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どうして子供を欲しいと思わないのか

私は、子供を欲しいと思っていない。

どうしてか?

欲しくないから、ただそれだけ。

この質問に対して素直に返答してよいならば、この一言で完了する。


だが現実はそうもいかない。

日本ではマイノリティな考えなので、説明が求められる。

まあ、理由を聞かれる事は苦痛ではないし特に苛立ちもない。

ただ、ひとつだけ問題がある。

それは、とても説明に困るという事。


きっと就職面接でもない限り人生で

自分の意思や選択に誰かから説明を求められる事なんてない。

だから単純にそんな説明用意していないのだ。


だけど、マイノリティな選択をした場合その説明必要はつきまとう。

きっと子供のいる人生を希望するかしないか、の話題に限らず

ホワイト企業を退職しようとする人や条件の良い相手との結婚を断ろうとする人も

同じく誰かから説明を求められるだろう。

どうして?なぜ?

きっと彼らに悪意は無い。

だけど、その問いを投げかけられた我々はどうしても困ってしまう。

答えは相手が思うよりもとてもシンプルで

そうしたいから。それ以上に理由なんてないからだ。

なんだか思慮深さを期待されている様な気持ちになってしまい、

それっぽい理由を答えたくなる。


きっと過去のトラウマや人生観が変わる様な体験を通して

その選択に辿り着いた人もいるだろう。

だがそういう人達ばかりではない、という事をここで叫んでおこうと思う。


そうしたいから。という回答に満足しない気持ちももちろん分かる。

ただ、今のところそれが正直な気持ちなんです。

そうしたいから。

それ以上の答えが見つかったらまたお知らせします。と言いたいくらいに

それ以上の答えは見つかっていない。


また、日本はマイノリティな選択に対して否定的で

肩身が狭いなと思った時期もあったが、今は違う。

そんな思考の自由、選択の自由が許される時代や

国に生まれた事に深く感謝している。


だからこそ、私はこれからも堂々と答えていこうと思う。

見栄も張らず、へりくだらず

ただ、そうしたいと思っている事を。