プリを撮り続けて早９年。現役女子高生が語る最新のプリクラ事情とは？！

みなさんこんにちは初めまして！フッかるJKことゆなです。

ほぼ初noteながら思うままに書いてたら６５００字を超えました！！！

なんと原稿用紙にして１６.２５枚分！！！
読書感想文５枚分でもヒイヒイ言いながら書いていたのに...

大人には分からない最新のプリ機事情や今後のプリクラに求めることを仮説を立てアンケートを元に分析をしました。
かなり濃い内容になっているので、ワカモノについて知りたい方、プリクラとはなんぞや？と思ったそこのあなた、ぜひ一読してみてください。

《目次》
■はじめに
■現在のプリクラ　FuRyuが独占勝ちなワケ
■私達に支持される最新プリ機とは
■激化する競争　プリクラVS携帯アプリ
■プリクラのシール　本当に必要？
■月額制の有料会員　みんなの本音は？
■さいごに
■おまけ

■はじめに

自分の覚悟の残しただけのつもりだったこのツイートに想像を遥かに超える多くの反響、本当に嬉しいです。ありがとうございます！

このツイートでも宣言したように私の目標は女の子向けのマーケターとして活躍することです。（と言いつつ月日が経ち目標が変わってたら申し訳ないです汗）

今回のnoteではその一歩として私が女子高生の目線で今時の『プリクラ文化』について分析し、考察していきたいと思います。

■現在のプリクラ　FuRyuが独占勝ちなワケ

FuRyuとは・・・フリュー株式会社（英: FURYU CORPORATION）は、東京都渋谷区に本社を置く日本の企業。 プリントシール機やプライズの製造販売、スマートフォン向けアプリを中心とした若年層向け携帯コンテンツの作成・運営、家庭用ゲーム事業、映像コンテンツの製作等を行う総合エンターテイメント企業である。Wikipediaより

