🍉　G2 札幌記念2024 全頭診断　🍈

※評価はC<B<A<Sの順です😲
※あくまで枠順確定前の全頭診断です。確定後は見解替わる可能性あります🙇‍♀️
※追い切りは考慮に入れておりません(最終追い前に診断したので考慮不可)🙇
※あくまで良馬場想定で診断しました🙇‍♂️
※想定人気はNetkeibaさんより。8/12現在のものを使用しました🙋‍♀️

🏇　コース紹介　🏇

札幌・芝2,000m Cコース使用

1965年に創設された札幌競馬場で最も歴史の古い重賞。当時は寒冷地のため芝コースが設置されておらず、ダート2,000で行われていたが、1990年から現在の右回り芝コースでの施行となった(ちなみに札幌競馬場に芝コースが設置されたのは1989年だが、芝の育成・保護のために1990年からの施行。1989年はダート右回り1,700で開催)。ちなみに負担重量は1990〜96年はハンデ戦、1997年以降は別定戦、2006年から現在の定量となっている。
毎年G1馬もそれなりに参戦し、豪華メンバーとなるサマー2,000シリーズ第4戦。このコースは1角までの距離が385.1mと充分あり、函館同様小回りと思われがちだが、全10場のなかで4番目にコーナー角が緩やかなため(阪神→東京→京都≒札幌)まくりも有効で、A,B,Cコース関係なく枠の差はフラットとなり純粋な馬の能力が問われやすいといえる。もちろんそんなコース形態のうえ、上級条件になればペースが締まりやすくなるので逃げ切りは至難の業。また、札幌競馬場は洋芝を使っているので、上がりがかかるタフな競馬場。そのためスタミナ面も要求されやすく、距離延長組は苦戦傾向。東京2,400で実績をあげた馬など、距離短縮ローテのほうが結果的に好走しやすく、マイルまでしか好走例がない馬など距離延長組はやはり苦戦傾向にある。...とはいえ函館競馬場よりは水捌けはいいので、馬場が悪化しづらく、良馬場になることも多く、高速決着に意外となりやすいのも特徴。中距離をこなせるスタミナを持ち、スピードの持続力に長けたタイプを狙うのが吉といえるだろう🤔

アウスヴァール　😵C😵

10番人気　108.9倍　古川吉洋

[前走: 函館記念3着]
内前有利な馬場が逃げた同馬に向いた→14番人気ながら勝ち馬ホウオウビスケッツと0.7秒差3着も素直に評価できず。

ノヴェリスト産駒は夏に強い傾向にあるものの前走よりメンバーレベルが格段に上がる。

何がなんでもハナというタイプでもなく、今回は楽に先行できるメンバーでないここではC評価🥱

シャフリヤール　😊A😊　🥺

2番人気　6.9倍　武豊

[前走: 海外G1ドバイSC2着]
前残りな展開が3番手にいた同馬に向いた→勝ち馬レベルスロマンスと2馬身差、3着リバティアイランドと1馬身差2着も素直に評価できず。

[2走前: 有馬記念5着]
内前有利な展開と馬場が5番手のインにいた同馬に完全に向いた→勝ち馬ドウデュース(0.3秒差)をはじめ、ハイレベルなメンバー相手に5着も力負けの形。

好位から堅実にいい脚→ペースが流れうるメンバー構成で展開がハマりそうで、スムーズなら。

かつて喉なりを持っていたものの、手術を受けてからは能力を発揮できるようになっている点もプラス。

2戦続けて展開向いてのG1掲示板内→オッズ妙味薄くこの評価。

また、全兄アルアインは500kg近い大型馬で皐月賞、大阪杯など2,000を中心に活躍したのに対しこちらは470kg台の中距離馬と血統は同じでも実績に違いが多い。同馬も3歳春までは毎日杯を制覇など短い距離に対応も以降は2,400以上で安定した成績。4歳で挑んだ天皇賞秋も4コーナー回ってラスト2Fまでは横一線も突き放され0.6秒差5着敗退。昨年挑んだ札幌記念も馬場が不向きだったとはいえ11着はさすがに負けすぎている。よって同馬に2,000はやや短いといえそう。

気性面に課題あり、道中は抑えるのに苦労するシーンも見られる。昨年の札幌記念もジャックドール、アフリカンゴールドと逃げ馬が揃ってMペースにもかかわらずカカってしまい敗退。今年のメンバーは12頭立てのうえ、逃げたことのあるタイプの参戦はあるが何がなんでもハナというタイプは存在せず昨年よりもペースが遅くなる可能性が高いと考えられる。そのため、今年はよりカカるリスクが高くなると思われる。

