【全文無料】s3 アロコンオンバーンで初心者が運良くシティベスト8になった話 弱者なりに頑張ってみた

 はじめまして、Leftyと申します。
 ポケカ歴は現在4ヶ月ほどですが、今回のシティリーグで運良くトナメ進出できたので、今後自分でデッキを組む際のメモ帳にする目的でnoteを書くことにしました。

 ここからだらだらと長い文章が続くため、事前の注意です!
 現環境は変化が激しいため、今回の記事のデッキと同じものを来週握ってもおそらく期待されているほどの成果は残せません。
 勝ちたいデッキが欲しいんだ!!といった方にとっては期待外れのものとなってしまう可能性がとても高いです。

 あくまで、メタデッキ・オリジナルのデッキが好きな方がデッキを組むうえでの思え方として参考になれば幸いです。
 お金をいただくほどの内容にできる自信がないため全文無料とさせていただきます。

※初めてnoteを書くのとシティ直後のテンションで殴り書きしているため、文が支離滅裂であったり読みづらかったりするかもしれませんがご了承ください。
 私はゴミメンタルのため、いい年した大人ですが叩かれると泣いてしまいます。多少の誤字脱字は見逃してください…

投稿前の私




1.シティに出るにあたって

 私自身カードゲームがとても好きで、今まで様々なタイトルに触れていますがやるからには勝ちたい!の思いが強い一方で、仕事の関係で練習時間は週1日しかも1時間半ほどしか取れない…といった社会人プレイヤーあるあるを抱えています。
もちろん、tier1を高い練度で使いこなせるのが一番なのですが、低い練度でリザなんて握ろうものならミラーはカモられるしよく分からんミスを無限にするしで私の使うリザは全対面に微不利まであります。
 今まで経験してきたカードゲームもそうですが、tier1から逃げないことはカードゲームを上手くなるうえで必須です。そこでミスを重ねて負けながら少しずつ修正をしていくことが上手くなるためにいずれか避けては通れない道ですが、今の状況は"来週のシティですぐに勝ちたい!!だけど練習時間は週1で90分しかない"とドラえもんに泣きつくのび太ばりの無理難題です。

 そんなのび太が吹っかけてきた無理難題に対して、僕の中のドラえもんが出した秘密道具はよく分からんデッキと動きでバグらせて初見殺しといったものになりました。猛者相手に真正面からカードゲームやミラーなんて挑んでいたら命がいくつあっても足りません。


2.環境予想&デッキの土台決め

 初見殺しで方向性が決まったところで、次にデッキの土台決めとなります。
 ※当時のtier表がこのような感じ

見事なまでにリザードン様が大正義です。次にパオ、アルギラと続いているため単純計算ではシティ6回戦のうち半分はこの3つのうちどれかとマッチングすることになります。
 ここで、環境2トップのリザ・パオの並びを見た瞬間にこのポケモンが出てくるあなたは立派なクソデッキビルダーです()


忘れた頃にやってくるすごいやつ

 こいつでパオとリザは完封!!ついでになんかよく分からんけどtier3にいるサフゴもおまけでいける!!と大喜びの私。
 とりあえずこれで環境の43%がみれるので、残りをどうするか考えることに(データ集計はベスト16以内を対象にしているので、実際は予選の分布と少しズレるかもしれませんが当時の私は都合の悪いことから目を逸らしています)

 残りはアルギラ・古代バレット・ツキ・その他大勢の皆様方から上位30%あたり(シティで6回戦すると、このどれかに2回あたるライン)までをメタ対象として考え、先ほどのリザパオと合わせると6回戦中5回はここまでの面子と当たる計算で、これらに勝てれば予選を抜けれるといった単純な考えで残りは潔く切り捨てることにしました。
 そして、上記の中ではアルギラを除いてツキ・古代バレットはたねポケ主体のため、アロコン同様殴りながら完封できるポケモンとして一貫性のあるオンバーンを選択しました。


3.シティ当日までの環境推移予想

 しかし、シティリーグは毎週のように環境も変わるもので、地域によってなんとなく〇〇多いな〜や、うちには〇〇ほとんどいないのにtier上位だなといった感覚のズレがあるといった方は多いのではないでしょうか?
 実際に私の出場予定の会場は、知人経由で県内の猛者が大集合するといった地獄のような情報を事前に与えられて絶望していました。

