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サンディエゴ・パドレスの開幕ロースター予想

 お久しぶりです。最近はアイスホッケーも楽しんでいるでんすけです。念願のワールドチャンピオンを目指すシーズンとして、STを楽しみにしていたのですが…。包み隠さず言うとつまらない。と言うのも、打者の主力の多くがWBCに召集され、そしてここ数年のプロスペクト枯渇化によって、フレッシュなパフォーマンスを発揮する若手が少なく、今年いっぱいまでAAAクラスで使われる当座凌ぎの選手ばかり出てくる事が影響してます。でもアイスホッケーも楽しいですよ。

アクティブロースターの予想

 先発投手は、ジョー・マスグローブが左足の親指を骨折した影響でロースターからは漏れる予想です。ただし、4/6のアトランタ戦で登板に向けての調整をしているという情報があるため、この場合は10-Day ILに入らず開幕からロースター入りとなります。




 ブルペンピッチャーについては、ドリュー・ポメランツがここまでは離脱することなく調整を続けています。現時点(3月12日)ではSTで登板しておらず、スローペースの調整なのが気がかりですが、IL入りしないのであればこのままロースター入りとなります。
 ホルヘ・ロペスはSTでの成績はパッとせず、ロースター入りは憚られる出来なのですが、ルール5ドラフトで獲得した選手であるため、TBに返却するか、トレードで放出しない限りはロースターに入れ続ける責務を負います。
 野手について、ブランドン・ディクソンはおそらく開幕を迎える前にDFAされると思われます。ロースター入りする選手は大方予想通りのものとなるでしょう。ただし、マスグローブが開幕をILで迎えた場合、STでアピールしているティム・ロペスかデイビッド・ダールがメジャー契約を獲得し開幕ロースターに入る可能性があります。
 以下の表は簡易予想ロースター表です。


先発ローテーション

 ここまで投手の仕上がりを見た印象としましては、あまりポジティブな要素は出てきていません。先述のマスグローブの離脱、ダルビッシュは早期にWBC日本代表に合流するという選択をし実戦での調整不足。ローテ入りを争うセス・ルーゴ、ブレント・ハニウェル、ジェイ・グルーム、フリオ・テイランらは、ローテ定着を見込めるほどの内容の投球はできていないと見ています。スネルがここまで離脱なく調整できている事、マイケル・ワカを獲得しローテに大穴が空く事は回避しているのがまだ良い点でしょうか。


開幕から二週間の先発投手予想

ジョー・マスグローブは想定より早く復帰できる見通し

 12日にブルペン入りする姿が報じられ、長期離脱の可能性を払拭しました。この事はパドレスファンを大いに安堵させたと思います。このまま順調に調整できるならば、今季初登板は4月6日を睨んでいるようです。仮に調整が遅れた場合は、ハニウェル、ウェザース辺りを起用する事になるでしょうか。強打のブレーブス打線を相手には不安が大きいので、マスグローブの調整が上手くいく事に期待しましょう。

フェルナンド・タティスの復帰時期とその起用

 さて、ある意味では今年パドレスで最も注目されていると言っていいタティスについてです。STでは快音は出ず、ファンとしては物足りなさもあり、不安を掻き立てられるものです。ただ、今の時期にピークを持ってこられても、ST終了後は3週間以上は試合に出られませんので、あくまで調整という位置付けで大丈夫でしょう。
 懸念は守備面です。ここまでは今年主に起用されるであろうRFで守備についていますが、フライの目測に手間取ったり、打球の処理にぎこちない動きがあったりと、不慣れさを露呈する機会が多いのが現状です。最短での公式試合復帰は現地4月20日、まだ1ヶ月以上は守備を鍛えられるので、焦る時ではありませんが、それまでに上手くいかなければDHを使う事も考えなければなりません。既にDHで使う事で負担減に努める必要があるネルソン・クルーズ、マット・カーペンターの二選手を擁しているため、チームとしてはタティスに多くDHを使う事は望ましくないでしょう。彼の類いまれな才能が不安を吹き飛ばしてくれる事を願います。

ロースターの柔軟性

 40人枠でマイナーから選手を上げ下げする事を考えるのですが、ここは心許なさがあります。アクティブロースターに入るであろう選手の中で、マイナーオプションを有している選手は、ウィルソン、ヒル、キャンプサーノ、アゾカーしかおりません。うち、捕手であるキャンプサーノは代替が難しいポジションなので、よほどの事がない限りはマイナー降格できないでしょう。
 マスグローブがILに入らない場合と、タティスが復帰する際、そしてアクティブロースター上限が25人に減らされる5月以降の三度は再編を迫られます。この選択は興味深い事になるかもしれません。候補は様々ですが、ウィルソンをマイナー降格させ、ルーゴをリリーフ専念させる、アゾカーを降格、ロペスをTBに返却、あるいはクルーズが2019年キンズラーレベルに成績が低迷した場合にDFAなど、想像が膨らみます。まあパドレスクオリティだと、誰かが10day-IL入りしてその隙間を埋める事が一番現実的だと思いますが。

最後に

 今このタイミングで書くつもりはなかったんですが、本当にST見てると暇だったんです。何が悲しくて頭からディクソンとかラベロとかウィティなんかを見なければいけないんですか…。カブス戦ではハイスペック投手が数多く出てきてなすすべなくノーヒッターを食らいました。その程度なので、わざわざピオリアまで行って熱心に観ているファンは忍耐強いと思います。
 ジャクソン・メリルは初戦の三安打で期待が高まりましたが、現状はアプローチ先行の打撃になってますね。まあHigh-A級相応の選手なのでじっくり見ていってもらいたいです。
 マチャドの記事は結局書かずじまいになりそうですね。自身の調子が特に悪い時期で筆を持つ気になれなかったのもありますが、この辺りは私が発奮せずともnote記事作成に熱心な方が書くだろうという怠惰の表れでもあります。

 さて、シーズンが始まれば特に何か書く事があるかは分かりませんが(絶え間なく試合があるので一息つける期間がない)、北米アイスホッケーのドラフトの事でも書いてみようかな。

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