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File002-踊るヤミラミと焼き立てパン工場(レギュC準拠、レンタルあり)


総論

前回の記事からひと月空きました。皆様お加減はいかがでしょうか。
レギュレーションDも折り返しになり、PWCSも終わり、なんとなくダブルバトルはお腹いっぱいな感じになってはいませんでしょうか。
そこでお出しするのがこのギミックパーティ。案としては4つ目くらいのギミックになりますが、パーティとして完成したのは2つ目で、(その間に一度パオカイリュースタンを挟んでますが、)私の中で一番のお気に入りギミックとなっております。
普通のパーティに飽きた方はこんなギミックもいかがでしょうか。
……まあ、ハバタクカミに弱いんですけどね。

なお、焼き立てパン工場に関してはPJCSにてマッチングした方の構築から着想を得ています。もし見てたらコメントください。感謝というより我が物顔で記事を書いたことに土下座して謝りたいです。

ポケモン解説

※便宜上、非公式用語を多数使用しております。また、個体値は必要な能力値のみ王冠でVにしています。

電気オドリドリ(飛テラス) おだやか@オボンの実

特性:踊り子
努力値:HD252、B4
(調整意図:火力面と物理耐久は技で何とかなるので、特殊耐久を少しでも高めようと考えていた……はず。)
技:目覚めるダンス/フェザーダンス/羽休め/蝶の舞

メインギミックその1「踊るヤミラミ」のキーポケモン。
ヤミラミから悪戯心を受け取り、先制でフェザーダンスか蝶の舞を撃つのがお仕事。
努力値を耐久に割いた分かなり余裕をもって耐えてくれて、フェザーダンスで機能停止からの蝶の舞→羽休めまでつなげることも容易でした。
火力及び素早さは蝶の舞で十分にサポート可能、フィニッシャーとして初手出しから最後まで決めてくれることもあり、多分このパーティで一番活躍してくれていたと思います。
弱点は目覚めるダンスのみのワンウェポンのため、地面タイプが来た瞬間にこの子にテラスタルを切るかどうか迷わなければならなかったところ。

ヤミラミ(妖テラス) 控えめ@ラムの実

特性:悪戯心
努力値:HC252、B4
(調整意図:種族値が心もとないため火力と耐久にぶっぱ。ただし耐久に振り切ってしまった方がこのレギュでは良かったかも)
技:イカサマ/守る/スキルスワップ/自己再生

「踊るヤミラミ」のキーポケモンその2。
スキルスワップで悪戯心と踊り子を交換し、オドリドリの舞に便乗してバフデバフをばらまくのがお仕事。
……でしたが、レギュレーションCは四災全盛期、あくタイプもその対策タイプも多く、種族値の低いこの子にはやや荷が重かったといえるでしょう。
イカサマが刺さる場面も少なく、それなら蝶の舞で上がった特攻でマジシャでも撃つか、割り切ってサポート特化にすればよかったかな、など。
コメントで要望があれば修正してレンタル出し直します。

イーユイ(水テラス) 控えめ@気合のタスキ

特性:災いの珠
努力値:CS252、H4
(調整意図:ただのぶっぱ、タスキを持っているのでC特化で)
技:熱風/噴煙/守る/テラバースト

メインギミックその2「焼き立てパン工場」のキーポケモン。
基本的には噴煙をまき散らしてバウッツェルを焼き上げるだけのお仕事。
とはいえ四災の名は伊達ではなく、タスキの行動保障もあって噴煙だけで相手を半壊させることも。
個人的な理由から水テラスでの起用でしたが、ハバタクカミが全体として(こっちのギミックの場合は特に)重かったので、鋼テラスのテラバーストにかけてみても良かったかも。

バウッツェル(鋼テラス) 図太い@食べ残し

特性:こんがりボディ
努力値:HB252、D4
(調整意図:物理受け兼ボディプレス役として割り切りぶっぱ。)
技:ボディプレス/守る/あくび/願い事

「焼き立てパン工場」のキーポケモンその2。
基本的にボディプレス役。このパン工場ではパンがポケモンをプレスしてくる。
強み弱みがはっきりしており、相方の特性との相性が悪かったこともあって選出した試合がボロ勝ちかボロ負けの二択になってしまうギャンブラー。
弱点はもちろん特殊技。イーユイもろとも濁流に流される。仕方ないね、パンだし。
今なら草テラスヒードランとか相性いいかも。