その情報を聞いた時の私

 しかし、よく捉えれば猛者揃いといったことであれば私が使うことになるであろうよく分からんデッキは少なく先ほどのtier表に近い内容になる、かつ猛者はリザ・パオ・〇〇バレットを使ってるといった私の偏見のもとより初見殺しデッキを使う後押しになった気もします。

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※ここからは私個人が行なっていた事前の環境読みです。

全く参考にならないかもしれないので読み飛ばしていただいて大丈夫です。
 結論から言えば、参加者がある程度割れているのであればネトストしてデッキ予測してしまえばいいじゃん、といったものです。
 ネトストと書いたので少し感じは悪いうえに、少し話が逸れますが私が好きなカードゲームにShadowverseといったものがあります。

本格スマホカードバトル

 このゲームもポケカ同様、大型大会が定期的に開催されており多額の賞金が獲得できることで有名です。そのため、予選から決勝トーナメントまでの数週間の間はファイナリストとなった選手だけでなくその所属チーム・調整グループ総出で準備を行う一大イベントです。
 ここでも当日公開されるまで使用デッキは極秘情報ですが、仮に分かるのであればこれ以上ないアドバンテージとなります。
 そこで用いられていたのが、旧Twitter(現X)で対戦相手・所属チームメンバー・調整グループをまとめて非公開リストに突っ込みツイートを監視することでデッキを予想する方法です。
 もちろん、Twitterで素直にデッキを話すわけがないので自主大会での優勝報告ツイートなどからこの調整グループの人やたら〇〇デッキ多いな…といったところから予想してデッキを当て勝ちするといった荒技です。

ただし、ポケカのシティリーグ参加者全員でこれをするのは無理なので分かる範囲での当日参加の強豪プレイヤーの直近自主大会の結果やツイートを監視して予想を立てていました。
結果として、
・リザパオ大正義
・アルギラは評価下がりがち
・ルギアは今までの影響からか安定感ないイメージが強く、上位層に好まれない
・古代バレット強い?!
・ロスバレが秘匿デッキ
といった感じで、当日にはアルギラとルギアが少なく、リザ・パオ・〇〇バレットが多くなるといったものでした。(結果的には直前になってルギアが爆増したりロスギラが復活の兆しがあったりで冷や汗かきながら当日を迎えました)

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4.デッキを組むうえでの考え方


ここまできてようやくデッキ作成に着手します。まず、私がデッキを組むうえで重要視しているのが
・やりたいことを明確にする
・全デッキに勝とうとしない
・再現性はあるか
といったものです。

 特に今回のようなメタデッキの場合だと、欲張って全部にメタを張ろうとするとただでさえ低いデッキパワーが更に落ち、本来勝てた対面にも負ける何がしたいのか分からない紙束ができあがります。
 勝ち確対面の勝率を落としてワンチャン負けるかものデッキにする代償として、無理対面をガン不利に改善する必要はなく、今回のように環境読みがある程度できている状況であれば100勝0敗するか0勝100敗するかくらい極端に尖らせて組んでしまって問題ないと考えています。

 対戦開始のたねポケ公開で勝ちを確信できたら安心ですし、仮に0ー100の無理対面が来たならマッチング運のせいにしてしまえば私のようなメンタル弱者には気が楽で優しいです。
 おまけとして、そのゲームは諦めて脳のリソースを割かずに次の試合に切り替えられます()

 ここで、構築をするうえで絶対に落としてはいけない勝ち確対面に設定したのはリザ・パオ・ツキ・サフゴ・〇〇バレットに9割(10割と言わず保険をかけたのは私の心の弱さからです)勝つ、他は全部捨てるといった考えのもとスタートしました。
 まず、アロコンを使ううえでの相方として一般的なものはアルセウスと組み合わせる型ですが、実際に使ううえでの問題として
・意外と揃わない(必要パーツが多く思っていたよりも再現性が低い)
・リザ対面想定。アロコンにエネをつけるためにアルセで小型殴ったら返しにボスorカウキャで呼ばれてバーニングダーク210点で破綻。
・相手側にプライム・カウキャ・ボスなどの裏呼びするカードが多く、単騎を作らないとアロコン出し入れで無敵解除され簡単に突破される。
・もう片方のメタカードであるオンバーンの介護はどうするんですか、放置ですか??
といったものがありました。
ここで迫られる2択です。

