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採卵当日②

病院で受付を済ませ、ギリギリまで旦那さんと一緒にいました。私より旦那さんのほうが緊張していて、『もしかしたら意識がもどらんかもしれんじゃん💦』とか何とか言ってました。そんなわけあるかい!と笑ってツッコミ、『じゃあ、行ってくるね!』でしばしのお別れ。

指定された番号は18番でした。私の後ろの番号は使われていなかったので、この日は私がラストということだと思います。待ちながら、トイレへ行ったり、スマホをいじったり、ポケーっとしてみたり。暖房がかなり効いていて、暑かったのを覚えています。やってみて思いましたが、手術中に血圧計セットされるし、部屋も暖かいし、半袖のワンピースで全然よかったです。わざわざ長袖のワンピースを買ってしまったので…。

待っていると私の2、3人前の方が終わった様子でした。すごく苦しそうな息遣いで運ばれてきていました。そこで初めて、【え!痛いのかな…。】と思い始めてきました。

看護師さんに呼ばれて、いよいよ手術室に入りました。左手に血圧計、右手に点滴とパルスオキシメーターが装着されました。ドクターは前の患者さんの手術を終えてから来るとのことで、10分程待ちました。

ドクターに名前を呼ばれ、看護師さんに麻酔を入れられました。『今から麻酔を入れますね。ちょっと痛いですが、だんだん顔の辺りがピリピリしてくると思いま…』

【あ。ピリピリしてきたなぁ…。】

気付いたら意識を失っていました。

【そして、気付いたら終わっていて、ベッドの上でした!!!】

…となる予定でした。残念ながら違ったのです。なんと、術中に意識が戻ってきたのです。明らかにまだ手術室。何とも言えない痛みがいきなり現れて、思わず『痛い…』と言っていました。

その後、看護師さんに『🍋さーん、終わりましたよー』と言われて、また痛みが襲ってきました。休養室に運ばれてからもずっと、痛みは継続。悶えるほどの痛さってこういう事だと思います。息遣いも荒くならざるを得ない。休養室で聞いた、術後の患者さんの息遣いが理解できました。生理痛の酷い版?いや、そんなのでは説明できない痛さでした。看護師さんに座薬鎮痛剤を入れてもらえました。そこからまた記憶がありません。

目が覚めると、先程の痛みはなくなっていました。鎮痛剤が効いてきたのだと思います。ちょうど看護師さんが巡回にみえて、飲み物がむせずに飲めるかの確認をしてもらいました。何とか飲めました。

👩‍⚕️『軽食を摂って、排尿もきちんとできて、起き上がって説明が聞ける状態になったら、連絡をしてください。』

いつもならペロリと食べてしまうお気に入りの食べ物を持って行きましたが、身体が怠くて、食べたいと思えませんでした。でも、食べないと終わらないと思って、ゆっくり食べ始めました。起き上がるのも辛かったので…。隣のベッドの人は、袋の音からして、たくさん食べられている様子でした。本当に個人差があるんですね。

飲み物、食べ物、排尿、怠さ。一応全てクリアできたので、看護師さんに連絡をして、着替えと説明の許可をいただきました。最初の着替えからここまでで、約4時間半の長丁場。

旦那さんには『体は大丈夫?🍋に会うまで俺めっちゃビビっとったわ…。』と言われました。そうでしょうとも。はい。知ってます。笑

それでは、旦那さんと一緒に部屋に入り、コーディネーターさんから説明を聞いてきます!

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