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スコーピオ杯におけるオープンリーグ用A+育成指針(10/30加筆)

どうも、れがと申します。
リアルの方の都合で体力的にもモチベ的にもきつかったので前回はお休みさせていただきました。

自分の悪癖で後回しにしがちってのがあるので、最近はある程度解像度を上げてから色々と書いてましたが今回はサクッと執筆段階での所感を書いていこうかと思います。
ぶっちゃけ見りゃわかんだろ的な中身な気もしなくもないですが、自身の考察との擦り合わせや叩き台にしてもらえたら幸いです。

ちなみに執筆段階で育成は3回しかやっていないので育成例は今回はないです。

1:基本方針とコース特性について

今回の条件は、
京都 芝 2200m 右 外 晴れ 良バ場
となっています。
コース図はJRA公式を参照してください。
コース補正はスピードとなります。
スピ901以上でスピード値に20%の補正がかかるので基本的にほぼ全てのウマがスピ20%される超高速環境です

(紛れが他より少なくて見た目より難易度が高くなりがちで勝ちやすいから)個人的に大好きな京都レース場がついにやってまいりました。

京都レース場外回りの特性は大きく以下の2つです。

坂が少ない(がデカい)

最終直線がフラット

今回の条件では中盤後半から終盤頭にかけて丘状に坂が鎮座しています。

スタートから数えて、
1050m〜1150m地点に勾配2のきつい上り、
1150m〜1375m地点に勾配1のゆるめの上り、
1375m〜1525m地点に勾配2のきつい下り

がそれぞれ存在しています。

ポジションキープ区間の終わりが約916m地点、終盤突入地点は1467m地点なので、ちょうどポジキが終わった後あたりに上りが来て、下り坂を半分ぐらい進んだあたりで終盤のスパート区間に入ります。
そしてスパート区間はひたすらフラットなコースを進み続ける事になります。

ここから読み取れるのは、
①中盤の展開におけるパワー値の重要度が高くなる
②賢さ値は重要ではあるが、他のコースと比べて伸ばしまくる旨味は少ない
③他のコースと比べて終盤速度固有の威力がごく僅かに低くなる
④上に付随して後方脚質のスパート威力がやや弱体化している
⑤坂の位置のせいで脚質間のパワーバランスがぶっ壊れている
⑥スタミナデバフはしっかり構築できれば強いが半端なデバフは意味がない

の6つになります。

まず、①と②ですが、賢さとパワーを800と900の場合に中盤でどの程度差が生じるのかを見てみます。
中盤区間においてパワーで明確に差が生じるのは上り坂における減速になります
パワー800と900のウマの間では中盤の上りにおいて単純距離アドで約1.1mの距離差が生じます
この差は距離脚質コーナー直線○1発分に近い差となります。

パワー900を基準としてパワー値を変動させた時の上り坂での相対単純損失距離及び終盤加速度の変化(先行脚質の場合)

パワー 上り坂損失距離(m) 終盤加速度(m/s²)
1000             +0.863                  +0.022
 950              +0.455                  +0.011
 850              -0.509                   -0.011
 800              -1.081                   -0.023
 750              -1.730                   -0.035
 700              -2.472                   -0.047


一方で賢さ値に関わる速度ランダム補正と下り坂加速モード突入率についてはあまり大きな差は生じません。
賢さ100差程度では速度ランダム補正での獲得距離平均値は0.3m程度にしかならず、下り坂の長さも短いため、下り坂加速モードの突入回数はおそらく1〜3回程度になると思われるので、正直そんなに差が生まれるわけではありません

なのでパワーと賢さのどちらを上げにいくべきかで言うとパワーの方がやや優先度は高くなるのかな、と思います。

③と④についてはスパート区間での坂の有無とコース補正によるものです。
東京や阪神のような最終直線で坂のあるコースでは坂の減速に合わせて終盤速度固有を出すことでほんのりスキル威力の底上げができます(中盤圧縮と同じ原理。中盤圧縮については「理論で学ぶウマ娘〜速度スキルのアドバンテージ計算について」を参照のこと)。
ですが、京都は最終直線で坂がないので気持ち弱体化してしまうというわけです。
まぁ、明確な差ではないですがハナ差程度での勝敗には関わってくるかとは思います

そして、コース補正により全体的にスピード値が底上げされるため、脚質間でのスパート最高速度性能の差が小さくなることも忘れてはいけません
これも中盤圧縮と同じ原理(厳密には単純な速度差もある。スピード値が大きくなればなるほど速度差の絶対値も小さくなる)です。
ベース速度が速くなればなるほどスピード値由来の速度差が占める性能差の割合は低くなるのです

①〜④を総合的に踏まえると、前方脚質は相対的にスパートが強くなり、後方脚質は相対的に中盤区間が強くなるということになります。
ただ、ポジキの獲得アドにより気持ち前目が有利かな、となったところで⑤の原因がしゃしゃり出てきます。
絶妙な下り坂の存在です

今回の下り坂はほんと絶妙な位置に存在しており、直滑降が最強加速スキルとなってしまいます
発動条件がガバガバな上、基本的に出たら仕事してくれるのは確定なので、上の要素と併せて先行が恐ろしく強くなってしまっています
逃げも本来ならコースの恩恵を大きく受けるはずなのですが、直滑降が強すぎて本家アンスキでも叩き込まない限りはかなりきつい戦いを強いられることになります。

また、今回は第3コーナーから終盤入りするのでノンストは有効ではありますが、直滑降がガバガバすぎておそらく先行バがバンバン突き進んでいくためノンストの条件を満たしづらくなってしまいます。
(ただ、おそらくルムマ環境及び野試合ではノンストの発動も期待できると思われます。⑥の影響です)