  1. 解決策を探す
    殴らずにエネ加速をする後1トリニティチャージに寄せて試してみたのですが
    ①アルセウスバトル場(もしくは入れ替え札)
    ②アロコン用意
    ③ダブタ手張り(サーチ手段ほぼなし)
    特に③が厳しく、それができるならアロコンではなくギラティナに変えてアルギラ使えよといった話になってしまいます。

2.アルセウスから離れる
 アルセウスを一旦諦めて、アルセウスに頼らずとも最終盤面でアロコン(オンバーン)の単騎を作れる構築。

1の方はどこまでいってもアルギラの下位互換でしかないため、対面視点だと初動からアルギラだと思って身構えていたらよく分からんおもちゃが出てきたから軽く小突いたら吹き飛んだ…くらいの結果になりかねないません。
そのため、初見殺しといった方向性のもとアルセウスとは違った方法でエネを供給しつつ単騎を作れる構築を考えることにしました。

単騎をつくるうえでの方向性として、
・妨害で遅延しつつ時間を稼ぎながら完成させる
・余計なカードは全部削ぎ落としてデッキを回すことに全振りして爆速で完成させる
のどちらかとなります。

 妨害してゆっくり作成に関してですが、当日に対戦が予想されるのは猛者達ばかりです。彼らは歴戦のポケカ星人なので、アドリブ力もずば抜けており、ただでさえこちらはデッキパワーが低いのに対面のパワーの高いデッキと猛者にこちらから持久戦を仕掛けても緩やかに死を待つだけのクソ試合になるのが容易に予測されます。(メタデッキ使っていて途中までいい感じだったのに気がついたら負けている…なんて経験一度はありませんか?)

 それであれば、対面の練度に関係なく相手が様子見してくれているうちに、こちらは自分の手札と場だけを見てぶん回して爆速で詰ませる方が勝てる試合が多いです。

適応前に倒す。魔虚羅と似たようなものです



 また、ぶん回し特化であれば対面のプレイによってこちらのプレイが左右されることは少ないですし私のように他人と対面しての練習時間が取れない人間でも1人回しだけで練習は完結できます。
 このデッキは爆速で盤面を完成させあとはカード引く→技宣言するだけのデッキです。
 盤面の完成後は残りデッキを全部その辺のストレージのカードと適当に入れ替えても問題がないくらいやることがないので、プレイミスもすることがないです。
 紙に触れない時間は脳内でデッキ調整するだけなので練度の低さもカバーできます。

 以上のことからぶん回し構築にするのが確定したので、あとはアルセウスを使わずにどのようにエネ加速を行うかといった問題で、なんとなくストレージ漁っていると一枚のカードが出てきました。

ポケカ始めたばかりだったため、まじで知らんカードだった

お前トリニティチャージみたいなことできるやんけ!!!!

 道具のためサーチ手段は豊富なうえ、誰でも1エネでトリニティチャージもどきをできるようにするすごいやつ。
 これのおかげでアルセウス〇〇に入っていたアルセウス本体・ダブルターボエネルギー・入れ替え札などのスペースがごっそり空き、その枠全部をデッキを回転させるカードに入れ替えることができました。
 幸い、オンバーンも無色2エネで無敵技を使えるためこれでエネ問題は解決です。
 今の環境はLO以外はだいたい先攻取ってくれる(そもそもLOは諦めている)ので、相手から勝手に後攻を渡してくれることからも再現性も完璧!!

 あとはこのCDをセットするカセットデッキを探すだけです。理想として、
・妨害をしてくれる
・ベンチを守れる
・エナジーターボは技権利が必要なため特性で山を掘れる
あたりをカードリストで検索をかけました。

結果としてベンチを守れるかつ最悪のケースではドローもできるディアンシーを選択しました。

ここまでで一旦まとめると、デッキのやりたい動きとして
ゲーム開始時…後攻選択
後1
→バトル場ディアンシー(エナジーターボはエネさえあれば誰でもうてるので最悪なんでもいい)
→ベンチにメタカード(アロコンorオンバット)
→ベンチに2エネ加速

後1の理想盤面。ディアンシーは最悪なんでもよくて、バトル場のエネも自由


後2
→バトル場が倒れていれば進化で単騎完成(アロコンの場合は手張り必要)
※倒れていなければディアンシーがベンチを守っているので倒れるまで、もしくはボタン引くまでスパイクドロー連打しながら待っていい

これだけです。とても簡単で僕のようなプレイング弱者でもプレイミスしない親切設計!

