🌳　G3 エルムステークス2024 全頭診断　🌳

※評価はC<B<A<Sの順です😲
※あくまで枠順確定前の全頭診断です。確定後は見解替わる可能性🉑あります🙇‍♀️
※追い切りは考慮に入れておりません(最終追い前に診断したので考慮不可)🙇‍♂️
※時期的にも馬場が渋りやすくなっておりますが、あくまで良馬場想定で診断しました🙇
※除外対象馬4頭(ヴァンドゥラン、サーマルソアリング、サンテックス、ドゥラレジリエント)の評価は割愛いたしました😓
※想定人気はNetkeibaさんより。7/29現在のものを使用しました🙋‍♀️

🏇　コース紹介　🏇

札幌・ダート1,700m

1996年に「シーサイドステークス」という名で函館ダート1,700mで創設された重賞で、翌1997年に札幌ダート1,700mに舞台を替え「エルムステークス」と改称された比較的歴史の浅いダート重賞(ただし2021年は函館ダート1,700mで開催)。函館と札幌、1周の距離や直線の長さに大きな差がなく混同しがちで、前有利になりやすいと思われがちだが、函館は全10場中4番目にコーナーがキツく(新潟≒福島→小倉→函館)、逆に札幌は4番目にコーナーが緩い(阪神→東京→京都≒札幌。ちなみに京都とほぼ同じぐらい)。よって函館より札幌のほうが差しが決まりやすくなるというのが一般的な解釈といえる。昨年覇者であるセキフウをはじめ、1,2角で10番手以下にいても届くことは全然珍しくないので(もちろん展開待ちにはなりがちだが)、人気薄を狙うなら差し馬から狙うほうがベターだろう🧐

ヴィクティファルス　😵C😵

11番人気　40.0倍　騎手未定(58)

[前走: 平安S15着]
内前有利な展開と馬場が7番手外めにいた同馬に向かなかったとはいえ勝ち馬ミトノオーと2.9秒差15着は負けすぎ。

砂被りは問題ないタイプではあるものの近走は気性にムラっけが強くアテにしづらい。

馬場が渋れば評価を見直したほうがいいかもしれないが、現状はC評価🤮

サヴァ　✨S✨

9番人気　34.7倍　岩田康成(57)

[前走: 大沼S(函館L)勝利🏅]
終始内をロスなく回り、直線でもスムーズに加速できていた→2着と0.1秒差も着差以上の評価できず。
ただそのときの2着馬がここで上位人気想定のナチュラルハイなうえ、同馬は斤量58(ナチュラルハイは57)、テーオードレフォン(3着)にも先着→相手関係を考えても評価できる。

[2走前: 栗東S(京都L)9着]
出脚鈍く後方15番手から。同場には不向きな1,400m戦→度外視可能。

加齢の影響か近走は出脚が鈍くなっているものの、本来は好位から堅実にいい脚を使うタイプ→砂被りも問題なく、今回のペースが流れうるメンバー構成で展開向きそうで前走の再現ができれば。

3歳時のユニコーンSで差し有利な展開を2番手から2着に粘った経歴あり→持っている素質自体は高い。
ただしのちにJpn1馬となるイグナイター(12着)がいたとはいえメンバーレベルはそこまで高くないので過信は禁物。

加速に時間がかかる不器用な馬(正しくはコーナリング性能が拙く、3〜4角で加速ができず、直線でしか伸びることができない)→直線の長いコース向きで、札幌コース替わりもプラス。

前述の通り砂被りは問題ないので内枠をひければさらに評価を上げたい😲

シルトプレ　😵C😵

10番人気　37.6倍　石川倭(57)

[3走前: Jpn1川崎記念7着]
内前有利な展開と馬場が10番手にいた同馬に向かず、さすがに同馬にはメンバーレベルが高すぎた→勝ち馬ライトウォーリアと2.4秒差7着も完全に度外視可能。

[4走前: 日本テレビ盃5着]
勝ち馬ウシュバテソーロはおろか、昨年覇者であるセキフウ(4着)と差のない5着→相手関係を考えても評価できる。

高い瞬発力➕持続力→昨年も上がり2位の脚で勝ち馬セキフウと0.6秒差5着まで追い上げており、今年もペースが流れうるメンバー構成で展開がハマりそう。

砂被りを嫌う馬で、昨年のように激走するには外枠がマストでほしいところで、現状はC評価😑

タガノクリステル　😵C😵

14番人気　80.9倍　古川吉洋(55)

