はじめて落札した競売物件!
はじめて落札した物件は、東京23区内丸ノ内線沿線の駅近くのマンションの一室、間取りは、3LDKで南向きの物件でした。
下見に行って入札した際には、私もこの瞬間を全くイメージできませんでしたが、凄く興奮したのを昨日のように覚えています。
なので、これから不動産競売にチャレンジする人に落札できた時の感じがお伝えできればと思いますので、ぜひ最後まで読んでいただき参考にしていただけると嬉しいです。
落札後、現地に行くと占有者は下見の現地調査に行った段階では居たのですが、落札後は既に退去していました。とてもラッキーだと思いました。
しかし、物件内に人がいないということで物件の鍵がない。
さてどうするか?考えて鍵屋さんに電話をして、解錠していただこうとしましたが、はじめてのことなのでここで問題が発生です。
競売物件なので、落札したという書類と名刺を持っていないと解錠してくれないというのです。確かに考えたらわかりますが、鍵屋さんとしては誰だかわからない人の依頼で家の鍵を開けるわけにはいかないので納得でした。
実践する際には、最高価買受人になり、売却許可決定し、売却許可決定が確定すると売却許可決定謄本が取れますので、こちらを取得しておくとスムーズに解錠していただけます。
さて、鍵屋さんの件で再び室内に入ることが振り出しに戻り悩みます。悩むといってもほんのちょっとですよ!(笑)
多摩市にある会社に戻って書類を取ってくるか?いやいや、それは、首都高速と中央高速道路を通り戻るとなると今日はこのルートを2往復になってしまうし、高速代も倍掛かるしガソリン代も掛かる。さらにそれ以上に時間のロスが勿体無い!
ということで、今回は鍵を壊して解錠し、自分で鍵を交換することにしました。
近くの金物屋さんで鍵を購入し交換します。
しかし、これが意外と大変な作業ですが、元々自動車やバイクのメカニックだった私からすれば、お茶の子さいさいといったところです。また、この頃はリフォーム屋さんだったので、多少の知識や人脈があったことも助けになりました。
一応、お分かりと思いますが、この手の作業ができない方は一度帰ることになります。
電動のドリルを使って鍵穴めがけて穴をあける。ルパンの一味かと思われるぐらい慣れた手付きで古い鍵を破壊。プロ並みの早さ(15分程度)で交換が終わり物件の中へ。ここはかなり割愛しています。実際に鍵はそんな簡単には壊せないこともお伝えしておきます。
物件内に入ると残置物は何もありませんでした。本当にラッキーです。
しかし、またしてもちょっと嫌な予感が。これがなんと、予想外でした。ユニットバスの浴槽だけが違うものがついていました。あり得ない!こんなことあるんだ!と少し動揺します。
しかも意味不明なことに悩みます。まあ、悩もうが考えようが理由なんてわかるはずもなく気持ちを入れ替えて対応策を考えます。
目的はあくまでも物件の転売なので、浴槽の入れ替えの見積りを取り交換することにしました。あとは、内装と清掃をして完成とします。
そして、売り出して結局すぐに売れるには売れましたが、この浴槽のリフォーム代が仇となり、なんと500万円程度の利益しかでない結果になりました。
実際にはこれをパートナーと分配しているので、私の収益はご想像にお任せします。
まあ、最初の物件なんてこんなものでしょう。
この後から、私が書類を持ち歩くようになったのは言うまでもありません。そして、この物件の後から、内覧をさせてもらう方法の試行錯誤をはじめたのであります。
また、今後の記事で入札前の調査の状況やリフォームの内容、実際の金額の概算をどう出してどういう結果になっているのか?などを詳しくお伝えしていこうと思います。
ぜひ、楽しみにしていてください。