見出し画像

個人的Kanye Westアルバムランキング

はじめまして、レモン岩塩です。自分は、今まで人よりそれなりに音楽を聞いてきて、その中でもKanye Westはかなりお気に入りのアーティストです。なので今日は、そんなKanye Westのアルバムについて個人的にランキングを付けてみました。

Kanye Westとは?

皆さんカニエのことは知ってると思いますが、これからカニエを聞くという人に向けて布教目的で最初に軽く紹介しときます。
Kanye Westは、シカゴ出身のラッパーです。元々は、プロデューサーとしてキャリアをスタートさせ、その後ラッパーとしてソロキャリアをスタートさせたという感じです。プロデューサー時代にはJay‐Zの「Blueprint」への楽曲提供なんかが大きな仕事としてあげられます。その後「The College Dropout」でラッパーとしてデビューし、今の今まで絶大な影響力を持つラッパーです。
今回は、そんなKanye Westの個人的に好きなアルバムについて書かせて頂こうと思います。

11位「Donda」

えー、まず最初に言うこととして、別に11位だからといって嫌いとかじゃ無いですよ笑笑

カニエがドリルやトラップぽいアプローチをしたアルバムなんですよねー。それが自分にはあまり、ハマらなかった原因なのかも。カニエと言えばの、狂気的なビートが好きなので。

もちろん、良い曲も入ってるし。「The Life of Party」や「Hurricane」とか良い曲ですよね。

でも、なんだかんだ1番は長いということですかねー。正直に言うと、集中力切れる瞬間とかもあると思いますし。それも含めて11位ですー。
Dondaに関しては2の方が好きです。

10位「808s & Heartbreak」

まあー、このアルバムはド名盤ですよ。
意外と低いのかな?みんな、このアルバム好きって仰りますよね。このアルバムは、好き嫌いと別に評価が鬼ほど高いんですよね〜。後世に与えた影響で言うとカニエのアルバムでもトップクラスなんですけどね💦

そんな中で、僕はこのアルバムに世間の皆さん程ハマれてないのかもしれないです。カニエの名盤ランキングを考えるとしたら、3位くらいに入れると思います。まあでも、このアルバムが無かったらDrakeやWeeknd、Frank Oceanがい無かったかもしれないと思うと凄いアルバムですよね~。

9位「ye」

EPくらい短いアルバムですよね~。
個人的にこのアルバムは、808sとペアになってる作品だと思ってて、カニエの内省的な側面が見れるアルバムですよね。トラック自体も洗練されて、削ぎ落とされてるなという印象でした。このアルバムは歌詞とかをじっくり読みながら聞くと、徐々にハマれたアルバムでしたね。

何度も言いますけど、全部好きですからね笑

8位「JESUS IS KING」

僕がほぼリアルタイムで聞いた初めてのカニエアルバムでした。その頃は、Beatlesとかロックばっかり聞いてて話題になってるから聞いたみたいな感じでした。最初の感想としては、「なんだこれは!?!?」「何が良いんだよ」とか思ってましたねー。まだ、リスナーとして未熟だったんでしょうね笑。

このアルバムでは、カニエはひたすらゴスペルをやってるんですよ。ただゴスペルをやっただけでは無いのが、カニエなわけで。なんか、いい意味でピントがズレてるアルバムだと思うんですよ。普通にゴスペルのアルバムを作ろうと思ったら、このアルバムは出来ないと思うんですよね。上手くエレクトロの要素も溶け合っていて、良いですよね。でも、最後はしっかりヒップホップのアルバムになるというね。カニエだから、作れるアルバムだと思いますね。

7位「Late Registration」

初期三部作の内の1枚がここに来て出ましたね。
まず、ど頭からの4曲の無敵感ですよ。エンバペ、ヴィニシウス、ロドリゴ、ベリンガムみたい並び。この時点で圧倒的名盤感を感じさせられますよねー。その後もだれる事無く、ずっといい。

このアルバムは、カニエのポップセンスがこの上なく良いですよね。「この人、音作りに関しては誰も敵わないな」と思わされました。背景にCommonとの制作があったりしたとか。余談ですけど、CommonのBeはカニエのアレンジが冴え渡ってるのでカニエあまり知らない人は聞いて欲しいな。「Late Orchestration」というライブ盤があって、この辺はセットで聞くと理解深まる気がします。

6位「Vultures1」

最新作ですね。今年、TOP3で聞いたアルバム。正直、どうせ出ないんだろとか思ってました笑。実際めっちゃ延期してるし。蓋を開けてみると、終始圧倒された。ココ最近のカニエの作品だとダントツ好きです。

今までのKanye Westの音楽の要素を詰め込んだアルバムに聞こえたんですよ。サンプリングもあり、攻撃的なビート、ぶっ飛んでるリリック、今までのカニエの音楽をグッと凝縮して1つに纏めた感じ。この後、2と3が出るらしいんですが楽しみで楽しみで仕方ないです。ゆっくりで良いので、リリースして頂けると嬉しいです。カニエさん。

