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私は昭和の終わり頃に、営業事務として商社で働いていました。そのころの仕事術で昭和と令和との違いを書いています。

平成5年頃、私はパソコンインストラクターをしていました。パソコンの操作を習得し、人前で話すことが苦にならない方なら、誰でもインストラクターとして働くことができました。

パソコンインストラクターは、すてきなお仕事

Windows95が発売された当時、パソコンインストラクターは若い女性の仕事でした。インストラクターの女性はステキなスーツで、ワープロとか表計算の基礎を教えていました。

1995年以前は、ワープロ専用機のインストラクターも大勢いました。ワープロ専用機のインストラクターさんはOASYSとか書院といった専用機のメーカーのショールームや、ワープロ検定の試験対策を行う学校で教えていました。

Windows95が発売された頃に、パソコンのインストラクターに移行された方は、インストラクター業を続けることができましたが、ワープロ専用機に固執していた方は、インストラクターを廃業されました。ワープロ学院と名乗っていたワープロ教室もその頃にパソコン学院と学校名を変えました。ワープロ専用機とそのインストラクターは、1995年に終息しました。

パソコンインストラクター、どんな準備が必要か

パソコンインストラクターとして教えるには、ソフトウェアの使い方を詳しく知ってることはもちろんですが、使用するテキストを読み込むことが一番大切です。

私が行っていたパソコンセミナーの準備ですが、まずソフトウェアをテキスト通りに使ってみます。それを3回くらい繰り返すと、教えるポイントがわかってきますので、そこだけをさらに数回、やりこみます。あとは実際に教えながら、初心者の間違えそうな箇所に目印を付けて、次のセミナーに活かしていました。

大手パソコンメーカーのインストラクターさんは、台本みたいなものがあり、一字一句間違えないように教えていたと聞きました。冗談を言う箇所まで決まっていたそうです。

ハローワーク関連のパソコンセミナーで・・・・

私はいろいろは場所でパソコン操作を教えてきましたが、印象に残っている場所は、ハローワーク関連の教室です。

職業能力開発センターという職業訓練を行う場所が日本各地にあります。仕事を探している方が、ハローワークから紹介されてパソコン操作の訓練を受けに来ていました。受講者が皆、熱心で、教えててとても楽しかったです。私も、「このテキストの内容を操作できるようになれば、パソコン使えることになりますよ」と適当なこと言ったような気がします。受講者は、それを信じて熱心に講習を受けたのでした。

令和の現在パソコンインストラクターの需要

現在でもパソコンインストラクターの需要があるのか、リサーチしてみました。パソコン教室に、業界専用のソフトのインストラクターなど、まだまだ需要がありそうです。小中学校で、IT機器の使い方を教える仕事もありました。今から20年以上前に私も、中学校でパソコンの使い方を教えて回っていました。20年以上前でもパソコン教育は行われていました。どの学校にも、専用教室にパソコンが20台以上設置されており、仏壇のようにキレイに飾られておりました。

リサーチした、現在のパソコンインストラクターの時給が、下がっているのは、少し気になりました。

サポートしていただけたら、とっても嬉しいです。昭和の文化をとことん、語ってみたいと思います。昭和のOL仕事についてお知りになりたいことがあれば、コメント下さい。noteでお答えいたします。