昭和のOL 親の判断について語る
私は昭和の終わり頃に、営業事務として商社で働いていました。そのころの仕事術やライフスタイルで昭和と令和との違いを書いています。
「親の判断は正しくない」
進学や就職を決める時、自分で考えて決めていますか?親の意見を参考するのは良いのですが、何も考えずに言われたことに、従っていると、後でえらいことになります。親の判断は必ずしも正しいものではありません。
人生を左右する決め事、3つの場合について書いてみます。
進学する時
中学から、高校に進学は親の意見が重要視されます。自分のやりたいことや、なりたい職業なども少しだけ関係してきます。現在は、インターネットで、情報を得ることができます。中学3年時に、真剣に情報収集することで、高校3年間が楽しく過ごせます。両親の勧める進路には、親の都合が含まれています。経済的なこともありますし、親の夢を代わりに叶えることもあります。我が家の場合は、子供の好きな進路を選ばせてくれたことになっていますが、クラスメイトと同じ進路を選ぶように言われました。つまり何も考えていなかったんですね。
高校3年時に、卒業後の進路を考えますが、これも何も考えていなかったおうです。私は勉強があまり得意ではなかったし、高校卒業後に、すぐ就職するのは、いやだったので間を取ってビジネス系専門学校に進学しました。これも、高校の先生と相談して決めました。
同級生たちは、どうやって進路を決めていたのかというと、4年制の大学は卒業して、就職すると婚期が遅れるという理由で、よほど勉強のできる女子生徒以外は、短大を選択していました。これも親の判断です。結婚して家庭に入るには、良い進路ですが、一生、仕事を続けるには、少し学歴が足りません。
就職するとき
就職こそ、親の判断が大きく影響してきます。普通の親御さんは公務員や上場企業を、就職先として勧めます。親御さんの、縁故で就職できるなら良いのですが、たいていの場合は、子供が努力して就職活動を行わないと入社できません。
私がパソコンインストラクターを始めた平成5年頃は、マイクロソフトや、ソフトバンクは、学生の親世代の方たちには、得体のしれない会社で、入社を反対されたり、入社した学生を変わり者扱いしたりしていました。
現在では、就職先は世界中にあります。就職先に、親の意見は、参考にもなりません。自分で調べて決めて下さい。
家を買う時
自分の家を持つことに夢を持っている方もたくさんいると思います。家を買う時に親の意見や判断は、聞くだけにして判断の材料にしてはいけません。理由は簡単です。十年、二十年まえとでは、家を買う状況が変わってきたからです。親御さんたちは、自分に都合の良い家を購入するように勧めてきます。2世帯住宅がいい例です。また子供に良い環境か、親の家に近いか、職場への通勤距離はどうかなどが家購入の判断基準ですが、今年、在宅勤務が注目されて、家を購入する基準が大きく変わりました。災害などが続いて、家を買うこと自体を躊躇されています。独身で家を買う方もいます。
親の希望を叶えるためい、家を買うのではなく、家族が楽しく快適に過ごせる家を買って下さい。
結婚する時も、親の判断が必要そうですが、最近の親御さんは、結婚相手を見つけてくることは、めったにないそうなので、親の判断もへったくれもありません。気の合った人が見つかったら、結婚したら良いと思います。ダメだったら、次があります。
令和の働く女性は、大変忙しいのです。親の意見と判断は、世間話程度にして、何事も自分で決めましょう。自分で決めないと、イライラが増してきますよ。
サポートしていただけたら、とっても嬉しいです。昭和の文化をとことん、語ってみたいと思います。昭和のOL仕事についてお知りになりたいことがあれば、コメント下さい。noteでお答えいたします。