5位「The Life Of Pablo」

すげーカニエらしいアルバムだと思いますよ。
実際に何回も何回も聞き返すくらい好きだし。カニエの中でも聞き返す度に好きになるアルバムです。ゴスペルとか言われますけど、後のアルバム程ゴスペル食は薄く聞きやすいと思います。初期三部作、808s、MBDTF、Yeezusを経て出たアルバムのでこれらの良さを抽出しゴスペルの色彩を足したという感じでしょうか。「Famous」聞きましょう!!色々物議醸したけど、トラックは間違いないですよ。Rihannaのボーカルもマジ最高。「Bam Bam」のサンプリングはカニエの真骨頂て感じですよね。当時、めちゃくちゃ変更が加えられたというのも画期的だったと聞きます。このアルバムは、1度カニエの作品をツルッと聞いた後に立ち返って聞くと更に好きになると思います。それほど、カニエの音楽が転換期を迎えてると思うアルバムです。

4位「The College Dropout」

記念すべきKanye Westのソロデビューアルバムです。いやー、最初から完成されきってるですよ、この男は。元々、自分はヒップホップをそんな聞く人間じゃなくてカニエにヒップホップを教えてもらったんですよ。

このアルバムの、「All Falls Down」や「Through The Wire」といった曲からヒップホップに入って言ったんですよ。(あとKendrick LamerのKing Kuntaね)この2曲のどこがハマったかと考えると、やっぱりサンプリングによるキャッチーなメロディーなんですよ。超有名なソウルやゴスペルを45回転で早回しするという初期カニエの手法な訳ですけど。これにより、ラップに嫌悪感があった僕もヒップホップにハマれました。このアルバムには感謝しております🙏

3位「My Beautiful Dark Twisted Fantasy」

来ました。親の顔よりも良く見たジャケット。21世紀最高のアルバムとも言われるMBDTFです。正直、2位とどっちを2位にするか死ぬほど悩んだ。ほぼ同率ですよ。ハナ差です。ピッチフォークが満点出したというアルバム。一言で言うと、「このアルバムはヒップホップがヒップホップを超えたアルバム」とでも言いましょうか。このアルバムはテイラー事件があって、ホノルルのスタジオで約3億円程の制作費をかけて作られたとか。クレジットを見てみるとあらゆる方面から、名だたるアーティストが勢揃い。でも、ただ金かけて作りましたーのアルバムじゃないんですよ。ジャンルを超えた音作り、自由な創造性、カニエの自我、それらを最後には1つの作品として纏めあげてるのがこの作品の1番の魅力では無いでしょうか。

King CrimsonやAphex Twin、Smokey Robinsonなどと様々なジャンルのアーティストからのサンプリングや、「Runaway」のプログレッシブな展開などはこのアルバムの性格そのものを示してるのでは無いでしょうか

2位「Graduation」

前作とは打って変わって、エレクトロにグッと接近したアルバムですね。このアルバムは、個人的にココ最近再評価してるんですよね、。ここまで近未来的な音がするヒップホップアルバムを僕は知らないです。僕のイチオシは、「Flashing Lights」超かっこいい。

このアルバムは、1st、2nd同様サンプリングが良いですよね。(というか、カニエはサンプリングさせたら右に出るものいない。)Daft Punkのサンプリングが印象的ですけど、Elton John、Steely Dan、Canといった様々なアーティストのサンプリングが良いツボに来ますよね。カニエのアルバムの中でも、ポップで聞きやすいと思うのでカニエこれから聞きたい人に、1枚目としておすすめしたい作品でもありますね😊

1位「Yeezus」

1位はYeezusですね〜。圧倒的に、悩む間も無くYeezusですよ。このアルバムは、カニエだけでなく僕の生涯通してもフェイバリットのアルバムです。Kanye Westの、インダストリアル、エレクトロニック、ポストパンク的な影響が強いアルバムです。何はともあれ、聞けばわかる。再生ボタンを押した瞬間、耳をつんざくようなシンセの轟音。攻撃的なビート。このアルバムがいかに、特異なのかは「On Sight」を聞けばわかるだろう。1度聞き出すと、あっという間に40分経ってます。

前作のMBDTFがあれだけ、ゴージャスでマキシマムな音像だったのに対し、このアルバムは音数を極限まで削ぎ落としてるんですよね。(リック・ルービンがいい仕事をした)でも、何故かミニマルなんだがマキシマムと言う。とんでもない、バランス感覚の作品なんですよねー。
「On Sight」の途中でゴスペルのサンプリングが、Yeezusの性格を物語ってる気がします。ジャケットとも相まって全体的に機械的な音のアルバムですね。(でも、最後にBound2を持ってくるというね。)このアルバムは、また別に語りたいくらい書きたい事が多すぎますね💦いつか、書けると良いです。

最後に~

いやー、長かったですけど。
気合い入れて選びましたよ。
ここに入って無いけど、いいアルバムがKanye Westにはあるんですよ。YANDHIとかYeezus2にも、いい曲が隠れてるんすよね。1曲挙げると、Yeezus2の「The World」はオススメです。

結論として、Kanye Westは企画を成立させる力に長けてる人だなと今回書きながら思いましたねー。

Vulturesシリーズ待ってます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?