後方脚質が勝ちにいくには中盤の速度差の優位を活かしたステスキル構成にしないと難しいでしょう。

そして最後の⑥についてですが、下り坂が短く要求体力水準が高めになるので比較的スタミナデバフの威力は大きくなります。
ただ、前々回のヴァルゴ杯と違い、下り坂が存在しないわけではないので過信は禁物です。
下り坂加速モードに2回程度突入するとして、突入時間期待値は5秒ほどなので白スタミナデバフ2発分程度は相殺されてしまいます。
さらに、後述するようにクリオグリがアホみたいに強いのですが、クリオグリはデバフ耐性が高くなりやすい(スタミナ値を回復スキルで置換できるのでデバフ威力が低下する上、2つ目のミラクルラントリガーもデバフに対する対抗手段となる上、白回復を金回復にするだけで容易に対策が可能)ので、1番対策したいウマに対して効果を発揮しづらいというなんとも微妙な感じになるはずです。

ただ、殺意をマシマシにした2デバフ14%体力減少構成にすればさすがにクリオグリと言えどもお散歩は概ね免れないはずなので、野試合においては理論値最強編成となるはずではあります。
ただ、チャンミにおいては紛れがめちゃくちゃ発生しやすくなるので運に自信がなければおすすめはしません。

そして今回のステータス目安ですが、おそらく
1200 950〜1000 850〜1000 600 800〜950
程度となるはずです。
金回復を採用する場合はスタミナは800ちょい、デバフを見るならスタ根+50〜+100ぐらいを見ておくといいかと思われます
野試合なら余分に金回復を1〜2個搭載しましょう

スキルは正直いつも通り(加速を採用しつつ、距離脚質直角◎をはじめ、中盤スキルメイン)といった感じですが、後方脚質を運用する場合は中盤を厚めにした方が丸いかと思われます。

2:おすすめウマ娘とかチーム構成とか

2-1:おすすめウマ娘とチーム構成

いつもの。今回はやや精度低めかも

おすすめウマ娘はこのような形になるかな、と思います。
基本的には先行勢が点数高め、逃げと後方勢は強力な中盤固有や終盤加速を持っていないと厳しいと思われます。

そしてクリオグリはバグめいた強さです
あとで項目を割きます。

個人的におすすめな編成は逃げ1先行2もしくは逃げ先行差しです。
逃げは正直かなりきついはずではありますが、相手のクリオグリが幸運な先行になってしまったら挽回するのはほぼ不可能なので逃げを用意しておいた方が無難です。

逃げウマで安定して勝ちにいけるのはおそらくウンスとキタちゃんぐらいかと思われます。
ウンスは自明として、キタちゃんについては固有がかなりいい感じに接続するので継承アンスキでもそれなりに高いスパート性能を確保できると思われるからです。
あと、一応ダスカもぶん回ればさいつよですが回らなかったら死なのでロマンを追い求める人にしかおすすめはできません。

後方勢は高威力の加速スキルを叩きこむことを前提に如何に終盤前に前方脚質に食い込むかが鍵です。
彼方アナボを叩き込みつつノンストをキメないとおそらく先行相手はきついはずです。
ただ、ノンストをキメて気持ちよくなるためには前に食い込まないといけません。
なので構築は難しめになるかと思われます。

あまり自信のない人は先行3で徹底的に後ろを潰しに行くか、後ろ3人で誰かはぶん回ることを祈るのもなくはないです。

2-2:クリオグリ あゝクリオグリ クリオグリ それにつけても お腹が空いたな

中距離人権のクリオグリくんは今回も化物じみた強さです。
ただ、今回の強さは過去トップクラスになっている上、構築パターンも2パターン存在するのも特筆すべきポイントです。

  • 先行クリオグリ

これはいつものやつです。
スリセトリガーに加えて、やや威力は落ちますがU=ma2もトリガーに使えるので安定性はかなり高いです。
さらに決意の直滑降も入れればもうこいつだけでいいんじゃないかなって感じになるはずではあります。

  • 追込クリオグリ

実はクリオグリは追込でも恐ろしく強いです。
先行だと下り坂のおかげで直滑降が悪さをするように、追込の場合は下校の楽しみが悪さをします

乱数固定での下校トリガーミラクルランの速度変化グラフ
乱数固定でのスリセトリガーミラクルランの速度変化グラフ

下校の楽しみをミラクルランの発動トリガーにすると上の画像の通り、スリセより若干威力が増します
下校の楽しみは順位条件不問なので、だいたい95%ぐらいの確率で超高威力確定接続複合固有を叩きこむ化物が産まれるのです。
さらに100mぐらい中盤を走るのでノンストの条件も満たしやすくなります。

すごいね!

おそらくは野試合だと追込クリオグリとスタデバフ×2構成が最強編成になるはずです。

白デバフ×4+魅惑×2+564にらみの体力14%減少アタックを叩き込めばほぼ全てのウマは最大スパートが不可能になるのでノンストの条件を満たしやすくなるであろうからです
チャンミだとどこかしらでクソブロックが発生するはずなのであまりおすすめできませんが、上振れ上等な野試合ならデバフ回避の観点でもかなり強い編成となるでしょう。

野試合に出るガチ勢のみんなは追込改造頑張ろう!

3:終わりに

今回は割とあっさりめな中身にはなりましたが、現段階での所感としては概ねこんな感じではあります。

ただ、所詮は机上論なのでパラダイムシフトやアップデートがあれば追記もするかもです。

ではでは、育成頑張っていきましょう!
(ぶっちゃけ有馬考察の方に思考が持っていかれてるのはないしょ)

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