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カプリコーン杯におけるオープンリーグ用A+育成指針

どうも、れがと申します。
2022年もまもなく終わりますがみなさん今年のチャンミの調子はいかがでしたでしょうか。

自分は1つだけ決勝を落としてしまいましたが、972戦914勝58敗、勝率94%でなんとか終えることができました。
来年も勝率90%必達and勝率95%以上を目標としてのんびりやっていきたいと思います。

さて、カプリコーン杯の条件も発表されました。
まぁ、この時期はG1シーズンの隙間なのである程度予想はついていましたが、去年とほぼ同条件となりました。
来たる一年の運試しという意味を込めてウマ娘最凶クラスの超絶運ゲーをぶち込んできやがったサイゲの暖かい心意気が胸に沁みますね。

なんやかんやでとても良い感じのバランス(先行以外)に仕上がっていた前回条件と比べるとさすがにアレではありますが、地味にトレーナーの腕も試される面白い条件でもあるので、色々と書いていきたいと思います。

1:基本方針

まず、今回の条件は
中京レース場 芝 1200m 左 冬 晴れ 良
となります。
コース補正はありません
コース図はこんな感じです。

去年とほぼ同条件となりますが、ウマ娘2.0で中京レース場はキングオブ運ゲーコースとなったので、去年とは色々と変わってきます。
そういうのもあってたぶん良バ場になったんでしょう。サイゲの優しさが光りますね

短距離レースの特性とかは去年のカプリコオープン攻略とかに書いてあるので割愛しますが、基本的には速度スキルや各種乱数の影響はかなり少なく、序盤のポジショニングと終盤加速がモロに順位に反映される感じとなります。

それに加えて、775mという実にレースの65%を占める超ロング下り坂の存在によって運ゲーレベルが天元突破しています。

コース的にはポジキの影響がかなり少ないこと、加速スキルが少ないことの影響で逃げが弱めで、差し追込が回れば最強、総合的には先行が無難に強いといった脚質感のバランスになっています。

ちなみに脚質感の強さの考察に使うエミュ補正タイムは、
逃げ:-0.165s
先行:+0.067s
差し、追込:+0.200s

となります。
これを考慮してエミュの平均タイムを見てみると逃げがいかに不遇かがわかるかと思います。

また、下り坂がアホみたいに長いため、体力消費も異常に少なく、スタミナが完全にいらない子になっているのも特徴と言えます。
根性が600〜700程度あればスタミナ1でも普通に走りきれるので、スタミナデバフは完全に意味をなしていません
この条件でスタミナデバフを使う人はどうしようもないバカです。

1-1:ステータスの影響について

短距離レースの特性とこの超ロング下り坂の影響で、パワーと賢さの重要度はかなり高くなっています

パワー      基準との相対タイム[s](距離差[m])
 900              +0.035(0.88)
 950              +0.023(0.58)
1000               0:55.614
1050              -0.023(0.58)
1100              -0.056(1.40)
1200 300 1000 600 1000、距離S、つぼみ、コンセの先行バを基準としてパワー値を変動させた時の影響
 賢さ        基準との相対タイム[s](距離差[m])
 900              +0.021(-0.52)
 950              +0.014(-0.35)
1000               0:55.614
1050              -0.023(0.58)
1100              -0.039(0.98)
1200 300 1000 600 1000、距離S、つぼみ、コンセの先行バを基準として賢さ値を変動させた時の影響

乱数の揺らぎもありますがこのようにパワー、賢さ値を上げる毎に影響も少しずつ大きくなっていくので評価点と相談しながらなるべく高く上げていきたいところです。

ちなみに、下り坂がクソほど長い割に賢さの影響が少ないのはほぼほぼ下り坂加速モードが飽和しているためです。
賢さを1000程度まで盛れているのなら基本的には下り坂で不利を被ることはないでしょう。
ただ、さすがにBとかB+ぐらいまで賢さを舐めくさると致命的な影響が出てくるので注意してください。

一方でスパート区間にある上り坂の影響でスピード値の影響も同時に高くなっています

基本的には短距離レースはトップスピードより加速力の方が重要なので、加速スキルをマシマシにしていきたいところですが、上り坂が途中に存在していることで上り坂減速の影響が出てくるので、加速スキルのバリューはあるラインから少しダウンしてしまうのです。
この影響を抑えるためにスピード値を上げてトップスピードを高めたいというわけです。

