携帯乞食について説明してみた②

今回は、各キャリアの審査基準についてお伝えします。

最初に断っておくと、各キャリアの審査基準についてはトップシークレットです。そもそも、「審査基準」というのはその会社のノウハウの一種ですから、それを大っぴらに後悔することはありません。
しかし、多くの方々が報告し合うことで、その審査基準のごく一部が解明されつつあります。今回は、その一部をここに書きます。記事の信憑性については一切保証できませんので、最終的な判断はご自身でお願いします


①docomoの契約基準について

docomoの審査は、比較的優しいというのが私の認識です。契約後、180日以上の維持が必須と言われています。
1回に契約できる回線数は2回線までで、それ以上契約する場合は「90日ルール」により、90日空けねばなりません。
他キャリアとの大きな差は、「委任状による契約」が可能なところにあります。家族名義での契約であれば、本人がいなくとも委任状と各種書類があれば契約が可能、ということになります。
docomoの独自ルール的な部分で言いますと、「特価ブラック」というのがあります。こちらは、各種値引き施策の適用が一切不可になるものであり、どのようにすれば解除されるのかは未だ不明です。
ネットでは、「特価ブラックの喪明け」報告も時々見受けられますが、そのトリガーについては不明です。巷では、docomoにお布施(預託金)を積めばOKなんて噂もありますが、真偽は不明です。

また、docomoは短期解約を複数行うと、(半)永久ブラックになります。調子に乗ってやりすぎには注意です。

コラム 携帯乞食界隈での単語
・n日ルール:最後に契約した日から、n+1(nは自然数)日以上の日数経過がないと、契約できない状態

・ブラック(BL):そのキャリアの契約を断られること。クレジットカードなどの支払いが滞ることで、ブラックリストに入れられることから、ブラックという名前が定着。

②auの契約基準について

auは、2019年6月頃に審査基準の改定が行われました。その情報キャッチに追い付かず、漏れなく私もBL期間がございました。

auの契約最低日数は、121日と言われていますが最近はこれすら怪しいところです。個人的には180日以上維持するほうが良いとみています。
一度に契約できる回線数は3回線までですが、3回線目からは「利用者登録」が必須となります。また、追加の契約では「2回以上の支払い実績」が必要です。

また、auでは簡易審査というものがあります。名前と生年月日とを入力すると、審査OKかNGかがわかります。これはショップ店員に言えばやってくれます。ここで審査がNGになれば、まず通りません。また、こちらはあくまで”簡易”審査なので、実際に契約しようとしたらNGだったなんてことも普通にあります。

解約する際の注意点ですが、基本的にauは解約(MNP転出も含む)には厳し目です。その為、「譲渡」という技があります。

解約専用名義を作り、解約したい回線はその名義に譲渡→その後解約、を行います。これにより、譲渡する側の名義に解約歴はつかないことになります。なお、譲渡は家族間以外で行う場合は手数料がかかりますので注意です。
ただし、最近では「譲渡」を行った時点で審査部から目を付けられる、なんて噂も出てきました。この辺の解明はまだ先になりそうです。

auでブラックになってしまった場合、喪明け期間は最終回線の解約日から1年と言われています。auでブラックになったかどうかを確かめる方法としては、「オンライン占い」というのがあります。これは、au Onlineストアで契約を申し込み、開通したら即キャンセル手続きを行うというものです。
ブラックの方は、漏れなく「お祈りメール」が来ます。このメールがきたら残念。期間を開けてチャレンジしましょう。

③Softbankの契約基準について

Softbankは、界隈で「禿」という通称があります。この理由については、総合的判断により非公開とさせていただきます。

さて、禿は大手3キャリアのうち、最も厳しいというのが私の印象です。禿は、一度に契約できる回線数に制限はありませんが、3回線目からはau同様、利用者登録が必須です。
また、3回線以上利用する場合は、日数を開けようと利用者登録が必須であることも禿の特徴です。更に、利用者登録した名義は、「契約回線」と同様にカウントされます。実はこれが厄介で、仮に一気に5回線契約しようとする場合は、
契約者本人+3,4回線目の利用者登録名義+5回線目の利用者登録名義
と、3人が必要になります。

