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K-3 iii Monochrome matt editionと③

4つの画素をまとめて色を作るカラーと異なり、モノクロームは1画素1画素が「解像度」となる。つまり、2600万画素なら、真に2600万画素なのだ。通常のカラーセンサーでは6000万画素にカラーフィルターをかけて4つの画素をまとめる。とは言っても、4分の1の1500万画素になるわけではない。解像度は変わりなく6000万画素であり、解像感を失わないように4つの画素の中で補間しあっている、ように思える。境界は曖昧になるが…。結局のところ、カラーフィルターを取り除いたとしても、3割増くらいの解像感だという。
2600万画素の3割増なら、3300万画素くらいか。ならば、3600万画素のK-1と解像感は近く、ハイレゾしたほうが、解像度も解像感も高い。

とどのつまり、2600万画素ではカラーフィルターを取ったところで解像度的なメリットはフルサイズと比べると大したことなく、K-1と並ぶくらいであり、「ああ、やはりフルサイズは高画素&高感度でも優秀だなぁ」で終ってしまう。
ならば、ISO80万のような非実用的な高感度で勝負するより、最高感度は51200くらいにとどめて、高画素で勝負してほしかった、などと思ってしまう。
4000万画素のセンサーを積んでいたなら、フルサイズで5200万画素相当となり、仕上がりとならば、もはや6000万画素とも遜色ない。

もちろん2600万画素てカラーフィルターなし、ローパスフィルター無しが作り出す画質で、これまた不自由はなくて、ファイルサイズが手頃で助かるのだけれどね。


花粉まで描写してくれるとは…

白黒写真はアレブレのイメージが強くあるが、私にとって白黒といえば微粒子のファインプリントこそであり、カラーこそ解像はあまり要らないと思っていた。

やはりモノクローム専用機では、ファインプリントを目指したい。そうなると、K-3III MONOでもハイレゾショットを使って解像感を高めたいとおもう。
問題は、ペンタックスのレンズでは、解像厨を満足させるレンズが少ないことである。最近出た、FA50mmのリニューアル版もクラシック感あふれる描写が売りで、ギチギチの解像を楽しむものだはない。
「開放から解像感の楽しめる単焦点レンズが欲しい」となる。ああ、ペンタックスを使っている限り、毎度陥る悩みである。


解像感が高ければ絵になるものも多い。低解像だと、ただの眠い写真だ