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パ・リーグ2022順位予想

球春到来だが、今年もライオンズの春は寒い。
今回の予想は贔屓目なしで評論しますが
私の贔屓は埼玉西武ということは念頭に置いていただきたい(どうしても主観が入るためです)

1位 東北楽天ゴールデンイーグルス

2年連続順位予想圧倒的1番人気の金満球団。
ちゃらんぽらんな評論家達がこぞって評価しているという点で胡散臭いが、その保有戦力は確かに強力で今年は不動の1番打者西川遥輝を獲得しセンターの穴も1番打者という打線の穴も埋めてしまった。
左の巧打者として西川鈴木島内岡島茂木が揃っていることはパ・リーグでも随一の長所であろう。Aクラス入り、そして優勝へのキーマンは新外国人のギッテンス、マルモレホス、そして浅村栄斗になるだろう。
新外国人の2人に関しては優勝には少なからず100試合以上350打席以上且つops.750以上の水準は求められる。
そしてこちら復活が待望視される浅村だが、今年32歳になるシーズンなので加齢による身体能力、動体視力の衰えは確実なので、技術的にカバーできるかが鍵となる。元々はコンタクト力に定評のあるアベレージヒッターであった浅村であれば、近年の三振パワー型から洗練された出塁返す打撃のできる打者になれると思う。
やはり楽天のキーマンは浅村栄斗だ。
ブレイク候補としては辰巳をあげたい。
守備だけでもチームに大きなプラスを生み出す選手でパンチ力もある。個人的には.250打てればスタメン確定という選手だと思っているので頑張って欲しい。

2位 埼玉西武ライオンズ

お前やったなと思ってらっしゃるそこのあなた。
至って真面目ですご安心を。
去年最下位で年々戦力ダウンが顕著な所沢のド田舎球団がAクラス入り、ましてや2位なんてありえないとお思いでしょうが意外とあるかもしれないんです。
投手陣は高橋今井松本の三本柱が安定してイニングを稼いでくれる見込みがあり、今期新外国人投手No.1との呼び声も高いエンスはいきなりこの枠に飛び込んでくるであろう。成績は20登板以上8勝以上を望みたい。また4球団競合ドラ1の隅田知一郎もOP戦の出来を見るにローテには間違いなく入ってくる。こちらの成績は20登板以上7勝以上を見込みたい。残り1枠は渡邉、與座、本田、スミス、佐々木、浜屋、佐藤あたりの熾烈な争いになるであろうが全員で20勝くらい稼いでくれれば十分である。
野手陣は言わずもがなかつて山賊打線と謳われた暴力打線を取り戻したくはあるのだが、現実問題あの頃の打線の核となる秋山翔吾、浅村栄斗は流出し、山川穂高、外崎修汰はスケールダウン、中村剛也、栗山巧は衰えが目立つ。
そういった点から若手へと移行すべき年なのだが特に台頭に期待したいポジションが外野2~3枠とサードである。外野についてはOP戦絶好調の鈴木将平が1枠埋めてくれる可能性が現状高いが、残り1~2枠は暫定だとオグ栗山愛斗若林高木岸の順に期待されている。個人的には最終的に7若林8鈴木9愛斗(オグレディは使うが流動的に外野の各ポジを)となるように期待したい。
全てが上手く機能すれば優勝も夢じゃないが現実的に考えたらAクラスが妥当と考えている。
その中でも彼らが活躍しないとAクラスもありえないというキーマンは山川穂高、外崎修汰、鈴木将平、そして新外国人のオグレディだろう。
山川に関しては不注意による怪我などなく安定してフルシーズン出ればHR王は余裕で取れるほどの長打力が未だ健在なので、より確実性を高めた打撃で真の4番に返り咲いていただきたい。
外崎はここ2年守備は素晴らしいものがあるのだが、打撃はとてもレギュラーを任せられる水準に達していない。2019年のような打撃を取り戻せば、侍Jのセカンドにもなりうるのだが現実的に復活を考えるとまずは.270 18本 75点とこれくらいの成績(2018くらい)に戻してくれればこの上ない誤算だ。
鈴木に関しては期待値によってキーマンとして名前が上がった形だが、コンタクト力の高さ、出塁能力の高さ、洗練された外野守備など二軍レベルでは敵無し且つブレイクに必要な要素も揃いに揃っているので、期待しないはずがない。成績は100試合以上スタメン出場し、.270 10本 60点 ops.800以上を目指して欲しい。彼ならこれくらいできると信じている。
そして期待の新外国人オグレディ。スパンジェンバーグより確実に打撃が良いし、ゾーン管理も優秀なので単純な成績であれば.285 24本 78点 ops.830以上は見込めるだろう。なんとか早期合流を果たし、日本の野球に溶け込むことが出来るよう日々祈っている。
贔屓なだけにブレイク候補は数人あげさせていただきたい。
まず、ブランドン。恐らく近い将来3番辺りを任せられる逸材であり、選手像としては松田宣浩のようになれる選手である。今年の目標はサードのレギュラー争いに勝ち100試合以上スタメン、.260
15本 50点くらいを超えて来て欲しい。彼ならできる。
次に渡部健人。DeNA牧を取らずに取ったことから当垢から華麗なバッシングを多々くらっている彼だが、器用にならず打てる球を打つような打者になればきっと道は開ける。今年は50試合以上上で出場することが目標だ。
打率は気にしなくていいので思いっきり振って見て欲しい。
最後に、俺クラス万年トッププロスペクトの西川愛也。将来的に外野3枠を埋めるのは西川若林愛斗鈴木のうちから3人だと思っているので彼には頑張って欲しい。天性のバットコントロールを持っているが、天才肌なためハマる打撃フォームが見つからずプロ入りから4年間苦労してきた。彼には筋肉をつけて長距離打者になって欲しいので今年は二軍で最低ops.850以上を記録して後半には一軍の外野手争いに絡み華麗にレギュラーを掴み取って欲しい。

