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歯科衛生に見る、現代社会における対人不和の本態とは?

本日は2/14、バレンタインデイです。

今年は、某有名外資系チョコレートメーカーによるアンチテーゼに、某駄菓子メーカーがメンチを切るというヒヤッとする現象も見られました。

まるでドーベルマンに威嚇をする小型犬を見ているようでした。弱肉強食の縮図です。

たしかに、女性の経済的負担、精神的重圧という側面から見ても、義理チョコ文化は廃止されてしかるべきなのかもしれません。
バレンタインデーには男性は、女性を見かけたら「義理チョコ、ムリしないで」と向こう10年は伝えるべきだと思います。

また「義務チョコ」に関しても同様ですが、こちらに関して言えば「男性がチョコをもらう権利」も発生しますので『義理チョコに精神的負担を感じている女性に対して「義理チョコ、ムリしないで」と口にする男性がチョコをもらう権利を行使することによって、相殺され義理チョコ文化を廃止させる』という基本方針でもってこれらを解決するのが最も平等・公平であると思います。


さて、チョコレートといえば虫歯の原因となるお菓子のうちの一つですが、みなさん歯をきちんと管理されていますでしょうか?

歯は大切です。歯そのもののみならず、口腔内衛生についても同様で、平成7年の阪神・淡路大震災の際に口腔内衛生が行き届かなったことが原因となり、誤嚥性肺炎を引き起こしてしまうと言う実態があり、以降の震災時支援の教訓にもなったという事です。

また、主に口腔内衛生の自己管理が困難な方(高齢者や障がいを持った方)への歯磨き支援・衛生支援は、支援計画にも盛り込まれ、介護・福祉の現場では日々徹底されています。(とは言え、現場での支援が現状、十分に行き届いているか、あるいは十分に行き届かせられる人員配置が可能な制度になっているか、という問題点は多々ありますが)

歯の健康、衛生はエチケットのみならず、健康にも大きく関与しているのですね。

また、日本は皆保険制度ですが、米国などの個人主義レジューム国家においては、医療費の自己負担が主であるため、歯の健康も自己責任で、日頃から自己管理をするという習慣があるようです。

村上春樹さんが昔、著書の中で虫歯についての文章を書いていたことがありました。

「例えば虫歯さ。ある日突然痛み出す。誰が慰めてくれたって痛みが止まるわけじゃない。そうするとね、自分自身に対してひどく腹が立ち始める。そしてその次に自分に対して腹を立ててない奴らに対して無性に腹が立ち始めるんだ。わかるかい?」〔風の歌を聴けp121.新潮文庫〕

この事からも分かる通り、現代社会の多くの対人不和、困難は虫歯(歯の痛み)で割り切れる、という事実に行き着いたのです。
つまり、実例を挙げるとこういう事です。

Q「最近、彼氏が私の前で笑ってくれないんです。手料理を作っても美味しそうじゃないし。嫌われているんでしょうか?」
A「彼、歯が痛かったんじゃない?」

Q「妻と数年セックスレスなんです…。キスもしてくれなくて。。夫婦関係はもう終わりなんでしょうか?」
A「奥さんきっと慢性的に歯が痛いんだよ。それに虫歯だとキスにも消極的になってしまうし」

Q「お!このアーティスト久し振りにテレビ出てるじゃん!あれ?なんか音も外してるし下手になってね?」
A「あー、それはきっと虫歯が原因だね。歯が痛くて上手く歌えないのかもしれない」

Q「お菓子メーカー勤務です。当社が自信を持って開発した新商品の売れ行きが悪くて。。顧客ニーズは掴んでいたはずなんですが、何が原因なんでしょうか?」
A「きっとみんな歯が痛いんだよ」

このように、虫歯および歯の痛みというものはあらゆる局面において不和、困難をもたらすのです。

虫歯は自然には治りませんし、一度失うと生え変わることも原則ないのです。インプラントは有効ですが、未だ医療として日が浅いですし、保険適用外のため経済的負担が大きいのが現状です。
健康管理と円滑な対人関係の構築には、幼少期からの徹底した口腔内衛生教育が大切なのです。

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