去年までは同じくプリクラ事業を展開していた企業、メイクソフトさんと２社がプリ機コーナーを埋め尽くしていましたが、

去年の秋頃にメイクソフトウェアが破産手続きをし、現在のプリクラ機はフリューの独占状態となっています。

なぜメイクソフトは破産してしまったのか。　

◎これは私の個人的見解です。

①プリの広告にゆうこすやローラなどの大物芸能人を起用

私達にとってゆうこすやローラは大人可愛いイメージ、更に年齢は一回り上です。

このような大物芸能人＝元から可愛い＆美人という認識からプリクラを撮っても、可愛くなれるのは当たり前だと感じる人が多いのではないかと思います。

反対にフリューのプリ機モデルは１０代後半から２０代前半のモデルが多いです。

このような同世代の女の子は私達にとって身近な存在かつ憧れであるため、
プリ機を選ぶ際の参考になりやすくなります。

②可愛くなれる機能はフリューの方が優秀だった

私達10代の消費者がプリクラに最も求めることは、

『どれだけ可愛くなれるか＝盛れるか』　

ということです。

その点においてフリューさんの加工機能は本当に凄まじいです。

コンプレックスは隠してくれるはチャームポイントは目立たせてくれるは、、、

もはやプリを撮った私達は別人級。

お金を払って写真を撮るなら、非現実的な（＝最高に可愛い）自分を味わいたい。という意識が隠されているのではないかと思います。

反対にメイクソフトさんのプリ機は
素の自分の姿を生かし、ナチュラルに撮れるようなイメージ。

言ってしまえばいつも通りの自分、
ましてや自撮りした方が可愛く見えるのでは？と思えるようなプリクラでした。

③機種が少ない

私の感覚では１０台プリ機があるならば、
３台メイクソフト：７台フリューが並んでいた気がします。

更に多くの高校生がピクトリンクの有料会員を登録しています。
（FuRyuさんの機種で撮ったプリを月額制で全てダウロードできるシステム）

このサービスについては後で詳しく書きますが、金銭的にもメイクソフトとフリューの2社とも有料会員に登録するのは厳しいんですよね。

そこで多く機種があるフリューに登録→全てダウンロードできるフリューで撮るという一連の流れが確立したのではないかと思います。

上記で述べたような３つの点から、

選ばれたのは、FuRyuでした。

■私達に支持される最新プリ機とは

・PINKPINKMONSTER   通称ピンモン

◎立体感がある

顔立ちをはっきり写せる＆加工がとにかくシンプルが特徴のプリクラです。

◎ピンク色のBOX型プリ機

歴代のプリ機の外背景はモデルさんばかりでした。
ですが、ピンモンは人物なしのシンプルなピンク色の外背景。

このプリ機の前が既にインスタ映えスポットとなります。

◎撮影最適人数は2人

比較的他のプリ機は４人ほどで撮影しても枠内に収まりますが、
このプリ機は４人以上になるともう収まりきりません。💦

その代わりに枠内いっぱいに私達の顔をはっきり目立たせてくれます！！！

『ピンモン』の紹介ページはこちら

・これ以上可愛くなってもいいですか　通称コレカワ

◎”業界初”セルフシャッター機能

今までのプリ機は自動的に撮影されるためまだ準備できていないのに！
ということがありましたが、このプリ機は心配ご無用。

自分の好きなタイミングで撮影ができます！
まさに自撮りしているような感覚です。

◎自然に盛れて可愛くなれる

二重幅や目のかたち、涙袋を加工するだけでも３種類あり、最も自分が理想とするものを選ぶことが出来ます。

そして、顔もファッションも両方目立たせたい時に最適のプリ機のような気がします。

『コレカワ』雰囲気としては、男の子でも女の子でも誰でも盛れると評判で一昔前に大流行した『KATY』に似ています。

『これ以上可愛くなってもいいですか２』の紹介ページはこちら

・SUU      

◎No.1の透明感

このプリ機で撮影することによって『垢抜けした自分』に出会えます。
まさに透けているようなプリクラで透明感満載です。

更に人物だけではなく、、、シールまでも透けているんです！！！
今までにないプリクラのシールであることからシールの中では最もインスタに投稿されています。

『SUU＋』の紹介ページはこちら

・トキメキルール

フリューの最新型機種です。

◎撮影風景が携帯で撮れる

TikTokやInstagramのストーリー機能の影響で
自分で撮った動画をSNSにアップする人がより増えています。

そのような時代の変化からか
このプリ機のカメラ横に携帯を立てられるスタンドが出来ました。

しかも、ときめきライトで撮影中がキラキラ空間に大変身！！！

プリも動画も同時に撮れるようになりました！

ただ単に動画を撮るだけでなく、少しでも盛るためにSNOWなどのアプリを使ってうさ耳やねこ耳を反応させながら動画を撮る人もいます。

◎じゅわっと溢れるようなプリクラ

◎背景はピンクor白のみ

小学生〜中１の頃までは単色の背景よりもカラフルな背景を選んでましたが、
それ以降の背景は白一択。

シンプルな背景の方が人物を目立たせてくれることに気づいた模様です。💭

そんな私達のニーズに応えてくれている機種です。

『トキメキルール』の紹介ページはこちら

■＃アオハル　　今期春発表予定

◎アオハルFREEカメラ