問題はこれに必要なパーツの数ですが、
・ベンチに加速先(ボール系でも可)
・エネルギー転送もしくは現物(現物に関しては空き枠に好きなだけ積める)
・エナジーターボ(サーチカード豊富)
の3種類で後1の動きは完成です。
どれもサーチカード含め大量に触れる手段があるためだいたい揃います。

よくあるパターン
・ペパー+エネ1枚
・タウンデパート+ボール系+エネ(アロコン使用パターンはデパートから封印石でペパーに繋げるためアロコン現物でも可)

・デパートはアロコン使用パターンのみ封印石でも可orエナジーターボ現物
・ボールは現物でも可(ボール9枚、加速先は各種2枚ずつの合計11枚)
・エネはなんでもいいもしくはエネルギー転送(デッキに合計11枚)



2枚もしくは3枚揃えば完成!!基本的にペパーが初手にあればクリアです。必要パーツはどれもサーチ手段が豊富でサーチ先も含めるとかなり安定して動きを再現してくれます。


そもそも必要パーツが少ないので、ペパーとデパート両方がない場合でも
バトル場手張り→ボールもしくは現物設置→ナンジャモでエナジーターボ現物もしくはデパート(アロコンの場合は封印石も当たり)のどれか引くお祈りで引けたりします。

当たり札が多いうえに、引けなくても後述するディアンシーを壁にするプランで意外と時間もらえたりするのでなんとかなります。

5.使用リスト

ここまでを踏まえ、実際に使用したリストがこちらです。

採用カード解説

・ディアンシー…4枚
スタートポケモン。
進化前をボスから守りつつエナジーターボ使えるすごいやつ。対面が倒してくれない時は無色1エネ2ドロー技でボタンもしくはそれに繋がるポケギア・封印石orタウンデパートを引きにいける。
スパイクドローのテキスト確認を無限にされた。

・メタモン…4枚
 最強のスタートポケモン。
 どこかで見つけた初手確率計算ツールによると、この構築の場合ディアンシーorメタモンでのスタート率が80%になるみたいです。違うたねポケに1枚交換した場合は5%ぐらい、たねポケ以外と交換した場合は3%ほどそれぞれスタート率が減ります。
(確率の話を持ちだして〇〇ぐらい…みたいなふんわりした話をするなと怒られそうですが私は文系出身なので許してください)
 4枚は過剰かと思っていましたが、〇〇バレット対面ではバトル場とベンチでオンバット2面を立てる必要があるため先1の相手の動きを見てからスタートポケモンを選べることを評価してこいつは最大枚数の採用です。

・アロコンライン…2ー2
単騎を目指す関係上1枚使えればよく、稀にではありますがアロコンが倒されてしまったケースでは2枚目が必要かつサイド落ちケアも兼ねて2枚。
アロコンスタートはなるべく避けたいため3に増やすのはなし寄り。

・オンバーンライン…2ー2
〇〇バレット対面には2面作るパターンがあり、サイド落ちケアも兼ねてこの枚数。ドミネートエコーは今回はお休みです。

・ネストボール…4枚
・ハイパーボール…4枚
特に言うことなし。ボールは多ければ多いほど安定すると義務教育で習った。

・マスターボール
このデッキのace spec枠。他との比較として、
①マキシマムベルト…完全な詰み盤面を作るデッキのため殴る回数は特に気にしない。時間かけてもどのみち勝てる試合を短くするより、初動の安定感を重視。
 アロコンにつけた場合は210点でカイナがワンパンできません。スノーミラージュをコピーしてくるミュウexはワンパンできるが、そもそもあいつが採用されがちなデッキはデッキ単位で無理対面。
②ヒーローマント…アロコンを340点、オンバーンを360点にできるが完封を目的にするため体力上限の変化はそこまで重要視せず。
しいていえば、ウガツホムラを1発耐えるがスイーパーでマント剥がされたら無意味なためそこまで恩恵を感じず見送り。