3位 千葉ロッテマリーンズ

このチームは本来今期には優勝を狙える状態、どの予想にも1.2位予想がされてなければいけないチーム編成である。
若手の台頭も佐々木を筆頭に多少見込めるものの、問題はあの迫力のない打線である。
マーティン、レアードの両助っ人に頼りきりで、迫力はないが好打者の荻野貴司、中村奨吾あたりが好調なことで昨年は何とか2位になれたが、今年は全員昨年よりも成績低下の可能性も高くはあるのでそうした時に打線のスケールのなさが際立つ。
藤原、安田、山口のような選手がリーグ平均以上の打者になればいいが、怪しいところである。
そのため、野手陣の評価は低めに見積もっている。
一方、投手陣は数も質もだいぶ高い水準にある(羨ましい)先発陣は佐々木小島美馬石川らに鈴木種市岩下二木河村ロメロあたりが見込め、リーグでも上位クラスのラインナップ。中継ぎは国吉佐々木千隼益田の勝利の方程式が強力すぎるので安定感は凄まじい。
2000年代後半から2010年代前半の中日的投手力ゴリ押し優勝も有り得なくはないが、Aクラス入りが限界な気もするのでこの順位となった。
このチームのキーマンは安田と藤原であろう。
日本人の左打者で好打者がいないだけに、ロッテにおいてトッププロスペクトであるこの2人の覚醒は優勝には欠かせない。
藤原は線がいつまで経っても細いままなので当初トリプルスリーを狙える選手だと思っていたが今は、.270 10本 60点 35盗塁くらいの1番打者になるのが1番早いだろう。
次に安田だがこちらは少々、頭のいい打者を目指しすぎてる節がある。本人の打席での落ち着きようはギータ、正尚を彷彿とさせるがアプローチがついてきていない。個人的には同性の楽天ルーキーの彼のように力任せに振って欲しい。
安田は.230 30本 80点でいい選手だしランナーを返すのは得意なので率にこだわらず吹っ切れればこのくらい不可能ではないだろう。

