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私は昭和の終わり頃に、営業事務として商社で働いていました。そのころの仕事術で昭和と令和との違いを書いています。

平成の終わりあたりから大人気の「断捨離」ですが、昭和のオフィスは、「断捨離」的にはどうだったのでしょうか。

昭和と令和 オフィスの違い

会議室

昭和の時代、来客対応は「応接室」で行っていました。「応接室」にはソファとコーヒーテーブルがあり、ゆっくりと会談できます。話の途中にメモを取ったり、書類に記入する時は、コーヒーテーブルを使ったり、膝の上にノートに書いていました。もちろんプロジェクターも普及していませんでしたので、資料は人数分コピーして配布していました。
現在では、ソファもコーヒーテーブルがある会社は少なくなってきました。

令和の現在は、来客は「ミーティングルーム」に案内する会社ほとんどですね。ミーティングテーブルに、高さが調節できる椅子があり、話し合う内容も、事前に議題を決めておきます。ミーティングルームの使用時間が決まっており、てきぱき話を進めないと何も決まらずに会議が終わってしまいます。テーブルの上には、資料とメモを取るノートがあり、簡単にメモすることができます。資料も、プロジェクターで大勢が一度に見ることができます。かつてはOHPを使っていた会社もありますが、2000年頃から、プロジェクターに移行しました。
今年になってから、リモート会議を行う会社が増えてきました。リモートでしたら、会議室も、プロジェクターも必要ありませんね。資料も事前にファイルとして送っておけば、人数分コピーする必要もありません。

社長室

昭和の社長室は、重厚な両袖の机に、豪華な椅子がセットになっていました。さらにソファにコーヒーテーブルが設置してある社長室もありました。
書棚もあり、本がずらりと並んでいたりしました。

令和の現在は、大会社はともかく、中小企業は社長室のスペースも無駄だと思われています。リモートワークや、フリーアドレス、派遣社員と、会社内で作業をする人数が少なくなりました。社長室の家賃さえもったいないと思う会社もあり、社長室はなくなりつつあります。

書庫

昭和のオフィスにはキャビネットに会計書類がずらりと並んでいました。会計書類は、保管する期間が決まっていたので処分できるまで社内で保管していました。

令和の現在は、デジタルファイルで保存しているので紙の書類は少なくなっているはずです。デジタルでの保管はまだまだ、時間が必要です。

コピー機やプリンターもネットワーク接続の複合機で、各部屋に1台くらになりました。紙の文書を送ることも少ないし、PDFファイルの普及でプリンターも必要ありません。

最後に、令和の時代には、ロッカールームがなくなりつつあります。制服廃止、在宅業務と着替える必要がなくなりました。



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