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K-3iii monoは買いか? 楽しいか?

K-3iii monoを使い始めて2週間がたった。使いこなしている自信はまったくない。正直言うと、LEICA MMの方が納得行く絵が出るだろう。それは良い絵とか、うまい絵ではなくて、撮った結果として受け入れることができる写真だ。きっとレンジファインダーに起因する、諦めかもしれない。一眼レフでは、もう少し上手く撮れるのではないか?と錯覚してしまう。

なんでもないものを撮る楽しみ

カラーで取る必要もあり、EOS 5DS Rを使ってみると、フィーリングも出来高も宜しい。高感度に弱いところもあるが、素晴らしいできだと改めて思う。K-3iii monoを買うお金があるなら、中古の5DSRなら2台買えるだろう。
このカメラは値段で測ることはできない。出来高で測ることも…。その価値と言うのは、世間で溢れている尺度では見いだすことはできない。私の身体のなかに価値があるのだ。

新品で買う最後のデジタル一眼レフ

始めてデジタル一眼レフを買ったのはもう17年も前になるだろうか? D200から始まったわたしのデジイチの旅もはK-3iii monoで終わりを迎える。(5dsとか、予備でほしいけど(笑))
モノクロームで終わるのは、白黒写真が好きなわたしには相応しい。そう書くと墓標のような気がする。

自分とカメラ、写真を見つめ直す媒介だと考えると、K-3iii monoはマイルストーンであり、その値段に見合うものだ。さすがに、お釣りは出ないけれど…。

Q2Monochromより撮影が楽しい。これは発見だ。出来は解像度の高いQ2Monochromの方が好み。

買いか? と聴かれれば、「いやぁ、そんなことはないです」と答えてしまうかもしれない。ライカMMだってそうだ。
楽しいか?と聴かれたら、「それはもう、ミラーレスなんて使いたくありません」と答えられる。