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43mm は64.5mm

フルフレームでも使いやすく、ミラーレスでも使えて(絞りリングがある)、軽いレンズということで手に入れた43mm。35mmマクロと大した差はないだろうと高を括っていたら、標準よりは中望遠に近く、広角バカとしては不思議な感じ。

64.5mmでスナップは…

超広角は漫然と、何でもかんでも写ってしまうのが悪いと言う人もいるが、主題のなく何でも入り込んでいて、主役が薄れている世界観が好きだ。モブキャラのためのモブの世界なのだ。一方、中望遠は主題がしっかりしやすくてなんでも苦手。中望遠でも何かと情報が多いほうが好みだ。

K-3iii monoとHD 43mmで撮った写真は、繊細な描写が目に心地よい。きっと猫とか犬とか撮ったほうが良いのだろうな。手近なのは鉄塔くらいなので、たちならぶ鉄塔を橋の上から撮って満足。
31mmと77mmもSMC版を使っていたが、31mmはいまひとつ描写が好みではなく、77mmはパープルフリンジが気に入らず手放してしまった。HDのスッキリした描写なら好みに違いないと、食指が動きそうだ。マウントアダプターを使えば5DSRでも使えるし、α7r4ならAFアダプターもある。Kマウントは現代でもユニバーサルマウントになるのだ。


逆光にも強いなぁ

43mmは標準レンズとして、すこしだけ雑多に周囲の環境をすくい取り、切り取り感が少ないために使いやすい。ただしAPS-Cでは64,5mmと中望遠になってしまう。もはや77mm f1.8に近い存在だ。描写は全く異なり、ふんわり感は薄い。
では、31mmは46.5mmとなるのであれば、これは使いやすくなるに違いない。鏡体が大きくて取り回しは異なってくるが、つかいやすいのではないか?と考えるにつれ、次は31mmが気になっている。
77mmは115.5mmとなり、135mm f2.8の好きだったわたしには、これまた便利なレンズになるだろう。とほほ。