『手首マスク』と『接触感染』
ちょっと前、SNSで『手首マスク』が話題になっていました。
マスクを臨機応変に使用するため外してるとき腕時計みたいに手首に通しておく。という運用方法らしい。
これが様々な方面から批判されていました。
『接触感染』とか『不潔』絡みで。
なお、元ネタは『読売新聞オンライン版』の記事です。
その後反論記事が出ており私の見解も大雑把にはその通りですが、今回まとめておきます。
◆手首マスクと接触感染
反論記事は以下です。
内容を一部抜粋します。
◆接触感染について
上記引用部にも書かれているとおり、接触感染については結構前からその割合が非常に低いだろうことは示唆されてきました。
また、以下の記事で『無生物表面を介した生存ウイルス無し(20分以上で)』という論文を取り上げたことがあります。
感覚的にも『物の表面からウイルスが指先に付着し粘膜をその指で触れる』があったとしても、発症が成立するほどの量で起こり得るとはいまいち思えません。(発症しなければいいという訳でも無さそうですけどね…。)
◆感染対策の優先順位について
最近の第9波(?)においては、公的機関からの推奨として『換気・手洗い・手指消毒・(マスク)』を見ますが、アップデートされても良いのではないかと思います。
CDCの推奨するコロナ対策を確認したところ『換気(空気清浄機による濾過)・マスク』で、手指消毒については言及されていませんでした。
CDCが100%正しい訳でもなく、手指消毒がまったく無駄という訳でもないでしょうが、効果的なものにリソースを割くことは重要だと考えます。
特にノーマスクでウィズコロナをするなら、エアロゾル対策(空気清浄機の活用)を最優先にしても良いんじゃないかと思うんですけどね。
◇◇◇
ちなみに、私は手首マスクはしません。
見た目であまり良い印象を持たないですし、以下のようなデメリットがありますので。
・ゴム紐が伸びて劣化する。
・マスクが型崩れする。
・汗等で汚れる。
・たぶん手首に通したり外したりがメンドクサイ。
手で持つかバッグのポケットに入れるかですね。
◆おわりに
ということで、手首マスクについては『接触感染リスクは低いし、そこまで気にするもんでもなかろう』という感想です。
ちなみに、批判の多くは『不潔なものを人や物と接触する可能性のある手首につけるのはやめてくれ』って感じでしたので、それはわからんでもないです。
そして、記事の内容からなんとなく防疫意識の低さが察せられるような感じ(トイレでノーマスク)だったので、『読売新聞』の記事ということも含めて炎上した感じでしょうかね。
それにしても、マスクは3年半経っても関心を集めるトピックであり続けています。
良いやら悪いやら。
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