ネオ渋谷系漫才師EXITのコロナ漫才について

最近、EXITという二人組の芸人さんを知った。
兼近大樹さんと、りんたろー。さんから成るEXITは、「ネオ渋谷系チャラ男漫才師」という肩書で、今、若い世代を中心に爆発的な人気を誇っているらしい。私には一生縁がなさそうなネオンカラーの服に、キラキラいやギラッギラなアクセサリーを身に着けているお二人は、確かに「新世代」という感じ。ついでに、あんなにも個性大爆発のお洋服が似合ってしまう、お二人のルックスの良さが羨ましい…。

私がEXITを知ったきっかけは、youtubeにアップされた「コロナ漫才」だった(こちらについてはかなり有名になったので、気になる方はyoutubeで検索してみてください)。
コロナ報道で頻繁に登場する語句に対する説明、現状に対する認識の甘さへの警鐘、そして私たちがどう行動するべきなのか…等をわかりやすく、かつ面白く伝えているコロナ漫才。
なんだこのお兄さんたちは!めちゃくちゃかっこいいじゃないか!気づけば10回くらいリピートして観ていた。

これほど私が「コロナ漫才」にハマってしまったのには理由があった。実は、私は医療/薬業界の末端にいる。この異常事態のなか、最前線で働いてくださっている医療従事者の方には遠く及ばないが、今年に入ってからずっとコロナに関わる仕事している。そんな私のもとには仕事柄もあり、かなり早い段階(中国での感染が噂され始めた頃だろうか)からコロナについての情報が入ってきていた。だからこそ、私はいち早く周囲の人たちに「日本にウイルスが来るのも時間の問題」「人が密集する場所に行かないで」と伝え始めた。しかし、当時はまだ政府を含め、(一部の専門職を除いて)誰しもが事態を楽観視していた節があった。私の人徳の無さかもしれないが、どれだけこちらが熱く語ったところで、真剣に耳を傾けてくれたとは言い難かった。

そんな中、EXITのお二人が漫才を通して、たくさんの方にコロナの危険性を訴え、それがすごい速さで伝わっていく様子を見て、「影響力のある方が、その影響力をめちゃくちゃ素敵な方向に使っていらっしゃる!!」と感激した。気づけばすっかりEXITの沼にはまっていた。今や、外出自粛のお供はすっかりEXITのyoutubeになっている。

私は兼近さんより1つ年下なのだが、同世代の方が社会問題に対して行動を起こしている姿を見て、なんだかとてもエネルギーをもらった。私は、お二人のように影響力があるわけでも、医師のように人命を助けられるわけでもない。いくらでも代わりの利く、傍から見ればちっぽけな仕事かもしれない。それでも今、コロナと闘う仕事をしている(もちろんそれ以外の仕事もあるが)。自分にできることを頑張ろうと思うことができた。


すっかりEXITにハマった私。まだまだ彼らについて書きたいことがある。何なら兼近さん、りんたろー。さん各々についても書きたいくらいだ。でも、さすがにそこまですると気持ち悪いと思われるかもしれないので、とりあえずやめておく。
いつかコロナが終息したら、EXITさんの漫才を生で観てみたい。人気者すぎてとてもチケットが手に入らないかもしれないけど。とにかく今はお二人にも元気でいてほしいと願うばかりだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?