コデックス・ティラニッド

コデックス・ティラニッド(10版)
10版ではスターターセットに含まれているので、多くの人がティラニッドのミニチュアを手にしているのではないでしょうか。

ローンチボックスの「リヴァイアサン」やアルティメットスターターセットは、ティラニッドのコンバットパトロールが入っているので、買ってとりあえず40Kやってみる入口としては良いと思います。
ちなみにリヴァイアサンとアルティメットスターター両方とも買って、やっと1200ptくらい。

[アーミールール] (以下・引用元コデックス63p)
(シナプス)
「自軍側ティラニッド・ユニットが1体以上の味方シナプス・兵の6mv以内に存在している間、そのティラニッド・ユニットは自軍のシナプス範囲内であることになる。自軍ティラニッド・ユニットが戦闘ショックテストを行なう際、その自軍ユニットが自軍側シナプス範囲内に収まっているならば、そのテストにおいて2D6の代わりに3D6をロールする」
(歪みの翳り)
「バトル中1回限り、いずれかのプレイヤーの指揮フェイズにおいて、このアビリティを有する1個以上の味方ユニットが戦場に存在しているならば、自軍は「歪みの翳り」を発動できる。発動した場合、戦場に存在する各敵ユニットは戦闘ショックテストを行わなければならない」
→自軍側はバトルショックを受けにくく、相手側にはバトルショックを与えるといったアーミールール。

以前の版にはあったようですが、今回のコデックスやコアブックにはサブファクションに当たる設定については触れられていないのと、スペースマリーンなどと違い水転写デカールが無いため、ティラニッドはまさに「設定とか気にしないで好きな色で塗っても大丈夫」なアーミーだと思います。
グロテクスさのある造形のおかげで「キレイに塗れている」必要性もそこまで求められない(塗りムラがあってもいいよね、むしろそのくらいの方が味があってよくない?くらいの意味合いで)のでペイントに自信のない初心者こそ、こういったモデルのペイントにどんどん挑戦していってほしいところです。

「侵攻艦隊」のデタッチメント(以下・引用元コデックス64〜65p)
[デタッチメントルール]
「急速適応」第一バトルラウンド開始時、バトル終了時まで自軍のすべてのティラニッド・ユニットに対して有効となる急速適応能力を次から1個選択せよ
・群生本能(条件下で連続命中1を得る)
・超攻撃性(条件下で会心ヒットを得る)
・群巣捕食者(条件下で精密攻撃を得る)
→3択ですが選ぶタイミングが第1バトルラウンド開始時なので、相手の編成や配置を見てから決められるのは大きいと思います。「超攻撃性」は相手がモンスターやビークルに対して発動するものなのでそういった相手に、そうでなければ郡生本能が安牌かな。
[強化]
再配置が行えるようになるもの、リロールができるようになるもの、シナプス範囲を広げるもの、痛みを知らぬ者5+を得るもの
[策略]
・「高速再生」は痛みを知らぬ者6+(シナプス範囲内なら5+)を1cpで得られるので使われる場面が多いと思います。
・「無尽蔵の大群」は撃破されている兵を最大D3+3体まで復帰ができるのは大きい。

「破壊者の大暴走」のデタッチメント(以下・引用元コデックス66〜67p)
[デタッチメントルール]
「怒り狂う巨獣」自軍側ティラニッド・モンスター・兵が攻撃を行なう際、その兵が属するユニットが初期兵数未満である場合、その攻撃のヒットロールは+1の修正を受ける。また、その兵が属するユニットが半壊状態である場合、その攻撃のウーンズロールは+1の修正を受ける
→対象がモンスターのみなのでデタッチメントルールの恩恵は薄いと思います。
[強化]
→強化についてはどの兵でも可能な物。「湧きあふれる激情」は白兵戦で撃破された後に殴り返しができる物(ただしD6を振って3+が条件)
[策略]
6種類ある策略の全てがティラニッドモンスター対象で、モンスター中心の編成が求められる。

「果てしなき大群」のデタッチメント(以下・引用元コデックス68〜69p)
[デタッチメントルール]
「打ち克てぬ郡団」敵ユニットからの射撃によって兵が撃破された場合、敵ユニットにダイスの出目分だけ接近するように移動(長文だったのでかなり省略してます)
[強化]
「環境順応擬態」は3つまでの無尽蔵の大群ユニットに遮蔽ボーナスを持たせられることができるので必須になりそうな強化。
[策略]
属性キーワード「無尽蔵の大群」が必要になるのでターマガントなどのユニットを中心にした編成を求められます。
「止め処無い波」は2cpで全滅した無尽蔵の大群ユニットを全快で戦略的予備戦力に配置ができる。

「融合群集団」のデタッチメント(以下・引用元コデックス70〜71p)
[デタッチメントルール]
「郡れの餌」確保している作戦目標マーカーの範囲内にいる場合、ユニット1個を再生(長文なのでかなり省略しています)
強化・策略についてもキーワード「収穫者(収穫個体)(英語版ではどちらもharvesterなので同意味かと)」が対象とされるものが中心。サイコファージやリッパースウォームあたりがキーワードを有しているが、それを中心とした編成となると難しい印象。

「先遺群の猛攻」のデタッチメント(以下・引用元コデックス72〜73p)
[デタッチメントルール]
「獲物を追う触手」このアビリティを持つティラニッドユニットは退却を行ったとしても突撃を宣言できる。このアビリティを持つ先遺侵攻個体ユニットはターン中に全力移動を行っていたとしても突撃を宣言できる
「アルファ前線個体」デスリーパーは狩猟個体ルール(自軍側ウォーロードに選択することができない)を失い、自軍ウォーロードになることができる。
→フォンライアンズリーパーなどの白兵戦で戦うユニットを中心にした編成を意図としたデタッチメントかと思います。強化と策略も同様で白兵戦に特化させる仕様

「シナプス中枢群」のデタッチメント(以下・引用元コデックス74〜75p)
[デタッチメントルール]
「シナプス総御」バトルラウンド開始時、以下に示すシナプス総御のいずれか1つを選択してもよい。そのバトルラウンド終了時まで、選択されたシナプス総御は自軍に効果を発揮する。自軍のシナプス範囲内に収まっている自軍側ティラニッドユニットはそのシナプス総御の効果を得る。それぞれのシナプス総御はバトルにつき1回のみ選択できる。
(スペシャルセーブ5+
(全力移動と突撃ロール+1
(白兵戦のヒットロール+1
→スペースマリーンのデタッチメント「グラディウス打撃部隊」に近いものかと思います。
強化・策略もシナプスユニット・シナプス範囲内のユニットが対象になるものが中心で、そもそものアーミールールのシナプスの範囲に上手く立ち回らせる必要がありそう。

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