さらにここ5年の札幌記念は欧州血統持ちが活躍する傾向が強まっており、現在5年連続で父or母父にそれを持っている馬が制覇している。欧州血統を持たずに好走できたのは過去5年の3着以内馬でわずか2頭しかおらず(2021年1人気2着ラヴズオンリーユー、2020年1人気3着ラッキーライラック。このように上位人気に推されるG1馬ですら勝ちきれていない)、昨年3人気ダノンベルーガ(4着)、2022年4人気グローリーヴェイズ(6着)など人気馬の凡走例も多い。シャフリヤールも父SS系のディープインパクト、母父も米国血統の組み合わせで配合面にも不安が残る。

よって今回のぴえん(危険)🥺な人気馬となってしまう。

典型的なディープ産駒らしく道悪が苦手なタイプで、稍重馬場の昨年はプログノーシスと3.3秒差11着と大惨敗しているので、馬場が渋ったらさらに評価を下げたほうがいいだろう☺️

ジオグリフ　😊A😊

3番人気　11.3倍　横山武史

[前走: 安田記念6着]
直線で前が詰まり追い出しに遅れるロスありながら勝ち馬ロマンチックウォリアーと0.5秒差6着→着差以上に評価できる。
ただしパワーを要する稍重馬場自体は向いていたので過信はできない。

[2走前: 大阪杯5着]
内前有利な展開と馬場が4番手内めにいた同馬に向いた→勝ち馬べラジオオペラと0.3秒差5着も素直に評価できず。

機動力の高さ➕パワー→札幌2歳Sで2着(アスクワイルドモア)に0.7秒差圧勝しているように札幌コース適正が高い点はプラス。

直近3走(とくに3走前中山記念)は馬場が向いたなかで勝ちきれず早熟血統→成長力では他馬に比べて劣る。

内枠をひいたり馬場が渋れば評価を見直したいが、現状はA評価😳

☆   追記　☆
かつてチャンピオンズC(15着)などダートを使われてきたこともあったが、砂被りを嫌がる馬なので今後も芝のほうがいい。
チャンピオンズC15着大敗は砂を被って競馬を完全にやめていた。

ステラヴェローチェ　😲B😲

4番人気　12.6倍　横山典弘

[前走: 安田記念9着]
折り合いを欠いて消耗の激しい競馬。直線でも終始外を回り続ける距離ロスの大きい競馬→勝ち馬ロマンチックウォリアーと0.7秒差9着も仕方のない敗戦。

[2走前: 大阪杯4着]
内前有利な展開と馬場が10番手外めにいた同馬に向かなかったが勝ち馬べラジオオペラと0.1秒差4着善戦→負けて強しの内容。

エフフォーリア、シャフリヤール、タイトルホルダーらの世代の5本の指に入るほど素質が高い馬→スムーズなら今回のレベルでも通用する能力あり。

前走距離短縮ローテにもかかわらず掛かる→折り合いに課題で距離延長で評価を上げづらい。

パワー・スタミナを活かせるタフな馬場がベスト→スピードも問われるCコース替わり初週の馬場は割引きし若干Aと悩んだがこの評価。

内枠をひくor馬場が渋れば評価を見直したい🫣

チャックネイト　✨S✨

9番人気　49.6倍　佐々木大輔

[前走: 函館記念6着]
トップハンデの斤量58.5、内前有利な馬場が9番手で終始外外を回した同馬にまったく向かず、3〜4角で前の馬(デビットバローズ)が下がってきたときに詰まる不利ありながら勝ち馬ホウオウビスケッツと0.9秒差6着→着順・着差以上に評価できる。

[2走前: 天皇賞・春14着]
中団馬群で2周目向こう正面から追い通しになり、4角で後退→同馬には距離が長かったと思われ度外視できる。
初の関西遠征に加え、一般的に淀の下り坂が苦手なハーツクライ産駒の典型らしく京都では本来の疾走りができなかった可能性も考えられる。

中団好位から堅実な脚→展開不向きでも天皇賞以外では大崩れしていない。

4走前のアルゼンチン共和国杯の内容が非常に優秀で、直線で前が詰まり、外に持ち出すロスありながらのちにG1でも好走するゼッフィーロ相手に0.2秒差3着(ヒートオンビートと同着)としており、能力はこのメンバーでも上位クラスといえる。

直近2走の敗因明確な凡走→オッズ妙味高くS評価😘

ドゥラエレーデ　😲B😲

5番人気　13.0倍　藤岡佑介

※芝・ダート兼用馬。
[前走: エルムS(ダート)2着]
Sペースで内前有利な展開が2番手にいた同馬に向いたが勝ち馬ペイシャエスと0.1秒差2着惜敗→素直に評価できず。