・ポケギア…4枚
運こそ絡むが、初動でペパーに触れるかもしれないため最大限採用。また、単騎盤面作成の際にボタンが必要な時にも探しにいける。
 単騎完成後はやることがボスで不穏分子を先にしばくことぐらいななで、序盤中盤終盤どこでもサポートが絡むこのデッキにおいてあまりにも偉すぎるため最大枚数採用。

・ポケモンいれかえ
 単騎にした後は必要ないため、アロコンスタートした場合の逃げ札専用。
 ただし、この構築でアロコンスタートする確率は8.5%で10戦に1回あるかないかの確率なのに初手でしか使えないピン採用のこのカードは完全にノイズだった。デッキから抜いた方がいい

・エネルギー転送
 ポケモン入れ替えとは違い、採用してよかったと思えた1枚。ペパーがあるのにエネがない…といった場面での安心感が桁違い。エネを1枚も引けてない状態でのこのカードのサイド落ちの確率は気にするほどのことではないためピン採用。

・森の封印石
 最強!!
 2枚揃えば初動完成のデッキにおいての万能サーチは神。2枚採用のボタンや、サーチ手段のないミストエネに確定で触れるのもこのデッキでは唯一無二。

・エナジーターボ…2枚
 サイド落ちケアかつ試合中にエナジーターボ2回使って立て直すシーンもあるためこの枚数。最初は4枚積んで試していたが、デパートやペパーなど触れるカードも多いため2積みだとしても実質的には8枚体制のため許容範囲。

・ペパー…4枚
 最強のカード。初手にあった時の幸福度はすごい。このデッキはこの人のおかげで成り立っているため問答無用で4枚。
 後1以外でも後2ではハイボ・マスボで進化先、エネ転送で手張り用のエネ確保に変わるなど2枚目以降も困らない。

・ボス…4枚
 このデッキは詰み盤面完成後はやることがないが、万が一にも突破が考えられそうな不穏分子を準備している雰囲気があれば先にしばいておく。
 暇潰し用カードのつもりだったが、当日は4枚あってよかったと思う試合が多発したため、今となっては4確です。

・ナンジャモ…4枚
 このデッキにおいては、手札干渉用ではなくペパーがない場合に6枚引ける手札入れ替えカードとして運用。シャッフルではなく山下に送るため不要なカードを除外した状態でお祈りに挑めるのも地味に偉い。

・ボタン…2枚
 ディアンシーを放置して単騎を阻止された場合に自分から単騎を作るために必要。フトゥーと違い、エネも回収できるため単騎を作りつつ前に出たポケモンの手張りエネも用意できて完璧。
 また、リザ対面でディアンシーをすり抜けたプライムキャッチャーでリザにアロコンが先殴りされた場合もアロコンは10点耐えるため回収できる。
その後は再度アロコン設置して2枚目のエナジーターボで作り直しにいけば復帰可能。

・タウンデパート…2枚
 5枚目以降のペパー。ペパーが引けずナンジャモお祈りした際にサポート権利を必要としないエナジーターボ引き換え券になる。
 他にも、アロコン使用パターンでは1ターン目はエナジーターボで初動確保しつつ2ターン目は封印石サーチで足りないカード(エネ・進化先・単騎作成用のボタン)を準備できたりと便利。

・水エネ…6枚
 アロコンは水無無、オンバーンは無無で技を使用できる(下技は今環境は一旦お休みです)ためエネの種類は絞る。エナジーターボ2枚使用するプランの場合、デッキから合計4枚のエネを引っこ抜くためサイド落ち&初手引きを考慮すると5枚以下に削るのはかなり怖い。

・ミストエネ…4枚
 〇〇バレット対面でオンバーンが抉られたりロストマインされない用の1枚。アロコンが水無無、オンバーンが無無で無敵技を使えるため腐ることがない。オンバーン単騎時に最優先で欲しいが直接持ってくる方法が封印石しか存在しないため最大枚数採用。

