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私は昭和の終わり頃に、営業事務として商社で働いていました。そのころの仕事術で昭和と令和との違いを書いています。

事務の仕事で貯めたお金で私は、パソコンを買いました。パソコンの機種はNECの98シリーズです。そのパソコンで使うゲームも買いました。ゲームのの名前は「信長の野望」です。

OLはパソコンゲームに嵌る

20代の中頃にパソコンを買って、何をしたかというと、パソコン通信とパソコンゲームです。パソコンは遊ぶために買った物でした。将来のために、ワープロや、表計算のソフトウェアを使えるようになろうなどとは思っていませんでした。休日になると、パソコンゲームに1時間、2時間と没頭していました。その没頭したゲームの一つが「信長の野望(コーエーテクモゲームス)」でした。

「信長の野望」は歴史シミュレーションゲームなので、戦国武将を選んで、下剋上を成功させるのが目的です。領国に対し開墾や町づくりをし、他国には戦を仕掛けたり、忍者を放って、噂を流したりと忙しいゲームです。私は、当時、実家で両親と暮らしていました。場所は、織田信長の出身地の隣だったので、もちろん「信長」を選んでゲームを進めていました。

半年くらい遊んでいたのですが、途中で飽きてしまって、止めてしまいました。次は「ウィザードリィ」というロールプレイングゲームに嵌りました。これはサクサクと進むゲームでしたので、2か月くらいスッキリ終了できました。

パソコンの使い道(ゲーム以外)

ゲーム以外にも、パソコンで何かやってみようと思い、ワープロソフトの「一太郎」を購入しました。ソフトウェアは当時、数万円もする高額なものでした。せっかく買ったのだからと、雑誌や、解説本も購入して、文書を入力してみました。仕事である営業事務の、仕事内容を入力して、マニュアルを作成したこともありました。ついでに、プリンターも購入して、入力した文書を印刷して遊んだこともありました。

パソコンのゲームを買った17年後に・・・・

「信長の野望」を購入した年から17年後のことです。私はITベンチャー企業で働いていました。ある日事務所で、電話対応をしたときのことです。

「コーエーの○○です。営業のAさん お願いします」とコーエーから電話がありました。 私は思わず、「ゲーム作っているコーエー様ですか?信長の野望とかの」と答えてしまいました。相手の方も「はい、そうです」言われました。

私は、心から「いつもお世話になっております。」と言っていました。結局「コーエー」社との取引はありませんでしたが、なぜか心が暖かく、懐かし思いでいっぱいになりました。


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