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ボヘミアンラプソディ

夫がどうしてもatoms(ドルビー上映)でみるというので、暴れ息子の少し機嫌のいい時に誘ってみたら、なんとなくみたそうな顔してたので即効、週末の券を予約してみた。

映画を3人で行くなんて何年ぶりだろう、とちょっとほっこりしたのもつかのま、日曜の朝、奴は起きなかった。揺すろうが引きずろうが脅そうが、、

1枚無駄にした。

ほらみろよ、って、夫があきれ気味にいうのも余計にはらただしかった。

そんな事はさておいて、あまりに前評判が良いこの映画だが、フレディ マーキュリーをリアルタイムで知る者としては、どうしても主役の俳優に違和感を感じてしまい、コミカルに見えてしまい
背、低くない?、歯、出過ぎじゃね?? と常に頭によぎりながら。

ストーリーはとてもわかりやすく、スターの悲哀、裏の葛藤を名曲の誕生と共にえがいていくのだけど、噂どおり、これぞまさに噂どおり、ラスト20分のライブエイドのライブ再現に、もお涙、涙、涙腺大崩壊、というかね、ヒックヒックの涙でなく、つら〜っと頬を伝っていく涙が止まらないのだ。なにこれ⁈

あの名曲の数々の詩の内容が、恐ろしいほどに、この数年後におわりをとげるフレディにはまりすぎなのだ。

まるでこの伝記映画のために書き下ろした歌詞の様に

私は高校生の夏、この伝説のライブエイドを全世界生中継(途中画像切れ切れ)で大興奮しながら見ていた。

昔の洋楽が大好きだったちょっとへんな女子高生の私、伝説の昔のおじさん達が一斉に生で画面にでてくるんだから、それはもう、ビデオテープを何本も用意し、徹夜してみたものだった。

クィーンは確か明け方ぐらいの登場だった気がするんだけど、あの観客と一体化するパフォーマンスと、フレディのプリップリキレッキレダンスは面白いなーすごいなーと思ってみていたのを覚えている。

そのパフォーマンスを完全に再現していて、途中何度も本物のフレディ?と思ったほど。もはや違和感などない

あのパフォーマンスの時に、すでにエイズと宣告されていたとは、と思うと歌がせつなすぎる

映画は始まったばかりなので、これ以上はネタバレノートになりそうなので控えますが、とにかく不思議な身震いのする感動がおしよせてくる映画です。ああ良かった!
ああいい日曜日だった

家にかえり、結婚して以来、唯一ずっと動き続けてくれていたうちのシンボル、代官山の雑貨屋さんで衝動買いした赤い壁掛け時計が落ちて粉々になっているのを見るまでは。事故だよね きっとね(泣)

#クィーン

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