採用候補&見送ったカード

・プテラV、プテラVstar

 あまりのルギア激増に焦り、直前になって悩んだカード。
 メタモン4枚の関係上、実質5枚体制でなんとなくよさそうに見えたがこのデッキは後攻を取るため素直に進化してもエンシェントスターは最速でも後2で先2アッセンブルには間に合わず、仮に間に合ったとしてもこちらがのんびり手張り3回してる間に対面もチラチーノを手張りしてワンパンが間に合う。
 結果として、先2アッセンブルには無意味かつ間に合っても解決にはならないくせにルギア以外にはスタートしたくないポケモンを増やし他の対面への勝率に影響が出るためルギアは諦めの方針で。

ルギアに少しでも抗おうとした残骸。
0勝100敗対面を5勝95敗くらいに改善しようとした結果、本来のターゲットにまで負けそうになるだめな見本。


・トレッキングシューズ
 ぶん回しといえばこれ。
 正直入れてもよかった枠で、ポケモン入れ替えを抜いて余った枠の埋め合わせでこのカード詰め込んだ方が絶対強い。

・パトロールキャップ

正直入れてもよかった枠その2。
 イダイナキバは減少傾向のため割り切ったがシティ当日、想像以上にキバが多かったため激しく後悔した。
 このデッキは道具サーチが豊富なためピン採用でも触りやすく、単騎にする性質上カウキャでどかされることもなく帽子被ったオンバーンが無限にバトル場に居座るため噛み合いとしては悪くなさそう。
 ミミッキュは最近では不採用のリストもありましたが、たぶん入ってるのでやっぱり無理かも()

・博士の研究
ナンジャモに比べて掘れる枚数が1枚多いが、このデッキは2枚目のエナジーターボやサイド落ちした場合のアロコンオンバーンラインなど巻き込んだら困るカードがいくつかあるため見送り。

6.有利不利対面

※主な環境デッキを想定
・リザ…有利
 このデッキの存在意義。ここだけは絶対に拾う覚悟で組んでいます。
 基本的には後2アロコン単騎で詰ませます。ディアンシーがボスを防ぎますし、こちらがサイド先行する時は単騎完成時なのでカウキャも問題ないです。
 先2で取られるとすればプラキャで呼ばれてベルトを巻いたリザに210点されるくらいですが、その場合でもエネ付きのディアンシーは残るため2体目のアロコンを設置しつつエナジーターボ2枚目で即復帰可能(ペパーでエナジーターボとボールをサーチできるためハードルは低め)です。
 都合よく引けずとも、ディアンシーの壁で1体につき1ターンもらえるためスパイクドローでペパーやポケギアなど不足パーツを引くまでゆっくり整えていても間に合います。
 唯一、ウガツホムラが突破してくるケースがありますがエンテイが優秀なおかげで採用率はかなり低いため今回は考慮しなかったです。
 万が一採用されていても、準備のために安易に置いてきたらボスでしばけますし奇襲として1ターンで完成させる場合もリザと同時着地が必要なのでボスでリザの進化元を潰すことを意識するくらいです。


・パオジアン…微不利
 ここで大誤算です。
 アロコンだけで完封できていたのは古代未来登場前のパオで、今まで散々偉そうにメタ対象に書いていましたが、カイナに先殴りされたり、手裏剣でディアンシーもろともアロコンに90点乗せられた後にカイオーガで粉砕され、オンバーンもこちらは3発必要なのに相手からはセグレイブに2パンされたりで、普通に負けます。
 セグレイブをボスでひたすらしばくか、カイナをアロコンで先殴りさせてもらえればなんとか…といったイメージですが結局は釣り竿で回収されたりでなんやかんやで負けます。
 幸い、オンバーン・アロコン共にある程度やれるうえに裏呼びするカードは少なめなリストが一般的なので単騎は諦めて1体目が落とされるまでに2体目のアタッカーを作成しつつ継投を頑張るしかないですが割ときつめの対面です。


