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フラカンのおすすめ曲5選

パンクロッカーの井下斗和です

フラワーカンパニーズ(フラカン)の二度目となる武道館ライブが決まったことを聞いた時、正直、驚きを隠せませんでした。35年もの間、何度も壁にぶち当たりながらも、自分たちの音楽を貫いてきたフラカン。あの武道館という舞台に再び立てるのは、本気で音楽を続けてきた彼らだからこそ成し遂げられたことだと思います。35年間も走り続けるというのは、並大抵のことではない。だからこそ、フラカンには心からのリスペクトを感じずにはいられません。

さて、そんなフラカンの素晴らしさを少しでも多くの人に伝えたいと思い、今回は僕が特におすすめしたいフラカンの楽曲5選をご紹介しようと思います。フラカンには300曲以上の楽曲があり、選びきれないというのが本音ですが、それでも何度も繰り返し聴いてしまう名曲たちを紹介します。

まずは一曲目、「深夜高速」。フラカンを語る上で欠かせないこの曲は、まさに彼らの代表曲。岡崎体育やかりゆし58、泉谷しげるなど、多くのミュージシャンがカバーしてきた一曲です。特にサビの「生きててよかった」というフレーズは、心の奥底に響いてきます。何度この言葉に救われたかわかりません。ライブでも必ずと言っていいほど演奏される曲で、その重厚感とともに、聴くたびに新たな気づきを与えてくれるような、不思議な魅力があります。暗めの曲調ながら、どこか元気をもらえるような感覚になるんです。この曲を初めて聴いたとき、自分の存在価値を肯定されたような気がして、涙が出そうになりました。

二曲目は、「無敵の人」。この曲は、明るく前向きな雰囲気が漂っており、初めてフラカンを聴く人に特におすすめです。「頑張ってる人はそれだけで綺麗だ」という歌詞が、日々の苦労や努力に光を当ててくれます。僕自身、どんなにうまくいかないことがあっても、この曲を聴くたびに「それでも頑張ろう」と勇気をもらえます。フラカンの楽曲は、その一つ一つに強いメッセージが込められていて、それが聴く人を鼓舞し続けているのだと思います。この曲を初めて聴いたとき、シンプルなメロディと前向きなメッセージに、心が軽くなったのを覚えています。

三曲目は、「孤高の英雄」。フラカン初期の名曲であり、この曲から今のフラカンの形ができあがってきたのではないかと個人的に感じています。「孤高の丘に立って、心に決めたぜ」という歌詞のカッコ良さには、心を打たれます。孤高という言葉が示すように、どんなに孤独でも、自分を貫く強さを持ち続けることの大切さを教えてくれる曲です。この曲を聴くと、自分がどんなに孤立していようと、自分の道を信じて進む勇気を持とうと思えるんです。フラカンが奏でる音楽には、そうした強いメッセージ性があるんですよね。

四曲目は、「雲の形」。この曲は、大人になってから、自分の人生を振り返っているような感覚を与えてくれます。歌詞には、後悔や迷いが詰まっていて、それがすごく人間味を帯びている。自分の本心を隠してしまうことや、過去を美化して語ってしまうこと、そんな誰しもが経験する葛藤が、この曲には込められています。この曲を聴くと、自分の弱さを受け入れて、そこから前に進もうという気持ちになります。

そして、最後にご紹介するのが、「履歴書」。この曲もまた、前向きなメッセージに溢れていて、「胸を張れることなど何一つ無いよな 真っ白な履歴書に生きていますと太字で書け」という歌詞が印象的です。生きていること自体が、すでに価値があるというメッセージに勇気をもらえます。この曲は、どんなに辛い時でも「生きていれば、それだけでいい」と思わせてくれる力強い一曲です。

今回紹介した5曲以外にも、フラカンには最高の曲がたくさんあります。正直、300曲以上の中から選ぶのは至難の業ですが、これらの曲を聴くことで、フラカンというバンドの奥深さを少しでも感じてもらえたら嬉しいです。どの曲も、フラカンらしさが詰まっていて、聴く人の心を掴んで離しません。

彼らの音楽に出会えて本当に良かったと思います。そして、二度目の武道館ライブ、これからもフラカンはきっと、もっと多くの人の心に響く音楽を届け続けてくれることでしょう。

井下斗和でした!

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