ふとした思いつき。


あれはたしか2年前くらいの出来事。


ある日ふと...

「えんとつ町のプペル(絵本)」
誰かにプレゼントしたいな( ・ω・)


そう思ったのが最初のキッカケ。

あの時なぜ
そう思ったのか、
そうひらめいたのか、
今ふりかえってみてもよくわからない。


なぜプレゼントしたかったのか...???

というのもワタシは
元々あんまり積極的に
人にプレゼントしないタイプで。

だってプレゼントしても相手が
それを好きかどうか
それを喜ぶかどうか
わからないから。


あれは例えば
誰かとそんな話もしてなかったのに
キッカケになる何かが全くなかったのに
急に「あ、◯◯食べたい!!」と
思いつく...それに近い感じ。

急に訪れた【ふとした思いつき】。


さて、プレゼントすることは
決めたけど。


誰にプレゼントしようかな...

何人も何日も考えたものの

なかなかこれといって思いつかない。

ならば。


ちょっとこのネタは置いておこう
(*´・ω・`)b


そうしてしばらくして過ごしていると。


2度目の【ふとした思いつき】が

訪れた。


(あ、そうだ...!!

あのコ達にプレゼントしよう)


思いついたのは
ワタシの友達の息子さん達。
おちびーず。

長男クンは小学校にあがったばかり。
次男ぼーは幼稚園(または保育園?)
くらいの年齢。


そうだ、あのコ達にあげようか!!

いや。


...待てよ。

( ̄~ ̄;)


絵本を読むには微妙な年齢か?
あげるにはちょっと遅いかも???
そもそもあのコ達が絵本自体に
興味があるのかさえわからなかった。


不安になって
お母さんである友達に連絡してみる。


「あのぉ...ちょっと聞いてみるのですが。


 息子さん達って
 絵本読みますか???」


「え?読むよ(・_・)」


(あ、え...?読むのね...)

と自分で聞いておきながら驚くワタシ(笑)

絵本を読む年齢層をわかってるようで
わかっていなかった。

そして続けて
「あのぉ...プレゼントしたい絵本が
 あるんですけど送ってもいいですか?」

とお願いしてみた。

友達の家に遊びに行こうと思えば
全然行けるけど。
タイミングとかそれぞれの予定あるし
すぐ行けるとも限らない。

その行けるいつかを待つよりも
できれば自分の気持ちが新鮮なうちに
行動してみたかった。


そして「送る」という行為をはさむことで
プレゼントされたという出来事と

さらに
子供達の名前で送りモノが届く。
そういう体験をさせてあげたかった。
(ありそうであまりない気がして。)

↑これは3番目の

【ふとした思いつき】。


ということで。


いつもはあだ名で読んでいる
2人の息子さんのお名前と漢字を
お母さんにしっかり教えてもらい、
レターパックの宛名に
子供達の名前をしっかり書いて
えんとつ町のプペルを送ってみた。


そして。



しばらく経って友達から


「えんとつ町のプペルが活躍したよ!!」
との連絡が。


(へ...?なに何...?カツヤク??? (*・д・)

一体何が起こったのだろうか。)


聞いてみたところ
どうやら長男クンが通っている
小学校の先生がいわゆる道徳
(これである程度年齢がバレる)
の授業で

『宇宙をイメージさせるものを持ってきて』
という宿題を出されたらしく
(この先生の発想、素敵じゃないですか?)、

長男クンがそれに似合うモノは何か?
と考えてみた結果
「えんとつ町のプペル(絵本)」を
持っていったらしいのです。

あの絵本後半になってくると
星空のページいくらかあるしね
(* ̄ー ̄)


先生が授業中だったかあの絵本を
読んでくれたらしい。

同級生達は先生に読んでもらった
あのストーリーに感動したとか。

しかも教室に『オススメ本』として
飾ってくれたようで。


まぁ要は
「お前すげーじゃん!!」
みたいなちょっとしたヒーローに
長男クンはなったというわけです。

お母さんも
「(あれのお陰で)ポイントアップした」
とのお言葉も頂きました。
(うぇーーーい!!o( ゚Д゚)o )


しかもあれ
【サイン付き(しかも初版本!!)】

↑これだけは後で気づいて

(あーーーーーーーーーーーー!!!)

って少し後悔した(笑)


ま。いっか...( ・ω・)
サイン本は他のクラファンの時
リターンでもらった別のがあるしね。
それにもサイン入ってるし
(と自分に一時一生懸命言い聞かせた・笑)

長男クンはちょっと空気が沈んでも
人を笑わせるムードメーカー

次男ぼーは盛大にこけても
泣かずに自力で立ち上がる
負けず嫌いさん
(ワタシ本位の主観だけど)


きっと時間が経過していくにつれ
あの時の出来事は
少しずつ記憶から薄れていく。
新しい出会い、経験、勉強の為に
古い記憶は徐々に消去されるように
人間はできているらしいから。

でも『あの成功体験』は
形や何かには残らなくても
事実としてあったことに変わりはない。


珍しくふと思いついて起こした行動が
ほんのひとときでも喜んでもらえて、
そしてなかなか面白い授業の課題に
見事なまでにバチっとハマり、
ほんのひとときでも長男クンを
ヒーローにでき、
さらには同級生達にも
感動を与えることができたわけで。

きっとある日帰宅して
ワタシの友達でもあるお母さんに
「ねぇ聞いて!!
 今日学校でこんなことあってね」
みたいな話はしたであろうし、
それはお父さんや次男ぼーも
聞く機会はあったんじゃないかと。


間接的ながら
狙ってもできないなかなか
素敵な体験をさせてもらった。


えんとつ町のプペルという絵本から
まさかこんなストーリーが派生するとは。


今に始まったことではないけど
混沌としたこの世の中。
あと数年後どうなってるかもわからない
色々と惑わされてしまいそうな
不確かで何が正解かわからない
そんな世界だけど。


おちびーずふたりがどうか
立派な素敵な大人になれますように
(。-人-。)


いや

...待てよ。


きっとなれるか。

ふたり共、


現段階でしっかりしてるんだから。


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