・アルギラ…無理
100回やったら100回負けます。対面した瞬間に諦めましょう。そういうデッキです。

・古代バレット…有利
 このデッキの存在意義その2。ここも必ず勝ちたいマッチです。
 コライドンがオンバーンを引き裂くことができますが、炎エネが必要なことと出回ってるリストで炎エネ採用は皆無だったため考慮せずミスト付きオンバーンで完封しにいきます。
 また、エーススペックもプライムではなくドラムがほとんどのため裏呼びはボス(カウキャもあるがこのデッキは単騎完成までサイド先行しないため無視)に頼っておりディアンシーも頑張ってくれます。
 ただし、ハバタクカミがディアンシーのバリアを無効化してくるため、あまりゆっくりしすぎるとボスで進化元呼ばれて叩かれるため要注意です。
 万が一のプライムキャッチャーをケアするならメタモンスタートの際に変身先をディアンシーではなくオンバットにしてベンチと2面作ります。

 これであれば、裏のオンバットがプライムキャッチャーで倒れてもバトル場の方を進化させて手張りで単騎が作れます。
 ※私はこれを知らずに自主大会で得意げにディアンシー置いたらテツノツツミでオンバット呼ばれて本来勝てるはずのタケルライコ対面を落とし、試合後に対戦相手の方から教えていただき学びました。他人の知恵を自分の手柄のように語っていますが許してください。

・ロストバレット…有利
 こちらも勝ちたい対面。ミスト付きオンバーンで完封します。古代バレット以上にプライムを警戒する必要があるため、こちらも古代バレット同様オンバット2面を意識。
 こういった時に相手の初動見てからスタート決めれるメタモンは偉いですね。

・サーフゴー…有利
 アロコンで完封を目指します。パルキア型は言わずもがなです。ハッサム型もこちらが単騎のため火力が出ず、下技も手張り2エネが必要なためボスで先に呼んで殴れば大丈夫です。

・ルギア…無理
 無理対面その2です。こいつも対面した瞬間に諦めましょう。アロコンはコロコロされるしミュウに技パクられるしで勝てる要素がなしです。

・イダイナキバ…不利
 意外と当日多かった枠。こちらの火力が低いため順当に殴ってもあまりに時間がかかりすぎるため普通に負けます。


7.シティ当日レポート

 ここまで長くなりましたが、ようやく結果レポートです。
 シティの特徴として、上位卓に行くほど対面も強くなるので当初のメタ対象と当たりやすく一方、初戦で負けると2回戦目からは環境外を踏みやすくなりそこも負けると更に…と悪循環になります。
 極端に言えば、初戦での対面たねポケ開示の瞬間にシティ5ー1以上か0ー6が決まるといった最悪のおみくじを引かされる気分です。
 大会通じて一番緊張したのがこの一瞬です。
そして運命の試合開始…





対戦相手「対戦よろしくお願いします。ヒトカゲです」


後2でアロコン単騎作って無事破壊。
1ー0
ちなみに、右隣がロスギラvsカビゴンlo、左隣がイダイナキバvsロスギラという地獄のようなマッチングで奇跡的に回避しました。


・2戦目
 シャッフルの段階で対面がリザードンスリーブでリザードン好きを公言。

油断は禁物ですが、試合開始すると安心のリザードンムーブ。後2でアロコン単騎作って無事破壊
2ー0

・3戦目
 3戦目はスリーブからは想像つかずでしたが、初動からリザ確定。無事後2でアロコンを作成し、早々に腕組みして歯茎が出かけましたが対面のリザから突如ミュウexが投下。

 途端に焦りましたが、なんとか先殴りできたため一安心した瞬間に釣り竿から即時ミュウexが復帰。
 諦めかけていたところ、相手のベンチにはミュウにれんごくしはいした関係上、エネのないリザがいるのを発見。「単騎後は暇だしやることないから適当にボスでも入れとくかwww」くらいのノリでボス4投されていたことを思い出し、相手のトラッシュで釣り竿が見えていたこともありリザを縛ってLOする即席プランに変更。4人のボスをフル稼働して当初全く想定していなかったLO勝ち達成。単純な思考回路の自分に感謝
3ー0

・4回戦
 ここまでくると上位卓はある程度見えるため当初の想定通り、ほぼtier表通りの雰囲気。あとはルギアとアルギラ避けるお祈りだけ。
 そんな4戦目、まさかのパオ。ルギアアルギラほどの無理対面ではないが、かなりきつめ。
 4戦目にして初めて脳を使う試合が開始。運良くポケストップで雷エネとカイナが落ちたため、一瞬喜んだがカイオーガも共存する構築だったためパオの中でも特別無理な対面。
 スーパーエネルギー回収が4枚見えたタイミングで、ビーダルを縛ってLOするプランに変更(このデッキこんな勝ち方目指すデッキだったか?)。ただ、対面がしっかりと釣り竿でエネを回収していたため通らず。一瞬でも夢を見せてくれた4人のボスに感謝。
3ー1