[前走: 大沼S(函館L)9着]
差し有利な展開と馬場が10番手にいた同馬に向いたが勝ち馬サヴァと1.1秒差9着→評価できず。
イン有利なTBに逆行していたとはいえ負けすぎ。

折り合い面に課題あり1,200〜1,400がベスト→前走と同距離で評価を上げられず。

メンバーレベルが前走より上がるここではC評価🤮

テーオードレフォン　😲B😲

7番人気　21.8倍　丸山元気(57)

[前走: マリーンS3(函館OP)3着]
Hペースで差し有利な展開が逃げた同馬に向かず、同馬には不向きな稍重馬場→勝ち馬ナチュラルハイと0.3秒差3着も着差以上に評価できる。

[2走前: 大沼S(函館L)4着]
Hペースで差し有利な展開が2番手にいた同馬に向かず、落鉄もありながら勝ち馬サヴァと0.3秒差4着→「最も強い競馬をした」といえる内容。

先行してしぶとく粘るタイプ→すんなりハナを奪えれば通用しうる。

折り合い面に課題→同型も多くハナを奪えないとカカるリスクあり。

内枠をひければ評価を見直したいが、現状はBまで🫠

ドゥラエレーデ　😊A😊

1番人気　4.4倍　武豊(57)

[前走: ドバイWC5着]
勝ち馬ローレルリバーを除いて差し有利な展開が4番手にいた同馬に向かず→勝ち馬と2.4秒差5着も評価を下げず。

[2走前: フェブラリーS12着]
同馬に不向きなワンターンのマイル戦。外差し有利な展開と馬場が4番手にいた同馬にまったく向かず→勝ち馬ペプチドナイルと1.1秒差12着大敗も度外視可能。

先行してしぶとく脚を伸ばすタイプ→大崩れが少ない。

デビュー前の追い切りでのちにJpn1馬となるアイコンテーラー(マーメイドS2022出走時)の併せ馬時に外から単走してブチ抜いたこともある→持っている素質自体高いものがある。

気性面に課題→同じく気性面に難あるセキフウで昨年制覇した武豊が鞍上とはいえテン乗りはどうか⁉️

今回のペースが流れうるメンバー構成→展開向きづらそうな点もマイナスし若干Sと悩んだがこの評価までとした😂

ナチュラルハイ　✨S✨

4番人気　10.9倍　永野猛蔵(57)

[前走: マリーンS(函館OP)勝利🏅]
Hペースで差し有利な展開が4番手にいた同馬に向かず、直線でも前が詰まり加速に遅れるロスあったが2着サンテックスに0.2秒差つけて勝利→着差以上に評価できる。

[2走前: 大沼S(函館L)2着]
勝ち馬とは位置取りの差だけ(勝ち馬サヴァ→4角6番手イン、同馬→4角8番手外め)→力負けではないといえる。

中団好位から堅実にいい脚を使うタイプ→今回のペースが流れうるメンバー構成で展開向きそう。

札幌・函館では4戦すべて連対→前走の勝ち時計も少し時計の出やすい稍重馬場だったとはいえ1:43.6は優秀。

砂被りも問題ないタイプなのも心強い。

有力馬は多いが不安要素も多く、ここではOP実績しかない→人気しなさそうでオッズ妙味も加味してS評価☺️

フルム　😲B😲

8番人気　33.3倍　水口優也(57)

[前走: 大沼S(函館L)5着]
終始内をロスなく回り、直線でもスムーズに加速できたが勝ち馬サヴァと0.5秒差5着→評価できず。
ただ小回りでイン有利な馬場で直線やや外に膨らむロスもあったので上位勢とは位置取りの差だけという側面もある(同馬は4角9番手通過)。

今回のペースが流れうるメンバー構成で展開向きそうな点はプラス。

前走1,700にも対応できたとはいえ、右にモタれ気味だったことを考えればギリギリか⁉️

内枠をひければ評価を見直したいが、現状はBまで🫠

プロミストウォリア　😊A😊

3番人気　9.6倍　西村淳也(58)

[前走: Jpn1帝王賞(昨年)5着]
差し有利な展開が逃げた同馬に向かず→勝ち馬メイショウハリオと1秒差5着も評価を下げず。

[2走前: アンタレスS(昨年)制覇🏅]
Hペースとはいえ重馬場で内前が止まらない馬場が逃げた同馬に向いた→2着ヴァンヤールと0.1秒差つけて重賞2勝目も素直に評価できず。

