見出し画像

遠距離恋愛を終えてみて


約1年の遠距離恋愛が終了し、無事留学から彼が帰国した。
よく何かを達成した時に「長いようで短かかった」と表現するけれど、本当にそのまんまだった。
彼が留学の間、実際に会えたのはたった1回。だけど、こんなに寂しさを感じずに楽しく1年過ごせたのは、ほぼ毎日していた電話のおかげだったと思う。
1日の終わりに今日あった出来事や、2人で今度してみたいこと、いい感じの音楽、映画、グッときた言葉の発表、画面共有でYouTubeをみて一緒に過ごす。彼が旅に出た時は色々な国の景色をテレビ電話越しにみせてくれた。眠れない夜は電話越しに深夜ごはんを一緒に食べたり、ぐだぐだなラップバトルで笑ってなおさら寝れなかったりした。そんな彼とのやりとりが1日の疲れを癒してくれる、とても大切な時間だった。2時間の時差のなか、夜ふかししてしまうことが増えたけど、そんなのどうでもいいくらいずっと話していられた。
当然、嫌なこともあった。というか、遠距離なんて、正直相手が向こうでどんな悪行をしていても分からない。私は少し不安になると、彼を疑ってしまったり、変に妄想を広げたりしてさらに不安に陥ったりしていた。私の欠点すぎる。反省。。に次ぐ反省。。。あれこれ言う私に対して、きっと嫌な思いをしていたのにも関わらず(と言うか一時期は続かないなと思ったらしい)いつも私へのリスペクトをもって接してくれてありがたく思った。また、SEKAI NO OWARIの「エデン」の歌詞を私へのメッセージだと伝えてくれたり、たくさんの私のお守りになる言葉をくれたりした。
遠距離を終えた今だから言えることだと思うが、結局は自分の気の持ちようと、思いやりと、信じる心ということだ。元々、好きな人と何かあった時の傷が深くならないよう、保険をかけてしまうことが多かった。信じれば信じる分だけ、裏切られるのが怖かった。遠距離だろうが近くにいようが、人間の気持ちは目に見えないものだ。ある日何気なく流れてきた、NCTのマークさんの「どんな関係だろうと確信を求めるのが人間の本能だと思う。だけど、確信を本当にあげられる人はいない。でも僕は信じる心をあげられる。それを確信にするのは君の選択だよ。」とヨントンでの名言が本当にビビッときた。自分が信じなきゃ、相手も自分を信じるわけがない。目に見えないことで疑うより、目の前の相手の言動や行動を信じるべきなんだって。ひねくれてる私は、このまっすぐな感情のやり取りが大切だと、やっと気づくことができた。
彼が帰ってきた今、遠距離中習慣になっていた電話もなくなり少し寂しい気持ちもありつつ、肌が触れられる距離にいることにいつも嬉しさを噛み締める。帰国した空港で彼が私を見つけた時の笑顔をずっと忘れないと思う。よくがんばった、彼、自分!
これからもたくさん人生の岐路に立つであろう彼の帰ってくる場所、北極星でありたいなと思う。そして、私の帰る場所でもある彼に感謝と、思いやりを忘れずに過ごしていきたい。いつもありがとう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?