[6走前: セントライト記念8着]
イン有利馬場で押してからハナを奪った同馬に向いたが勝ち馬レーベンスティールと1.1秒差8着大敗→評価できず。

[7走前: 宝塚記念10着]
外差し有利な展開と馬場が2番手にいた同馬に向かず、かなり折り合いを欠いて消耗の激しい競馬→勝ち馬イクイノックスと1.1秒差10着大敗も評価を下げず。

前め好位から堅実な脚➕上がりのかかるタフな馬場・レースが得意→札幌の洋芝適正が高く、今回何がなんでもハナという馬も不在で展開がハマりそう。

近走は良化しているが、気性面に課題。

高速馬場時の総合的な能力はこのメンバーではやや劣り気味→馬場が渋れば評価を見直したいが、現状はB評価😐

トップナイフ　😲B😲

8番人気　31.4倍　田辺裕信

[前走: 函館記念10着]
内前有利な展開と馬場が3番手にいた同馬に向いたが勝ち馬ホウオウビスケッツと1.2秒差10着→評価できず。
ただ長期休養明けで本調子でない(レース後そのようなコメントあり)➕斤量57.5と重かったことを鑑みればある程度度外視できる内容でもある。

[2走前: 菊花賞14着]
出遅れ➕高速馬場➕長すぎる3,000mとすべてが同馬に向かず→度外視。
このレースでスタート直後に膝蓋(しつがい。膝のお皿のこと)を外しており、本来なら競争中止してもおかしくないながら(菊花賞で同馬はまったく追わなかったが、おそらくそれに気づいてのことだと思われる)ゴールしており、根性の高さは評価できる。

3走前の昨年の札幌記念の内容が非常に優秀で、差し有利な展開と馬場が向いたとはいえ勝ち馬プログノーシスと0.7秒差つけられての2着だが、ダノンベルーガ(4着)、ヒシイグアス(5着)、ジャックドール(6着)、ウインマリリン(9着)、シャフリヤール(11着)などG1で活躍する馬たちを根こそぎ撃破→タフな洋芝適正が高く、持久戦となればこのメンバーでも通用しうる。

ゲートにやや課題→3歳時クラシック3冠レースすべてで膝蓋を外しており、再発の可能性も。

前走陣営が「狙ってきたレース」と話していたが大敗→昨年のクラシック勢のレベル・成長力にも疑問符あり。

前走長期休養明けとはいえ得意なはずの洋芝で展開向いていたが良馬場でさすがに負けすぎ→馬場が渋れば評価を見直したいが、現状はB評価。

昨年は追い切りからもベストコンディションのようだったので、追い切りを見て判断したいところ。
→...とはいえその昨年より3kg斤量増えるが😑

ノースブリッジ　😲B😲

7番人気　21.2倍　岩田康成

[前走: QE2世カップ3着]
イン有利な馬場が逃げた同馬に向いた→勝ち馬ロマンチックウォリアーとクビ差、2着プログノーシスと約2馬身差の3着好走も素直に評価できず。

[2走前: 海外G3アミールトロフィー(カタール🇶🇦)4着]
レベルスロマンス(勝ち馬)、ゼッフィーロ(2着)などおおよそG3とは思えない豪華メンバー。ここでも終始4番手の内めをロスなく回り、直線でもスムーズに加速できていた→力負けの形。

[3走前: 天皇賞・秋10着]
差し有利な展開が4番手で先行した同馬にまったく向かず→勝ち馬イクイノックスと2.8秒差10着大敗も完全に度外視可能。

前め好位から堅実な脚、上がりがかかるタフな馬場が得意なタイプ→札幌コースはプラス。

決め手はこのメンバーではやや劣り、立ち回りの巧さを活かしたいタイプ→内枠をひければ評価を見直したいが、現状はこの評価😅

プログノーシス　✨S✨

1番人気　1.5倍　川田将雅

[前走: 海外G1 QE2世カップ(香港🇭🇰)2着]
出遅れて最後方からとなり、外からまくる距離ロスの大きい競馬になりながらのちに安田記念を制覇するロマンチックウォリアーとクビ差2着→能力の高さを評価せざるをえない内容。

[2走前: 金鯱賞制覇🏅]
イン有利馬場、差し有利な展開が8番手のインにいた同馬に向いたとはいえ本調子でないながら(コメントで「状態に関してはきつい状態で競馬に来ているなという印象でした」とコメントあり)2着ドゥレッツァに0.8秒差圧勝→評価せざるをえない内容。