ただし、利用者登録を行う名義については、本人確認書類の提示は必要ありません。もちろん、嘘をつくのはダメですが、過去には店員が名前を打ち間違えていた為に、存在しない架空の名義で登録されていたこともった、という話も聞いたことがあります。

ここはちょっと裏技になりますが、
契約者本人+3,4回線目の利用者登録名義+5回線目の利用者登録名義
のち
・3,4回線目の利用者登録名義
・5回線目の利用者登録名義
については、契約後に「契約者本人を利用者に設定」することで、名義の枠開けが可能です。

禿の審査基準については、不明確な部分が多くあります。docomoやauは半年維持後の解約あれば、BLにならないと言われてますが、禿はiPhoneであれば1年以上必須なんて言われています。
また、機種変更でもブラックWelcomeになるのが禿の特徴です。通常では考えにくい台数の機種変更を行うと、こちらもブラックへの招待状が発布される噂です。

なお、特に厄介なのがSoftbankはグループで審査を共有しているところにあります。そのため、Ymobileでやらかすと、もれなくSoftbankもNGになります。LINEモバイルもグループ会社になったので、今後はLINE モバイルでも注意が必要です。

残念ながら、総合的判断になってしまった場合は、下記窓口に電話すると何か教えてもらえる場合があります。
ソフトバンク申込結果窓口:0800-222-1888


④MNVOの契約基準について

MNVOとは、いわゆる格安SIMと呼ばれる会社のことです。今回は、このうち極めて厳しい2社について紹介します。


BIGLOBEモバイル

つい最近、SNS上でガチな永久追放処分を受けたという報告がありました。BIGLOBEモバイルは、短期解約についてはとても厳しく、最悪の場合はBIGLOBEの全てのサービスの申し込みがNGなんてこともあり得ます。これは、BIGLOBEの会員規約

第6条(会員契約の成立)
   (7)利用申込者へのBIGLOBEサービスの提供に関し、業務上ま
     たは技術上、著しい支障をきたすと当社が判断した場合

が根拠になっていると考えられます。

BIGLOBEの明確なブラック判断基準については未だ不明ではありますが、大手キャリア同様、最低半年維持はしておいたほうが無難です。
そもそも、最低維持日数を攻めようとする人は、人柱としてのチャレンジならまだしも、一般的なケーコジが目的なのであれば、最終的に終始がプラスになることを意識しさえすれば良いわけであって、わざわざ危ない橋を渡る必要はないと思います。


OCNモバイル

エラーコード402が合言葉で有名なOCNモバイルも、BIGLOBE同様に短期解約(早漏)には厳しいです。
OCNモバイルの厄介なところは、住所単位でみているということ、また登録住所は(恐らく)本人確認書類の住所をAI判定しているという説が濃厚です。
そのため、今まで一度も契約したことがない家族名義がブラック認定され、契約拒否となる事例報告もあります。

そのため、実際の運用においては5回線すべて契約するまで解約は一切行わない、というのが1つのポイントかもしれません。
また、しばしば行われるOCNの機種代金値引きキャンペーンは、キャンペーン期間中は1人1台という制限が設けられていることが多々あります。これらも考慮した上で、古事記戦略を組む必要があります。



終わりに

本記事では、大手キャリアの審査状況などを書き殴った形になります。初心者の方が実際に行う場合は、危ない橋を渡る必要はないと思います。また、案件についてはTwitterを見ればゴロゴロ転がっていますので、ご自身で検索してみてください。
答えられる範囲で、私のTwitterにDMを頂ければ、案件のご紹介も可能です。(Twitterに出回っている、誰もができる案件を紹介するのであって、大物の紹介はしません)

分からないことや聞きたいこと、記事に対する感想もwelcomeです。


お読みいただき、ありがとうございました!


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