高い先行力→ハギノアレグリアスやキングズソードらにも先着経験があり、能力の高さは最上位クラス。

今回は同型も多数参戦→展開が向きづらい。

番手からでも競馬はできるものの、これまで揉まれた経験がなく、血統面からも揉まれ弱く砂被りを嫌うタイプである可能性が高い(マジェスティックウォリアー産駒はこの傾向が非常に強い)。

1年1ヶ月ぶりの実践で状態面に不安ある点もマイナスしこの評価😉

ペイシャエス　😊A😊

6番人気　20.3倍　横山和生(57)

[前走: マーチS3着]
前有利な展開が(逃げたミトノオーと)やや離れた2番手にいた同馬に向いた→勝ち馬ヴァルツァーシャルと0.6秒差3着も素直に評価できず。

[2走前: ポルックスS(中山OP)6着]
差し有利な展開が4番手にいた同馬に向かず、斤量も60と最も重かった→勝ち馬ヴァルツァーシャルと0.5秒差6着も評価を下げず。

[3走前: 白山大賞典3着]
のちにチャンピオンズC2着などG1で活躍するウィルソンテソーロ相手に0.4秒差3着、今年の川崎記念覇者であるライトウォーリア(5着)に先着→能力の高さを示す。

前めから堅実に伸びるタイプ→今回のペースが流れうるメンバー構成で展開向きそう。

上がりのかかるタフな馬場が得意→昨年はセキフウに8着惨敗も当時は斤量59かつ休み明けかつ不良馬場で度外視できる。

競馬をやめるほどではないが、砂被りはあまり得意ではないタイプなので、外枠が必要になりそう(昨年は痛恨の最内枠)な点はマイナスし現状はこの評価😎

ベルダーイメル　😲B😲

12番人気　40.8倍　角田大河(57)

[前走: マリーンS(函館OP)8着]
差し有利な展開が5番手にいた同馬に向かず、道中外めを回され続ける距離ロスの大きい競馬→勝ち馬ナチュラルハイと0.7秒8着も度外視可能。

6走前グリーンCCは馬場や展開の恩恵あったとはいえ斤量60を背負わされながら時計は優秀→持っている素質自体は高いものがある。

前走で進展あったとはいえ折り合い面に課題。

砂被りは問題ないので内枠をひくor馬場が渋れば評価を見直したいが、現状はB評価🥱

ホウオウアマゾン　😵C😵

13番人気　70.0倍　菱田裕二(57)

[前走: 鳴尾記念11着]
終始外を回される距離ロスの大きい競馬になったとはいえ勝ち馬ヨーホーレイクと1.4秒差11着は負けすぎ。

[9走前: 根岸S12着]
終始内をロスなく回ったが勝ち馬レモンポップと1.6秒差12着→評価できず。

ダートは過去に1走だけとはいえ根岸Sの内容からも揉まれ弱く砂被りを嫌がる馬である可能性が高い。

立ち回りの巧さ➕持続力が武器の馬→ベストは小回りで札幌コース替わり(➕ダート替わり)も割引きしC評価😴

ミトノオー　😲B😲　🥺

2番人気　4.6倍　松山弘平(58)

[前走: 平安S制覇🏅]
内前有利な展開と馬場が逃げた同馬に完全に向いた→2着ハピとクビ差つけて重賞初制覇も着順・着差ほどの評価はできず。

[2走前: マーチS2着]
すんなり逃げ、終始距離ロスのない競馬ができた→勝ち馬ヴァルツァーシャルと0.1秒差2着も力負けの印象。

高い先行力が武器で逃げてしぶとい脚を使うタイプ→能力は今回のメンバーなら最上位クラス。

これまでの凡走歴からも揉まれ弱いタイプ→今回同型も参戦しており展開が向きづらい。しかもテンの速さはプロミストウォリアやテーオードレフォンよりは劣る。

直近2戦の重賞での好走は展開や馬場の恩恵あり→オッズ妙味薄い。

また、直近4年(函館開催だった2021年含む)のエルムSはSS系か米国型の種牡馬を父に持つタイプが馬券圏内を占める傾向にあり、昨年3着ロッシュローブ(ロードカナロア産駒)を除く馬券圏内11頭はすべてこれを満たしていた。昨年も1番人気ペプチドナイル(キングカメハメハ産駒)が13着大敗しており、血統面では嫌なデータとなる。

