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まりもが偽物だった話

今回は「まりもが偽物だった話」です。
以前もTwitterで「10年ほど育ててきたまりもが偽物だった」ということを投稿しました。

まりもの飼育は今回が3回目。
初代は20年ほど前に阿寒湖に行ったとき、そばのお土産物屋さんで購入した缶詰めのまりもでした。
この子は本物の水草で、光合成もするしお水を変え忘れると病むし、最終的には私が長期で海外に行っている間に水がなくなり枯れてしまいました(泣)
まりもに愛着が出ていた私があまりにも悲しむものだから、夫が同じ阿寒湖のお店がネット出品していた缶のまりもを購入。
初代まりもと同じようにかわいがっていたのですが…。
初代まりもは少しずつですが大きくなっておりました。
しかし二代目まりもは全く大きくなる気配がない。
一応、光合成しているかのように日に当てると空気がつくので「生きてるんだろうなぁ」と思っていたのですが、さすがに10年まったくその姿が変わらないのもおかしいなと思いました。
その疑問を口にすることが多くなった頃、夫がついに「切ってみよう!」と。
私は数日迷いました。
10年近く可愛がってきたまりもです。
切るのは忍びない。
それ以上に、真実を知るのが怖い…。
しかし、真実を知りたいという気持ちもあり、ついに…!!!
殺人事件ならぬ、殺まりも事件?!
と思いきや…どうみてもアクリル系の化学繊維でした(笑)
なぁんだ!と思う反面、騙されたなぁというがっかりな気持ちも。
初代のような本物のまりもは、いないのだろうか。
もちろん、マリモは天然記念物なので本物のマリモは売られていないのは知っています。
あのあたりで売ってるお土産マリモは、パートのおばちゃんたちが水草を手で丸めているものという話も聞きました。
それでも、生きている水草であれば育つんです。
初代のように10年間ちょっとずつ大きくなってくれるんです。

買ったマリモが偽物だったというネットの投稿はたくさんありましたが、中には本物の水草だったという人もいました。
なので再度、夫は残念まりもの代わりに「本物の水草」を謳っているまりもを購入。
そして育ててみましたが…数ヶ月経ちやはりどうにも手触りが違う?と、またもや持ってはいけない疑問を持ちました。
ううぅ…また殺マリモをやるのは気が引ける。
しかし、もうこのまりもを信じてやることができない。
大きくならないのはもちろん、水で洗うときの手触りがまるでスポンジ。
あぁどうしよう。
と悩むまもなく、夫がさっくりといってしまいました。
もう二度目なのでね、全く躊躇がありません(笑)
その時の画像がこれです。

2個入のうち、一つを解体!


拡大するとスポンジっぽい?

完全に乾燥した状態にしたマリモを瓶に戻して水をやってみます。

すぐに元通りという感じでした。
ちなみに購入したサイトは「阿寒湖 きりり」というお店で、そこの紹介文には「水草」と記載してあります。
もしこれが水草じゃなかったら、嘘?詐欺?
えー!ジャロに電話じゃろ?!
です


完全に「養殖まりも」「水草」の文句が


光合成すると書いてある

これ、表示が詐欺じゃないか。
もし水草じゃなかったら消費者なんとかセンターに相談する案件になっちゃうぞ?
と思い、販売元へ確認してみました。


「植物」と言い切った!

とはいえ、自宅に顕微鏡などもなく。
繊維を見たところで素人がなんの繊維か判断するのは難しいと思い、とりあえず完全に乾燥するのを待ってみることに。
水草であれば枯れると思うので。

そして殺マリモ事件から1ヶ月以上、ときに天日干し
ときに、猫に食べられそうになりながら完全に乾燥したまりもがこちらです。

一応、元のように瓶に入れてみました


水草…ではないですね

さて、これからどうしよう?
もう一度まりもを買っても「水草です」「植物です」と言い切るお店のものがコレなので、もう信じることができません。
どなたか本物のまりも(天然のじゃなくて水草集めたやつでいいので!)をご存知の方、教えてください(泣)

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