと、次の画面に切り替わります。

楽譜の選択画面

この画面に表示されているのは、精霊から貰える楽譜のリストです。
それぞれの楽譜には固有の曲が割り当てられていて、アイコンを選択すると伴奏が流れ、それに合わせて弾くべき鍵盤ボタンが光ります。
光るボタンをタイミング良く押すことで、その曲を演奏することができるのです。

楽譜を演奏中のスクリーンショット

Skyの楽譜はとても良くできた仕組みで、最大8人までの星の子が同じ曲を「合奏」することが可能です。また楽器パートも4つあり、層の厚いアンサンブルを楽しむことができます。楽譜を出している星の子とフレンドでなくとも参加できるという点も特筆しておくべきでしょう。

現在はSky内に多くの合奏サークルが存在し、初心者さんの参加を呼び掛けているところも多いです。合奏情報については、SNSなどで探してみると出てくると思います。
更なる合奏の魅力についてはこのアドカレ 12/2の、れいさん(いけじじれい(Ray-Ikejiji))の記事 https://note.com/ray_ikejiji/n/nf459c8723e0a?sub_rt=share_pw をお読みください。素晴らしいから。

ちなみに私は楽譜機能を使わず、楽器の音だけで自由に曲を弾く「自由演奏」を多くするタイプです。
自由演奏はガイドが出ないぶん、合奏よりもハードルが高い面がありますが、自分のペースで好きな曲が弾けます。
まあ、Skyの楽器は半音がない(「ドレミファソラシド…」にシャープやフラットがついた音を出せない)上に音域が狭いので、自然な演奏ができる曲は限られてくるのですけれども……。
Skyの楽譜以外の弾きたい曲がある方は、ぜひチャレンジしてみてください。

おわりに

振り返れば、Skyをしばらくやっていれば誰でも知っているようなことをつらつらと書いてしまいました。

私が言いたかったのはたぶん
「表現は才能やセンスがあるからするものじゃなくて、ちょっとでも隙があると出てこようとするものだから、あんまり自分の中のハードルを上げないでおいてあげましょう」
ということです。

自分に期待しすぎる必要はありません。
伝えたいことがなくてもいい。
世界に発信しなくても良いではないですか。

音楽が特に良いのは、誰も聴く人がいなくても成立するところです。
奏者自身が最初の観客とかそういう話ではありません。
Skyの中で誰に聴かれるでもなく、その場で流れては風に乗って消えていく――そうやってただ音を出すこと自体を楽しめるのも、音楽の大切な要素だと思うのです。

おしまい

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