2020年良かったフィギュア5選

画像1

はじめに

今年の私生活はフィギュアディスプレイが革命的に変わった年でもあったが、今年出たフィギュアの中でも個人的に特に良かったと思うものから5体をピックアップ。
一応基準を下記に記す
・発売が2020年内であること(購入は2020年だが発売年が異なるものは除く)
・美少女フィギュアに限定
・出来の評価は主観
対象となる購入フィギュアは24体だった。

画像2

その一

画像3

イラストリアス/わんだらー
アズールレーンのフィギュア化では中々出ないデフォルトスキンのフィギュア。
昨今のデファクトスタンダードが1/7に以降する中で1/8という小サイズながらもクリア地で光を通しやすいドレスは先端部も模様で再現しイラストの雰囲気にかなり近い。
髪の毛の表現などは流石にトップメーカー程の繊細さは見られないが、全体の出来はとても良い。

その二

画像4

重兵装型女子高生 陸/MAGICMOULD
モノトーン調のカラーと細身のボディに大型武器という絶妙なバランスで構成された重兵装型女子高生シリーズからのフィギュア化。
感じは陸だが読みは「ろく」である。六番目の子だからなんだとか。
MAGICMOULDは前年のバイオニック・ジョシコウセイもそうだがイラストレーターオリジナル作品のキャラクターフィギュアを手掛けるブランドであり武器造形までとにかく拘る。
台座が跳躍感を出すために高めの専用台座が付いており弓の頂点までの前高は35cm近い高さとなりディスプレイには大幅な制限がかかるがそれを越える飾り映えをもたらしてくれる。

その三

画像5

加藤恵/マックスファクトリー
加藤恵は冴えない彼女の育てかたシリーズの人気も伴いフィギュア化の多いキャラクターの一人だが、マックスファクトリーから出た加藤恵はその中でも特筆に値する一品。
周辺に散りばめられた情報がとにかくすごい。そして台座からの接続は足先のみで後は全てパーツ同士が接続されて広がりを持たせている。
ヴィネット風フィギュアは台座に装飾が集中しがちな中でこれだけ本体の周囲を装飾しつつ本体が引き立てられた造形は多くはないだろう。

その四

画像6

FairyTale-Another リトル・マーメイド/Mythos
今年の造形美という一点で語ればこれより良かったものは無いかもしれない。そう思わせる程に綺麗な一品がこのリトル・マーメイドだ。
水中という世界観をクリアの水エフェクトパーツを卵状に巡らせて再現し、リトル・マーメイドのヒレ等本体の各部にもクリアパーツを使用し透明感を演出している。
珊瑚や魚など細部にわたるまで見所があり、是非ともミラー付きのケースでの鑑賞を奨めたい。

その五

画像7

エミリア -Crystal Dress Ver-/SHIBUYA SCRAMBLE FIGURE
美少女フィギュア界に突如現れた新興メーカー。その第一弾として発表されたCrystal Dressのエミリアとレムはその圧倒的なサイズとエフェクトから話題となった。しかも通常フィギュアは企画発表→原型→デコマスと経て情報が公開されていくがこのメーカーはいきなりデコマスを繰り出してきた。
その造形に圧倒される一方で製品版でこのクオリティが維持できるかはわからないのがこの業界の怖いところである。まして新興メーカーではこれまで出たものから傾向を探る事もできない上に高価格フィギュアという大博打でもあった。
しかし蓋を開けてみれば大博打はそのまま大勝利になったと言える。
これ一つがケース全体の雰囲気を形成する程の存在感を発し、まさにディスプレイの華となるに相応しい一品である。

来年の展望

今年に実現できた大きな事の一つとしてJAJANのハイケース3つによるフィギュアディスプレイ環境の充実化があった。
だが、それは同時に現時点の保有量でも入りきらず更には2021年に既に積まれた予約分があることから少しずつケースに入るフィギュアの取捨選択が必要となる事も意味していた。
既に10体以上のフィギュアが溢れてしまい、その扱いは頭を悩ませる課題の一つとなっている。単純にケースをもう一つ増やせるだけのスペースは無いし、出来たとしてもそこに入れるフィギュアはどうしても「残り物」感が出てしまう。このバランスをうまく調和できるようにする事を来年の目標にしたい。