子宮体がんになっちゃった⑥

 
最初に言っておく。私は『はたらく細胞』が好きだ。


組織診断結果

退院して2週間後、初の通院。
摘出した組織の検査結果。そして『ステージ確定』。
審判の日かー……痛む腹をさすりながら知り合いに送って貰って、私は病院に行った。

そうそう、その前日。傷口がちまっと開きました。後日また開いたんですけど、察するに自分で買って貼った術後テープが肌に合わなかったかも(先生からは「このテープは傷口が完全に乾いてからのだよ!」と叱られもしたので、私の貼り方が悪くもあったようだけど)。レビュー良かったから買ったんですけどね、高かったのに。まあ仕方ない。


ドクター「検査の結果ですけど、ステージは当初の予想通り1Bでした。リンパ節の転移はありませんでした。」

私「はい(おっしゃー!)」

ドクターからはリンパ節転移が有れば抗がん剤、無ければ経過観察だと最初言われていたので、これで経過観察か!と思ったのですが……

ドクター「ガンには『グレード』というものがありまして。グレードは1・2・3と分かれます。進む毎に再発リスクが上がるんですね。あなたは『グレード 2』です。」

要は、細胞くんが再発の可能性を秘めてしまっている子達だと。

ドクター「他のドクターと相談したのですが、再発予防の為の抗がん剤治療。やりましょう。」

やるのかー、そうかー。

TC療法という治療。だいたい6回やるところを、私は再発予防なので3回。初回は1週間入院予定。打った日や次の日くらいは元気な人が多いらしいけど、2、3日すると「気持ち悪い」って言い出す人が増えるそうな。2回目からは外来でOKと。
後で検索し、ツイッターやらブログやらで先人たちの言葉を見てみたが、確かにいわゆる『副作用』が結構出る人居る模様。
そして先生の話の中で有った怖い副作用。血小板ちゃんと白血球さんの人数が減る事。
素人頭でもわかるのは、怪我が怖い。感染症が怖い。虫さされも。
だって、つまりは出血を止める職人さんと細菌ウイルスぶっ殺す隊の人数が減れば、菌にとってパラダイス体内だもの。

ドクター「あと、ショック受ける人が多いので先に言っておきます。脱毛、有ります。」

あー、代表的なアレかー。

先日読んだマンガ『霊能者だけどガンになりました』(おすすめ)を思い出し、よしヅラだ!ヅラを楽しむんだ!いっそいつも某SNSアバターでやってるような、赤!って赤とか水色とか。ド金髪とか良いじゃねーか!

私「はい、覚悟します。」

と、私は神妙な顔を作ったが、ヅラの事を考える事で気持ちが楽になりました。
抗がん剤ってがん細胞に強く出るけど、その次に出るのが毛根なんですって。治療終われば生えてくるそうだし。しゃーない、頑張ろ。

その後話の流れでダイエットしていると伝えたんだが、減らさんでくれと言われてしまう。
帰り際の一言だったので何故かと聞かなかったのだけれど、後で前述のマンガ読み直したら「抗がん剤の量が体重で決まるので あまり増減させちゃいけないんだよね」とのセリフ。あの方とは治療法違うけど、そういう事かなのかな?
という訳で。今は病院に報告した体重から、極力増減させないようにしています。


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