4位 福岡ソフトバンクホークス

パ・リーグの絶対覇者。泣く子も黙るソフトバンクホークスが何故この順位なのか、理由は明確だろう。打線のコアの異常なまでの高齢化とは相反して若手の底上げは一向になく、ドラフトでも即戦力野手の獲得は滅多にない。素材型高校生をかき集めては見事に大成しない、この繰り返し。
投手陣は千賀石川を筆頭に何とかなりそうな気もするが、肉丸の代わりがレイだったりすることも不安要素ではある。中継ぎは量、質共にやはりずば抜けているので采配次第。
野手陣はあまりにも穴のポジションが多い。
まず二遊間、ここは正直スケールの大きい選手が二軍にもいないので絶望案件である。
柳田グラシアルの2人がops.950以上、栗原が.870以上できて初めて2位以上に絡めるかどうかくらいであろう。
サードの松田宣浩後継者問題も深刻である。
リチャードはまだ今年も一軍でのフルシーズン戦力化は難しいと考える。
その上で優勝を狙うならキーマンは周東だと考える。1番打者としてとかではなく二塁手のレギュラーとしてフルシーズン出場し9番あたり(山賊時代の金子)で.260 5本 40点 60盗塁をやればチームは一気に優勝候補だろう。それほど二遊間問題が深刻だ。
ブレイク候補としては柳町をあげたい。
慶應大時代から郡司(中日)と共にチームを牽引していてどちらも率も残る上にアプローチに優れるタイプなので出塁能力も高く、簡単に三振もしない。上林、真砂あたりには毎年期待しているので個人的には柳田栗原柳町で外野形成。サードにグラシアル、ファースト中村晃、二遊間は周東と誰か(牧原が調子いいならあり)というふうな具合で行けば優勝は全然普通にする可能性がある。
不振に終わって抜け出せないトンネルに是非入っていただきたい。

5位 オリックス・バファローズ

昨年の覇者がこの順位なのかと思う人もいるだろうが私はここだと考える。
言わずもがな投打のコアに山本由伸、吉田正尚がいて彼らが不調ということもまず考えられない。
投手陣は山本筆頭に山岡宮城田嶋山崎など優れたスターターがいる。ここは素晴らしい。
中継ぎはやや物足りないが質のいい投手がそこそこは揃ってるが、絶対的抑えがいないのでそこは課題だ。
野手陣が問題で昨年から成績が落ちると予想している選手が福田宗杉本だ。特に杉本は間違いなく対策がされるのでアウトコースにスラカット系を決めきれば抑えられてしまうという弱点を克服出来てなければ下降の一途を辿るだろう。
福田宗の1.2番は去年ほど出塁させて貰えないだろう。打線の迫力は去年よりも落ちると考えられる。
その上でのキーマン且つブレイク候補が紅林だ。
そのポテンシャルの高さと完成した時のスケールの大きさは計り知れないものがあり、侍Jの正遊撃手が担えるほどの才能だ。今年紅林が120試合以上スタメン出場、.265 20本 70点 ops.780くらいの成績を残したら十分に優勝もあるだろう。

6位 北海道日本ハムファイターズ

BIG BOSSとかいう噛ませ犬筆頭に話題に事欠かないチームだが、今季は人チームだけ頭抜けて順位予想がしやすいチームである。
昨年のシーズン中にトラブルで中田翔をただ同然の流出。そして昨オフ打線のコアであり、フランチャイズスタープレイヤー西川遥輝をこれまた安価で謎の放出、大田泰示、秋吉亮もあっさり放出など理解に苦しむムーブだらけだった。
それらの選手でプロスペクトと交換していたり、FAで補償を貰ってるならまだしもタダ同然の放出にはさすが貧乏球団と言わざるを得ない。
間違いなく最下位だが真面目に戦力分析するとすれば、まず投手陣は伊藤上沢の2人が計算でき、それ以降は調子次第という所だ。
中継ぎも衰えを感じさせないが頼りきりでも居られない宮西や堀、井口、杉浦がいるがあまりパッとしない。抑え候補として吉田輝星がいるが恐らくそう上手くはいかないのでここにも苦しむだろう。
野手陣はプロ野球球団のスタメンとして胸を張れる選手が近藤健介しかおらず、パッとしないどころの騒ぎではない。万波野村清宮などのプロスペクトは控えるが、あくまでプロスペクトであり大成する補償はない。こちらはセンターラインを筆頭に穴となるポジションが多すぎて全てが奇跡的に上手くいってやっとAクラスだろう。
キーマンは清宮をあげたい。野村万波に期待値はいつの間にか抜かれてるがポテンシャルは群を抜いて高く飛ばす力もさすがである。フォームも2度引きがなくなりシンプルになっていたと思うので期待しても良いのではないか。一軍成績で .240 20本 55点はやれると思う
ブレイク候補は万波で間違いないだろう。
OP戦での活躍ぶりから見ても才能には畏怖の念を抱かざるを得ないし、アクーニャを思わせる成績を残しても何ら不思議はない。.255 24本 65点くらい残して新人王をかっさらう可能性すらある(新人王は隅田知一郎定期)


最後に

総括として少し述べさせてください。
埼玉西武は優勝しますし、隅田知一郎は15勝しますし、鈴木将平は.300打ちますし、山川はHR王取りますし、外崎は復活します。
結局は埼玉西武しか勝たんということで、はい。


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