カメラの高さ・角度・向きを自分で自由自在に動かせられる？！

◎セルフシャッターボタン

コレカワと一緒じゃんと思ったそこのあなた！違います。

今まではカメラの近くにセルフシャターボタンがありましたが、アホハルには壁とモニター両方にボタンが出来ました！
つまりどこに立っても撮りやすくなったのです。

◎アオハルベンチ

６、７年前には座れる台があるプリ機がありましたが、ここ最近のプリはありませんでした。

ですがアオハルによって座りながらも盛れるベンチが再び登場しました！

◎超広い撮影空間

歴代の多くのプリ機は頑張れば６人収まるかな...というほどの広さでした。

しかし、このプリはなんと１５人も余裕に入る空間！！！
大人数でプリクラを撮る際にはこのプリ機一択になりそうです。

他にもトキメキルールのようにカメラ横に携帯を置いてプリも動画撮影も同時に出来たり、
SUUのようにシールは半透明です。

まさに今までのプリ機の魅力がぎゅっと一つにまとまった感じがしました。

これは早く撮りたい！！！！！　『＃アオハル』の紹介ページはこちら

まとめ

今回紹介した４つの機種が現在のワカモノに最も支持されており、
SUUとコレカワは第二弾まで出ています！

ちなみに私の今のプロフィール画像はピンモンで撮影しました😋

どのプリ機にも共通するのは・・・

・背景は白が基本

・顔以外の加工しないor最低限で抑える　　　　ということ。

特に文字入れする場合は、後から携帯アプリで行うことが多いです。

このように色々な種類のプリ機があることから、
さまざまなな雰囲気の自分を楽しむことが出来ます！！！

あなたのお気に入り機種はありましたか？

■激化する競争　プリクラVS携帯アプリ

プリクラ１回撮影するのにいくらかかるかご存知ですか？

殆どのプリクラは４００円かかります、大体は２人で撮って１人２００円。

１回撮るだけなら安くない？と思う方もいらっしゃると思いますが、
違う機種で何回も撮ろうとするとどうしてもお金がかかってしまいます。

最近では無料の写真撮影アプリ（B612・SNOW・SODAなど）の進化が著しく、プリクラと同じように顔の加工やメイクまでもしてくれるようになり、携帯があれば盛れた写真が撮れるようになりました。しかも何回も撮り直せるんですよね←

携帯で撮れるならプリクラにお金をかける必要なくない？と気づいてしまった私達。

私も携帯アプリが進化してからプリを撮る回数がかなり減りました。

そこで私達が今後のプリクラに求めることを
仮説を立て、アンケートを元に分析をしてみました。

■プリクラのシール、本当に必要？

プリクラの特徴といえば、、、撮った写真がシールとなって印刷されること。

小学生のだった時はプリ帳というプリを貼って残すノートを作り、その日遊んだ感想とともにプリクラを貼ってアルバムのように活用していました。

その一方、中学生になってからプリを撮る一番の目的としては携帯にデータとして残すこと。

その携帯に送ったデータの使い道はというと、、、
SNSのプロフィール画像にしたりインスタに投稿したりなど使い方は様々。

携帯に高画質のプリを送ることのできるサービスが誕生し、
瞬く間に会員数が増えたと思います。

データでいつでも見れることから気づいた時にはシールを確認しなくなりました。

そこで私は考えました！💡

プリクラのシールは今時のワカモノに需要があるのかと。

私のプライベートのインスタアカウントで高校生にアンケートを取り、
約１００人の方に回答していただきました。

Q.１プリクラは携帯に送るデータだけで十分orシールもデータも欲しい

その結果がこちら↓

データだけでいい　　　　　６５％
シールもデータも欲しい　　　３５％

私はデータだけでいいという回答が８割近くあると予想していましたが、
シールも欲しいという方も一定数いることが分かりました。

シールも欲しい理由は、

・シールを携帯のクリアケースに挟んで飾りとしても使える
・友達にアルバムを渡す時に写真の一つとして使える
・あえてシールを写真に撮ってインスタにアップしたりする

ことが関係しているのではないかと考察しました。

シールは一回撮ったら振り返らないし財布でかさばるから、シールなしでデータだけもらえればいい！でもその代わり今より値段が安くならないかな〜〜

と私が今まで思っていたことを投げかけてみることに。

Q2.プリ機からシールは出ない（データのみ貰える）が
プリの値段が今より安くなるor今まで通りの値段でシールもデータも欲しい

その結果がこちら↓

安くなるならデータだけでいい　９１％
今まで通りの値段でデータ＆シール両方欲しい　９％

安くてデータが残るなら十分、データだけでいい！という意見を多く頂きました。

やはり、予想が的中。
先ほどのアンケートよりもデータだけでいいという方の割合増えてました。

シールを印刷しなければプリの値段を抑えることが実現可能なのか？

そこで、プリクラのシール用紙にいくらかかるのか調べてみました。

AMUZ-SEL049 PINKPINKMONSTER ￥132,300 980枚(2ロール)
AMUZ-SEL048 SUU. ￥94,500 700枚(1ロール)
AMUZ-SEL047 これ以上可愛くなってもいいですかー。
￥94,500 700枚(1ロール)
株式会社インナースペースさんのホームページより

