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スタートそして振返り

2020年11月末。指定された日から処方された薬を飲み始めました。薬を飲み始めてからは、怖くて体重計に乗っていません。浮腫むとか、体重増加とかよく聞くので、外見が少しくらい変わっても承知はしているのですが、数字でハッキリ表れちゃうと、よりショックを受けるので。笑

救いなのは、旦那さんがそういうことを気にしない人だということ。細いよりも太いのほうが好きみたいなので、もう少し太っても、むしろウェルカム!の状態だと、付き合っていた頃から言われていました。

話は逸れましたが…。薬を飲み始めて、自分では体型の変化はあまり感じられず、食欲もいつも通りでした。ただ、1週間経ったくらいから、胸の張りが半端なくなってきて、生理前のような状態になってきました。症状としてはそれくらいでした。

指定は朝食後と夕食後。特に時間が決まっている薬ではなかったので、自分のペースで飲むことができました。

薬を飲み終わって3日目の夜、生理が来ました。すぐに生理3日目に病院へ行けるよう予約をし、翌日、職場でお休みをいただく処理をしました。今後もこの薬は、度々処方されることになるのですが、私の場合は、この薬を飲み終わって3日目の夜に必ず生理が来ます。これは100%の的中率。生理3日目とか生理2日目とか限定された日でも、日にちが予測できるので、早めにアプリで受診予約ができました。

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2020年12月中旬。通っている病院のドアを叩いたあの日から、約1年が経とうとしていました。1年前のあの時、私は自分の治療ができるのか考えることもできませんでした。

でも今、私は自分の治療に取り掛かることができています。

世の中の男性の、100人に1人は無精子症だと言われています。無精子症の中にも種類があって、うちは、非閉塞性無精子症です。一番厳しい男性不妊です。その中でも、射出で運動精子が4匹確保できた。非閉塞性の中でも、ラッキーな部類に入ります。キンタロー。さんも、そうですね。(キンタロー。さんの記事を見たときは、私もかなり勇気付けられました。)

治療を進めて行くにつれて、治療方針に迷うこと、時間が迫ってしまっていること等、覚悟が揺らぐ言葉や時間が出てきたのも事実です。

でも、私たちは、今ある精子で勝負して行くことを決めました。【悪条件の中でも出てきてくれた4匹は、きっと、生命力が強い!】これは私の治療が始まる時に思った言葉です。今でも私のお守りの言葉です。

世の中には、今日、無精子症と分かった人もいるかもしれません。でも、1回の検査で絶望する前に、男性不妊を取り扱っているちゃんとした病院で、何度も検査してほしいです。もしかしたら、希望の光が見えてくるかもしれません。

そして、男性の皆さん。検査、受けましょう。

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