・5回戦
 相手スタートポケモンがイダイナキバで天を仰ぐが、先攻を選択してきたため眺めていると古代バレットなことが判明し一転して宴に。
 初手も悪くなく意気揚々と後2オンバーンを作りにいったところエナジーターボ2枚がまさかのサイド落ち。
 またもや焦っていると、相手がオンバーン単騎を警戒し殴らないターンが発生しつつ序盤からポケストップ・オーリム・探検家をぶん回していたため山はかなり薄め。相手ベンチにはエネのついていないイダイナキバ(逃げエネ3)。こちらのデッキにはボス4枚。
 数ターン後には、スパイクドローやポケギアで毎ターン山掘りながらボスを必死に探す全く知らんデッキを使う私が即席で完成し、ここでも謎のLO勝ち。このデッキまじで意味が分からん
4ー1

・6戦目
魂の一戦。お祈りしながらたねポケと初動を見ているとタケルライコ確定。今日一の感謝をしながら後2でミストオンバーン単騎を作成し無事破壊。
5ー1

予選結果5ー1(5位抜け)
・リザ 後◯
・リザ 後◯
・リザ 後◯(LO)
・パオ 後×
・古代バレット 後◯(LO)
・タケルライコ 後◯

こうしてみると、本当にマッチング運がよかっただけの予選抜けです。常に隣にはイダイナキバかルギアが座っていたので避けさせてくれた神に感謝。

予選抜け8人のうちほとんどが上位卓で顔を合わせていたためデッキはなんとなく把握できている状況に。
・リザ 2
・ルギア 1
・イダイナキバ 1
・パオ 1
・タケルライコ 1
・メタビート(私) 1
・不明 1

トナメ表発表後、一回戦の相手がデッキタイプ不明だったが、きれいにリザとライコが散ってくれたため勝ち上がり次第ではワンチャン優勝がありそうなトナメ表に。

唯一、初戦が不明なことだけが不安だったが、もしかすると優勝?!が見えたため舞い上がりながらの初戦スタート



対戦相手「よろしくお願いします。アルセウス Vです」

今まで散々運だけで勝ち上がってきた報いです。何もできずに当初のコンセプト通り、無理対面に一瞬でボコボコにされあっけなくトナメ終了。
※反対はルギアが勝っていたので、どのみち優勝はなかった


8.最後に

 シティといったスイスドロー形式、参加者がある程度予想できたといった特殊な環境といった噛み合いのもと初心者がたまたま勝ち上がれたことで自己満足として書いただけの記事ですが、ここまで長々と駄文にお付き合いいただきありがとうございました。
 このデッキは構築や環境読みといった事前準備でやることは全て終わり、プレイングの介入要素もなく当日はマッチング運にお祈りするだけのデッキです。
 マッチング次第では0ー6も全然ありえますし、事実としてシティ前日の自主大会では0ー3でボコボコにされています。
 今となってはルギアが爆増しているため、このデッキをシティに持ち込んでもおそらく予選は抜けられませんし作成者の私としてもおすすめはしづらいです。
 もし、今後ルギアやアルギラが減り〇〇バレットやリザが環境を支配するようになればワンチャン狙いで使うかもしれないです。
 この記事では、時間のない人間や初心者が上位層に勝つためにはこういったやり方もある、デッキを組む際の考え方の一つとしてこんな考えもできるんだなといった面で少しでも参考になれば幸いです。


※追記
  ここから先は完全に私自身の話になるので読む必要は皆無です

 今は岡山で活動しているのですが、3月から仕事の関係で大阪に引っ越すため一緒にポケカをする友人が0からの再スタートになります。

 岡山ではとてもいい友人達に恵まれたのですが、私自身が極度のコミュ障のため新しい環境に馴染めるかが不安な状況です。

 泉佐野付近で活動する予定なので、もし大会等で対戦することや何かしらで関わらせていただくことがあれば一声かけていただけると泣いて喜びます、よろしくお願いします!!

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