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マスクの耳紐は『太く、強い』のがおすすめです。

どうもこんにちは。
マスクオタクです。

私はたまにマスク関連の論文を検索するんですが、最近『マスクのせいで耳が1/3以上分離した人の症例』を見ました。

『小さすぎるマスクを 1 か月以上使用していた。』と書いてましたが、なぜそうなる前にマスクを替えなかった(やめなかった)のか。謎です。

それはともかく。

これまでマスクの『耳紐』に絞った記事は書いていませんでしたので、今回まとめておこうと思います。


◆メーカーの見解

耳紐やそれによる痛みについて記事を探したところ『エリエール(大王製紙)』のサイトが良さそうでした。一部引用します。

マスクで耳が痛い原因は?耳が痛くなりにくいマスクの選び方をご紹介

記事公開:2022.12.27

マスクの耳ひもの食い込み

マスクを着用していて痛みを感じるのは、主に耳の付け根や裏側です。これは、耳ひもが肌に食い込んで、圧迫してしまうため。耳ひもが食い込んでしまう理由としては、まず、耳ひも自体に原因があるケースが考えられます。

多くのマスクは、耳ひもにゴムを使用しています。このゴムの収縮力が強すぎると、耳ひもが縮もうとして肌に強く食い込んでしまうのです。また、耳ひもの形状が、細いゴムひもや丸いゴムひものマスクは耳に食い込みやすく、さらに耳の後ろの1ヵ所に集中して力がかかってしまう傾向があります。

耳の痛みが気になる方は、耳ひもの幅が広いもの、またはマスク本体と耳ひもができるだけ一体になったものを選ぶと良いでしょう。耳ひもが耳にあたる面積が大きいほど、肌への食い込みが減少し、圧迫感は軽減されます。

マスクで耳が痛い原因は?耳が痛くなりにくいマスクの選び方をご紹介|ハイパーブロックマスク|エリエール|大王製紙
[2023.11.16 引用]
https://www.elleair.jp/hyper-block/article/useful/202686/

◇◇◇

マスクで耳が痛くなるポイントは以下とされています。

・強い収縮力
・細いゴム、丸いゴムによる力の集中

このような考え方から辿り着いた『エリエール・ハイパーブロックマスク』は耳紐に特徴があります。

マスク装着時の耳の痛みにお悩みの方は、こういうのを使ってみるといいかもしれません。

マスクで耳が痛い原因は?耳が痛くなりにくいマスクの選び方をご紹介|ハイパーブロックマスク|エリエール|大王製紙
[2023.11.16 引用]
https://www.elleair.jp/hyper-block/article/useful/202686/

◆感染対策の観点では

とはいえ。

マスクで自らを守ることを前提にした場合『柔らかい耳紐』はダメです。
隙間が出来てしまうので。

ハイパーブロックマスクの漏れ率がどの程度かは不明ですが、装着時平均で50%以上になるのではないかと予想します。
(なお、このマスクだけが悪いということではありません。)

◇◇◇

隙間を塞ぐことが前提のN95(DS2)マスクで採用されている耳紐は、強い収縮力を持つ『平ゴム』タイプがほとんどです。

以下参考。
(上がDS2マスク(ハイラック350)、下がシンプルな不織布マスクです。)

ハイラックのフィット技術│ハイラック(マスク)│興研株式会社
[2023.11.16 引用]
https://www.koken-ltd.co.jp/hiluck/fit.html

◇◇◇

隙間を減らすうえで耳紐の『強い収縮力』は必須です。

N95(DS2)マスクでは、強い収縮力により生じる食い込みやコスレ(摩擦)による痛みを軽減するために、平ゴムタイプが使われているかと思います。

自らの感染予防という観点では『N95(DS2)』と『その他(KF94,KN95含む)』で大きな違いがあります。その差は漏れ率の違いによります。

普通に売られている不織布マスクは消費者需要によるためか『柔らかな装着感』が優先されているものがほとんどです。しかし、そういうものほど自らの感染予防に寄与する割合は低いと考えていいでしょう。


◆おわりに

ということで、感染予防を意識したい方は『強く太い耳紐』のマスクを探してみても良いかと思います。

ちなみに、ドラッグストアに売っているようなものを前提とするなら『三次元高密着マスク ナノ』はおすすめのひとつです。

N95(DS2)でガチでやりたい方は興研『ハイラック350』か重松製作所『DD11-S2-5』が良いと思いまーす。

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