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私は昭和の終わり頃に、営業事務として商社で働いていました。そのころの仕事術で昭和と令和との違いを書いています。

昭和の終わりころに、不動産バルブが始まりました。その時に、「土地はますます値上がりします。今、家を買わないと、普通の会社員では買えなくなりますよ」という営業トークでたくさんの人が自宅を購入しました。

現在の状況(令和2年)

私は、現在台湾の台北市に住んでいます。台北市は不動産の価格が高騰しています。現在賃貸で住んでいるマンションも、中古と言えども、とても購入できる金額ではありません。私が借りているマンションも、投資用として購入されている方が多く、住人は頻繁に変わります。現在のフロアーで、4年住んでいる我が家が一番の古参になりました。

仕事か、自宅が選べ!

私が、台湾に住んでいるんは、夫が、台湾に就職したからです。夫の業柄、世界中に転職するチャンスがあるのですが、日本に近く、日本人が受け入れられている国ということで、台湾を選びました。

日本にいる時も、名古屋→NY州→横浜→兵庫県と夫の仕事場所が変わるたびに引っ越しをしていました。夫は自分の仕事を大事にしていましたので、自宅を購入するなんて手間のかかることは考えていないようです。昭和の男なので、単身赴任で一人暮らしなんてとてもできません。

私も、特に持ち家に、こだわりはありません。日本では、家を買うことは、「結婚→子供→持ち家」と、人生の幸せコースの一つです。我が家の場合、家を買うためのリサーチから、頭金や住宅ローンの準備がすべて私の仕事になりそうでした。私ではとても、できそうにもないので、家を持つことは夫婦二人とも考えていません。

賃貸に住んでいる人(昭和編)

私がOL時代、会社で働いている人は全員、持ち家でした。しかも全員一戸建てでした。結婚したら、家を買うことは今から30年前は、普通のことでした。賃貸に住んでいる人は「お金に困っている人」と思われていたようです。これは、私の義母の意見です。私の親世代は、「賃貸物件に住む=貧乏」という認識の方がたくさんいました。こういう考えの方に、建売住宅やマンションが売れました。

持ち家が悪いわけではない

持ち家が決して悪いことではありません。仕事で引っ越しが必要なら、賃貸物件で貸し出せばよいのです。老後の住まいがあるというだけでも安心ですね。

追伸

よく年を取ると、家が借りれなくなると言われています。家のオーナーが、老人は、もしものことがあるの貸出たくないということです。

老人になって、家を借りることができないのなら、老人のホームレスが街に溢れてきますね。条件の良い部屋を借りれないというだけで、老人になっても賃貸のマンションなりアパートなり借りています。今は賃貸で十分です。


サポートしていただけたら、とっても嬉しいです。昭和の文化をとことん、語ってみたいと思います。昭和のOL仕事についてお知りになりたいことがあれば、コメント下さい。noteでお答えいたします。