決め手となる高い瞬発力➕持続力→前走よりメンバーレベルがはるかに楽になり、ペースが流れうるメンバー構成でスムーズなら勝ち負け。

出遅れ癖がありゲートと位置取りに課題→札幌記念はCコース替わり初週で良馬場だと案外イン前が止まらない傾向もあり、取りこぼす可能性も視野に入る。

昨年は2着トップナイフ相手にに0.7秒差圧勝も当時はタフな水分を含んだ稍重馬場、外差し有利な展開と馬場が向いての勝利→良馬場だと❓

...とはいえ決め手は最上位クラス間違いなく、よほどのことがなければ馬券圏外は考えにくいためここではS評価😁

ホウオウアマゾン　😵C😵

12番人気　297.6倍　菱田裕二

※前走のダート戦は割愛しました🙏
[2走前: 鳴尾記念11着]
終始促しながらの追走でまったく見せ場なく勝ち馬ヨーホーレイクと1.4秒差11着敗戦→評価できず。

エルムS(13着)などダート戦では砂被りを嫌がるので芝に戻すのはプラスもメンバーレベルが格段に上がるここではC評価🤮

ボッケリーニ　😊A😊

6番人気　14.9倍　浜中俊

[前走: 鳴尾記念2着]
差し有利な展開が中団8,9番手にいた同馬に向いた→勝ち馬ヨーホーレイクとアタマ差2着も素直に評価できず。

[2走前: 日経賞5着]
差し有利な展開が3番手外めを回って先行した同馬に向かず→勝ち馬シュトルーヴェと0.3秒差5着も着差以上に評価できる。

中団好位から堅実な脚→8歳になっても健在で重賞でも大崩れしない。
4走前チャレンジCではのちにG1馬となるべラジオオペラ相手にタイム差なし(ハナ差)の接戦をしており、能力の高さはこのメンバーでも上位レベルといえる。

初の洋芝札幌コースも血統面(ラブリーデイの全兄)や実績面からも上がりのかかるタフな馬場を得意としており、長距離輸送さえ問題なければこなせるはず。

集中力に課題ありソラを使う(疾走ることへの集中力を欠くこと)癖がある→前走よりメンバーレベルが格段にあがり、好走には内枠がマストで必要になりそう。

内枠をひければ評価を見直したいが、現状はA評価🙄

モズゴールドバレル　😵C😵

11番人気　112.5倍　池添謙一

[前走: クイーンS8着]
終始7,8番手のインをロスなく回り、直線でもスムーズに加速できたが勝ち馬コガネノソラと0.3秒差8着→評価できず。

血統面からも2,000は長そうで、11走前の唯一の2,000m戦(八代特別。小倉2勝クラス)でも14着大敗しているように距離延長で評価を上げられず。

メンバーレベルが前走より格段に上がるここではC評価🥱

🎯　まとめ　🎯

✨　S評価　✨
チャックネイト
プログノーシス

😊　A評価　😊
🥺 シャフリヤール
ジオグリフ
ボッケリーニ

😲　B評価　😲
ステラヴェローチェ
ドゥラエレーデ
トップナイフ
ノースブリッジ

😵　C評価　😵
アウスヴァール
ホウオウアマゾン
モズゴールドバレル

🐎　おわりに　🐎

最後までこの🍉 G2 札幌記念2024 全頭診断 🍈を読んでいただき、誠にありがとうございます😊

今年は登録わずか12頭と少し淋しいですが、メンバーレベルの高さは相変わらずでG1馬🐎も複数参戦しており、楽しみな一戦となりました。個人的にもサマーシリーズで最も楽しみにしていた一戦だけに、全頭診断のやりがいがありました。いつも通り一生懸命書いてまとめたので皆さん参考にしていただければと思います😊

冒頭で説明した通りこれはあくまでも枠順確定前の全頭診断となっております。良馬場時はインが強い傾向にあり、折り合いに不安あったり距離的にギリギリの可能性がある馬🐎も中にはいるので枠順確定後の見解は個人の判断にお任せします🫣
また、台風🌀も発生しやすい時期だけに、当日の馬場状態が気になるところではありますが、あくまで良馬場想定で全頭診断を行いました。一部の馬🐎は馬場が渋ればよりパフォーマンスを上げる馬🐎、道悪が苦手な馬もいるので当日馬場が渋った際の評価のアレンジも個人の判断にお任せします😁
さらに追い切りは考慮に入れてない全頭診断となっております(最終追い前に診断したので考慮不可)。どんなに強い馬🐎でも調子が良くないときに出走すれば負けることも全然珍しくないのが競馬🏇でもありますので、追い切りの見方を熟知されている方は、その内容の良し悪しで評価のアレンジをすることをオススメします。実際に自分も1週前、最終追いとしっかり確認してから予想の印☑️を決めております😲

最後になりますが、この札幌記念2024の全頭診断が少しでも「ためになった・参考になったよ」って方はぜひこの記事に「いいね👍」をお願いします🙇‍♂️🙇‍♀️🙇

皆様の馬券が無事的中🎯できるよう、心から祈りを込めてこの全頭診断の〆とさせていただきます🙏

皆様の馬券🎫に幸運を🤞✨
Good Luck💕