とはいえこれを気にする必要があるのは主に差しと追込(あと一部先行)なので、そこまで躍起になって速度緑をかき集める必要はそこまでないです(あるに越したことはないですが)。

そして、根性値については、脚質毎に重要度が変わってきます
最も重要なのは先行で、逃げと追込がそれなりに重要差しはそこまで重要度が高くなくなります

これは各脚質のレース戦術によるものです。

先行は逃げウマ相手に追い比べする事で勝ちに行くこととスタートで道中のポジショニングが決まるのでスタート性能を少しでも上げたいため逃げは位置取り争いで少しでもリードを稼ぎたいため追込は高威力スパートを追い比べでさらに底上げしたいため根性を盛っておきたいのです。

一方で差しは最後方付近から加速スキルを可能な限りひたすら同時に重ねがけすることで異次元の超高威力スパートを叩きこむことがおそらく1番強い戦術となります。
そのため他脚質よりも圧倒的に早く(最速で2秒ちょっと)トップスピードに到達してしまうため、速度差がつきすぎて追い比べの条件を満たすことが難しくなってしまうため、根性値の影響は比較的低くなってしまうのです。

基本的には差しは500程度、それ以外は600〜700程度は根性を盛った方がいいかと思われます。

1-2:スキルの影響について

ここまでステータスについて説明しましたので、ここからはスキルについて説明していきます。

まず、全ての脚質について最も優先されるのは終盤加速となります。
中山1200mと比べると有効加速スキルは少なくなりますが、有効発動しそうな加速スキルは他とのバランスを取りながらなるべく多く採用していきたいところです。

ただ、その中でもノンストップガール(垂れウマ回避)と乗り換え上手についてはやや扱いが難しくなってしまいます。

ノンストはコースの特性上横に広がりやすいのと、前のウマから順次加速していきやすい都合上、最速で発動することはほぼありません
基本的に2段目の加速となるので優先度は気持ち低くなり、本来意図されていたであろう目的であるレーン移動効果の方が影響が大きくなる可能性も十分あります。
先行バであれば下位スキルの垂れウマの方が総合的なバリューは大きくなるかもしれません。

乗り換え上手については順位条件の都合上、効率的に運用するためにはステータス構築と他のスキル構成を工夫する必要があります
具体的には賢さ値を他のウマより-100〜-200程度引き下げて運用する事で順位条件を満たしやすくなります
このあたりは本当にウマ娘って奥の深いゲームだなと個人的に感じるポイントです。

ちなみに去年大ブレイクした登山家ですが、ウマ娘2.0で発動位置がランダムになってしまったため無事お亡くなりになりました
弱いわけではないんですが、発動位置が遅い&ランダムなので効果がそこまで高くはないため無理に取りに行くスキルではありません。

また、逃げと先行バの必須スキルとしてコンセントレーションも大事になってきます。

ゲートスキル    最序盤影響(距離差)[m]
何もなし(0.05s)                 0
集中力(0.045s)                  0.028
コンセ(0.02s)                    0.154
ゲート難(0.075s)             -1.260
先行バのゲートスキルの総合的な影響

コンセはスタート時の出遅れ時間を40%に低減するスキルです。
短距離レースにおいてはスタートの出遅れの影響がかなり大きくなってしまうので、なるべく前方脚質はコンセを取っておきたいところです。
上の表だとそこまで影響は大きくないように見えるかも知れませんが、スタート時の出遅れ時間が1F(0.067s)を超えてしまうとディスアドバンテージがかなり大きくなってしまうため、実質出遅れを回避するためにもコンセは必須なのです。

ただ、電光石火や乗り換え上手を運用したい差しと追込についてはその限りではありません
むしろ差しは出遅れるぐらいが逆に都合が良いのでコンセはなくても大丈夫です。
その分殺意を研ぎ澄ませましょう

速度スキルについては、追込以外はコーナースキルが優先となります。
追込だけは直線スキルもバランスよく取った方がいいかもしれません

今回は短距離ということもあり、直線スキルによる後方脚質のPD解除の影響はかなり小さくなります
先行についてはあってもなくても他のスキルと影響はほぼ変わらず、差しはなるべく前に出たくないので優先度が下がるわけです。