よって今回のぴえん🥺(危険)な人気馬となってしまうため評価を下げた😶

↓欧州型を父に持つ馬🐎の上位人気凡走例(過去4年)

昨年1人気ペプチドナイル(キングカメハメハ)13着
昨年4人気タイセイサムソン(メイショウサムソン)9着
22年3人気アイオライト(ローレルゲレイロ)8着
20年3人気エアスピネル(キングカメハメハ)7着
20年4人気ハイランドピーク(トーセンブライト)4着

欧州型はダートでは揉まれ弱く砂被りを嫌がる馬が多い傾向あり(代表例としてパイロ産駒にその傾向が強い)、のちにフェブラリーSを制覇するペプチドナイルもその例に漏れず。もちろん欧州型がすべて揉まれ弱いわけではなく、レースを重ねたり馬具を工夫するにつれ克服する(した)馬もいるとはいえ(ちなみに前述のペプチドナイルは現在克服気味)、ミトノオーはまだ4歳。3走前Jpn2名古屋GPでは先行勢がやり合って真っ先に失速していたことからも、同馬は揉まれ弱い可能性は否めない。今回は同型も多く、その二の舞になる可能性も...🤔

ユティタム　😲B😲

5番人気　18.0倍　佐々木大輔

[前走: アハルテケS(東京OP)10着]
差し有利な展開が4番手で先行した同馬に向かず、大きく折り合いを欠いて消耗の激しい競馬→勝ち馬と0.9秒差10着大敗も評価を下げず。
このときの勝ち馬ビヨンドザファザーはのちにJpn3マーキュリーCでクラウンプライドと差のない2着→相手関係を考えても評価できる。

[2走前: オアシスS(東京L)勝利🏅]
折り合いを欠いて消耗の激しい競馬ながらすでに重賞実績のあるペリエール(2着)やオメガギネス(3着)相手に勝利→能力の高さを評価できる。

好位からいい脚を使うタイプ→ペースが流れうるメンバー構成で展開向きそう。

とにかく気性面に課題で折り合いに難あり→距離延長で評価を上げられず。

また、ここまでのレース内容から鞍上が外にこだわっていることからも揉まれ弱く砂被りNG馬🐎である可能性も高く、好走には外枠が必要になりそうでB評価😯

🎯　まとめ　🎯

✨　S評価　✨
サヴァ
ナチュラルハイ

😊　A評価　😊
ドゥラエレーデ
プロミストウォリア
ペイシャエス

😲　B評価　😲
テーオードレフォン
フルム
ベルダーイメル
🥺 ミトノオー
ユティタム

😵　C評価　😵
ヴィクティファルス
シルトプレ
タガノクリステル
ホウオウアマゾン

🐎　おわりに　🐎

最後までこの🌳 エルムS 全頭診断 🌳を読んでいただき、誠にありがとうございます😊

今年のエルムSはドゥラエレーデやプロミストウォリア参戦など例年以上に豪華なダートG3となりましたね😂
おかげで評価に非常に頭を抱えてしまい、時間かかってしまったため、除外対象馬4頭は評価を割愛させていただきました😭
除外対象馬も評価してほしかった方々ホントにごめんなさい🙇‍♀️

冒頭でも挙げたとおりこれはあくまでも枠順確定前の全頭診断となっております。シルトプレなど、砂被りをどうしても嫌う馬も中にはいるので枠順確定後の見解は替わる可能性🉑はどうしてもあるので、その後の評価の上げ下げは個人の判断にお任せします😁
また、馬場が渋りやすい時期ではありますが、あくまで良馬場想定で診断しました。中には時計の出やすい渋った馬場のほうが得意なタイプもいるので、当日の天気や馬場状態には充分注意⚠️してください😎
追い切りは考慮に入れてない全頭診断となっております(最終追い前に診断したので考慮不可)。どんなに強い馬🐎でも調子良くないときに出走すれば凡走することも全然珍しくないのが競馬🏇なので、追い切りの見方を熟知されている方は、その内容の良し悪しで評価のアレンジをすることをオススメします。実際に自分も1週前、最終追いときちんと確認してから予想印☑️を決めております😉

最後になりますが、この全頭診断が少しでも参考になった、ためになったよって方はぜひこの記事に「いいね👍」をお願いします🙇‍♀️🙇‍♂️

皆様の馬券が無事的中🎯できるよう、心から祈りを込めてこの全頭診断の〆とさせていただきます🙏

皆様の馬券に幸運を🤞✨
Good Luck💕