ムクホーク(飛テラス) 意地っ張り@こだわりスカーフ

特性:捨て身
努力値:AS252、H4
(調整意図:HB特化モロバレルをブレバでギリギリ確一)
技:ブレイブバード/とんぼ返り/インファイト/命懸け

モロバレルが、というよりキノコの胞子が重かったので採用。
この辺りは何を仮想敵とすればいいかわからず、ひっきりなしに変えていました。
一応捨て身ブレバの火力は一線を画しており、鉄砲玉としては充分に活躍してくれたと思います。

モロバレル(毒テラス) 図太い@黒いヘドロ

特性:再生力
努力値:HB252、D4
(調整意図:これを作っていた時に特に意識していたのがパオカイリューなのでその対策でHB特化。)
技:クリアスモッグ/花粉団子/怒りの粉/キノコの胞子

陰の主役。
ヤミラミとスキルスワップすることで驚異の生命体が完成する(上にヤミラミは再生力をもって帰る)。
元は司令塔対策で入れ始めましたが、使いこなせるようになってからはほぼ毎回スタメンに入ってました。
弱点は一人でできることが少なかったこと。
まわりの耐久力が低いので最後に残ってしまい降参せざるを得ない、というケースもあったので、モロバレルを使う際はパーティ全体のサイクル適正にも気を配るといいと思います。

補足:目覚めるダンスの仕様について

「踊るヤミラミ」のギミックを使いこなすうえで必要な「めざめるダンス」の知識について補足をしておきます。

①技選択画面における、タイプ相性の予測がめちゃくちゃになる

これは仕様上の、もとい使用上の注意点。
目覚めるダンスは普段ノーマルタイプの記載で、撃った時にタイプの変わる技ですが、どうも技選択画面では相性表が仕事をしていない感覚があります。ノーマルタイプの相性であればまだわかるのですが、ところどころ引っかかるところが……。実際の相性には影響がないので知識があれば問題ありませんが、たまにこんがらがります。
ちなみに後述する要因で対戦中に攻撃タイプが変更することがありますが、技選択画面での予測が変更されることはありません。

②技を使ったポケモンの「タイプ1」を参照する

細かいようで重要なお話。
オドリドリが目覚めるダンスを使用した場合、そのフォルムに合わせてタイプが変化するわけですが、これをもし、他のポケモンに撃たせた場合どうなるのか。このパーティにおいては、踊り子を受け取ったヤミラミがそれにあたりますね。
結果は前述のとおり、ヤミラミの場合はタイプ1である「あく」タイプの特殊攻撃となります。
踊り子によるコピーではタイプの予測がしづらいので、あらかじめコピー先のポケモンのタイプ1を調べておくといいでしょう。
ちなみに同複合のミカルゲの場合は「ゴースト」タイプの攻撃となります。う~ん、わからん!

③テラスタルを使った場合、「テラスタイプ」を参照する。

これは細かくなく重要です。
テラスタルを使った場合は「目覚めるダンス」のタイプもテラスタイプと同じになるため、技範囲ががっつり変わります。
オドリドリを飛テラス、ヤミラミを妖テラスにしているのはそういう理由もあってのことです。
逆に言えばオドリドリに地面タイプを出されてもテラスタルすれば対抗できますし、なんなら返り討ちにできるという、テラバーストの上位互換的な使い方ができるとも言えるでしょう。

まとめ

第二弾でした。
一番書きたかった構築なのでひとまずは満足です。
踊るヤミラミ、他に書いてる人いなかったら起源主張してみたいなぁ。
でもヤミラミの強さは活かせてないしな……。
レンタルパーティも置いてあるので、なにか意見などありましたらご自由にコメントしていただければと思います。
次回は大爆発か、怒りのツボかで考え中です。レジエレキがいないので多分8割方怒りのツボになると思います。

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