このような結果からSUUとこれかわを一枚撮るのにかかるシール代は

　９４,５００÷７００= １３５(円）

１枚あたり１３５円のシール代がかかっていることが分かります。

このような結果から、
『データだけでいいから撮影の値段を安くして欲しい』という消費者のニーズに
応えられるのではないか？と考えました。

もしこのことが実現したら、
プリクラの歴史が塗り替えられたと全世代に激震が走りそう（小声）

■月額制の有料会員　みんなの本音は？

プリのデータをダウンロードする目的でプリクラを撮る私達。
無料会員は2枚までしか保存できないため、
全てダウンロードするために有料会員を登録している人が多くいます。

そこで私は思いました。
データを貰うのにお金を払うのは分かるが月額制って、、、

有料会員毎月フリューさんだと３００＋税かかるんですよね、
夏休みなどの長期休暇は通常より多くプリを撮るのでお得だと感じます。

ですが、、、プリを撮っていない月もお金を払わないといけません。

私も実際去年の秋まではずっと有料会員でしたが、
プリを撮る回数が月によってバラツキがあり、月によっては余計な出費になって
いることに気づき今は中断しています。

そこで考えました、
月額制はなく毎回お金を払うシステムにしたらどうかと！！！

Q3.定額でDLし放題or毎回撮影時に５０円くらいかかる　どちらがいいですか　

その結果がこちら↓

月額３２４円でDLし放題　　１７％
毎回５０円でDL                   ８３％

私と同じように毎回お金が払うシステムがいいという意見が多くありました。

毎回５０円かかる計算で行くと月に６回プリを撮れば定額制でも元が取れますが、
ぶっちゃけ長期休み以外で月に６回以上プリを撮ることは少ないです。

これもフリューさんの戦略だったりするんですかね、、、（小声）

これまでプリクラがより消費者のニーズにより応えるためには、どのように進化していけたらいいか分析しました。

あくまで一個人の調査なので全国のワカモノにも通ずるどうかは分かりませんが、
今時の高校生はこういう風に考えているよっていうことを知っていただけたら
嬉しいです！！！

■さいごに

長くなりましたが、最後までご覧いただき本当にありがとうございました！
自分の得意分野・好きなことでnoteを書けてとても楽しかったです🌟

本当に最近のプリ機の進化って著しいんですよね。

ここ数年で、たくさんデコってカラフルに仕上げる昔のプリクラからいかにシンプルに出来るかというプリクラに進化していきました。

このように進化したのは、

SNS上にアップするのはシンプルの方が見やすい

というSNSが普及した影響と関係があるのではないか、と考えました。

外からでは関係のないように見える事柄でも、SNSの影響を受けていたりなどと言った
SNSが密接に関係している事柄はプリクラ以外もあると思います。

こうしてSNSの発展は私達の生活を変えました。

■おまけ

プリ歴９年の私が今まで撮ったプリの枚数は果たして、、、？

プリを初めて撮ったのは小学3年生、
年上のお姉さんがプリクラという未知のBOXに入っていく姿に好奇心を抱いたことが始まりでした。

あれから９年。

今まで撮影したプリの回数は、、、

275回！！！

金額にしてなんと、、、

２７５×４００＝１１１,０００円

エグくないですか、、、、。
たった数百円が１１万円という大金に大変身していました。

手元にあるだけでもこれだけあるので、実際もっと多く撮ったと思います。

私はこれだけの回数を撮っていましたが、
女子高生の平均枚数がわからないので私は何枚だったよ！というのがあったら教えて欲しいです！

フリュー様様本当に今までありがとうございました！！！

これからのプリクラの進化も楽しみにしています！