基本的にはコーナースキルを多めに採用して接続可能性を高くしていくと良いでしょう。

ちなみにウマ好みは弱いので優先度は低くなります。
最速発動すると序盤のPD解除後の加速途中で発動してしまうためです。

レーン移動スキルについては仕掛け準備が終盤接続の可能性があるためかなり効果のあるスキルとなります。
加速スキルとコンセの次ぐらいに優先度が高いスキルとなるため、因子周回時には最優先で因子に組み込みたいところです。
また、終盤でごちゃつきやすいので後方脚質は臨機応変も余裕があれば取っておくと気持ち程度に役に立つこともあるかと思います。

逃げはなるべく危険ポジセンはあった方がいいです。
少しでもリード稼がないと死んじゃう…

2:おすすめウマ娘とチーム構成

2-1:おすすめウマ娘

※いつも貼ってたTier表はURLが見つからないので無しです…

とりあえず今回のおすすめは、
団長キング
ニシノ
通常エル

通常タイシン
和イナリ
バンブー
マーチャン
カレン2種
通常ファル子
通常オグリ
リッキー
シーキングザパール
ヤマニンゼファー
マミークリーク
あたりになります。

理論値は団長キングがずば抜けていて、次点でニシノと通常エルが続く形です。
逃げは脚質的に不利ですが、マーチャンが固有さえ最速で出たら1番戦えるといった形です。
あとは加速固有やブースト固有、自前加速スキル持ちを優先していくといいでしょう。

バンブーはパッと見強そうに見えますが多段加速なので上手くハマらないとそこまで強くはないので注意が必要です。
採用するなら脚質構成に気をつける必要があるでしょう。

ちなみに、上でチラッと書いたスパート全振りの差し団長キングがブン回るとこんな感じになります。
本来加速スキル無しなら12〜13s、金加速1,2個程度なら6〜8s程度加速完了まで時間がかかるんですが、この団長であれば、理論値最大で2.4sで加速が完了します。
スパート時の獲得アドバンテージは最大9バ身となるため気持ちよさや爽快感を求めるのであれば地味におすすめです。
追込改造よりずっと育成が簡単なのもポイントです。

具現化された殺意

2-2:チーム構成について

今回悩ましいのはチーム構成についてです。

今回は後方脚質に行くにつれてブン回り性能が高くなります
しかし、それも順位条件に依存しているため、ブン回り期待値を上げようと後ろ脚質で固めると順位条件を満たせずに爆死してしまいやすくなります

なので、基本的に先行バを軸にしつつ、差し追込を添える形が無難となります。
ただ、そこで問題となってくるのが幸運な先行バを相手に奪われるリスクです。

今回は逃げが弱いため、必然的に逃げウマは少なくなります。
そうなると幸運な先行バが発生しやすくなるのですが、ランダム性が非常に高くなるため、どんなに仕上げたとしても安定しないのです。
たとえパワー賢さ根性を盛って、コンセ地固めを採用したとしても、外枠を引いてしまえば先頭にはほぼ立てなくなってしまいます
先行エルが強い関係で採用数は増えると予測されるので、枠番で負けてそのまま逃げ切られる可能性も大きくなるため、それを回避するために逃げを採用するのが無難な選択肢とはなります。

ただ、何度も言うように逃げは弱いので理不尽な負けを減らすことはできますが、勝ちに直結できるわけではありません
リスクリターンを天秤にかけながら、先行2、差しor追込1か逃げ、先行、差しor追込のどちらかの構成にするのがいいと思います。

3:終わりに

こんな感じでカプリコオープンについて書いてきました。
この環境は確かに最凶クラスの運ゲーではありますが、実は運ゲーに至るまでに篩にかけられるポイントが多々存在しているので、チャンミレベルであれば思ったよりも実力差が出てきやすい条件でもあります。

きちんと仕上げれば正直マイルレースよりもずっと勝ちやすい環境となるはずなので、みなさんもぜひぜひ工夫を凝らしてみてください。

ではでは、カプリコーンオープンも頑張っていきましょう!

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