BEYOOOOONDSコンサートツアー「NEO BEYO」アンコール in名古屋(2023/8/19)

2023年8月19日(土)、名古屋の日本特殊陶業市民会館で行われたハロー!プロジェクトの「BEYOOOOONDS」(ビヨーンズ)のコンサートに行ってきましたので感想を綴りたいと思います。(ネタバレNGの方は見ないでください)

今回BEYOOOOONDSのコンサートは、春ツアーの「アンコール」の形で開催されましたが、春の「NEO BEYO」は参加しておらず、この春の武道館コンサートを映画館で見たのでこれ以来、3ヶ月ぶりに見れました。
「生で見た」レベルでというと、昨年10月にうちの地元公演に来た時以来、10ヶ月ぶりの「生ビヨ」でした。

開演前


14:00開場、15:00開演という事で、13:00前に最寄り駅の金山に着き、(駅構内が混みすぎてて)昼食を断念し、ひとまず会場へ。
この会場は駅から「濡れずに行ける」のが大きく、駅から地下道一本で繋がっているので、今の時期でいうと「炎天下に晒されずに行ける」事にもなり、とてもありがたい会場です。

一旦着いたものの、まだ開城の1時間以上前で、グッズ列もほとんど並んでなくて、とにかく腹ごしらえって事で、歩いてすぐの所にあった「Coco壱」に入るとガラ空きだったので、昼食を頂きました。朝7時から何も食べておらず、ライブ昼夜(夜のアンジュルムも参加の為)終わるまで食べないと、半日断食になると思って飛び込んだ訳ですが、戻ったのが14時前。

あとはグッズ買ってサクッと入場しよう!と思っていたら、長~い列が目に飛び込んできました。「もうすぐ開演だし、入場待ちか。よく並ぶなぁ」と思っていたソレは「グッズ列並び」でした!
30分ほど前まで全然並んでなかったのに、長蛇の列でビックリでした。
予約していたので、仕方なく並んでるうちに「開場」時刻がきて、屋内ではあったもののモワーっとした蒸し暑さの中立ちっぱなしで、結局1時間ほど経ってようやくグッズが買えましたが、こんなに並んでるのに窓口2列だけ?でしたが、買えた時には開演の5分前を切っていました。

本編

入ってすぐ本編でした。
FCではなく直前に一般で購入したので席は最後列でしたが、1階29列、うしろ2列ありましたが、その部分は空席で、2階より上は前面の着席専用「ファミリー席」のみ埋まっていたようでした。

セットリスト的には武道館コンサートを見ていたこともあって、それと大きく違わない感じで、すんなりと入っていけました。

現時点新曲になる「求めよ…運命の旅人算」から始まりました。

ハロプロでずっと同じメンバーで何年もやってきている数少ないグループなので、息がピッタリ感は随一だなと感じました。この日は内包グループのリーダー・一岡怜奈さんが体調不良で欠席となり、他のメンバーで彼女のパートを埋める形で臨んでいました。
最近再びコロナ罹患が増えたり、この時期特有の体調不良があったり、ハロプロの各グループも公演の度に誰かしら欠けているが多く、直前にパート埋めの確認作業が入ったり、通常よりも負担が増すことが多いなと思いながら見ています。

ここからは順不同で曲ごとに印象的な部分を綴ります。

「求めよ…運命の旅人算」
先に挙げましたが、一曲目です。
いきなりこのグループらしさ全開のセリフを交えながらの進行で、それらも歌詞の一部ではありますが…なかなか他のグループにはないBEYOOOOONDSの唯一無二感をいきなり前面に出してくれます。
そして西田汐里さんの「ホイッスルボイス」これを生で聴けたのが感動でした。すごいですよね、ちょっとでも狂うと結構台無しになるところだと思いますが、いつも万全にように見えるんですよねライブ動画見てても。

「アツイ」
まさに「アツイ」曲ですが、この曲でカスタネットを叩けたのが楽しかったですね。
開演前の指示でカスタネットを叩けるのは「一部楽曲のみ」との事でした。「涙のカスタネット」は知っていましたが、他にこの曲のみカスタネットを叩くのがOKとの事で、おそるおそる?叩いてみました。いいですねこのステージとの一体感が。

「涙のカスタネット」
「アツイ」に続いて真のカスタネット叩きまくり曲です。
太鼓の達人のような、カスタネットを叩くガイド画面も健在で、4ビート、8ビート、16ビートとだんだん早いビートでヲタクも一緒にカスタネットを叩きますが、前に武道館ライブを映画館で見た時も観客がカスタネットを叩いていたので、一緒に乗って叩いてました。
コロナ禍で声出しができない時も、分かり易くステージと客席との一体感を得られる手段として大活躍してきましたが、去年地元のライブでも叩けましたし、同じく地元で去年の今頃やっていた「ひめフェス」の森口博子さんとのジョイントライブでも叩くことができました。森口さんもこのパフォーマンスをえらく気に入って自身のライブでカスタネットを叩けるようにしたとか聞きました。
歌詞もコロナが5類移行した武道館の時からアップデートされてて、ガハガハ笑える時が来たようやく、みたいになってたのもよかったですね。
山﨑夢羽さんのセリフに歌唱に豪快な面が聴ける曲と思っていますが、BEYOOOOONDSの歌唱面で最も好きなのは「ゆは」で、ストレートな時もあればパワフルさがだんだん広がっていくように聞こえたり、彼女の歌唱が個人的に最も高まります。

「Hey!ビヨンダ」
なんといっても清野桃々姫さんの「トークボックス」が印象的すぎる曲です。
BEYOOOOONDSは、演奏者として音大卒でピアノはバリバリで「TEPPEN」でも準優勝を獲得した小林萌花さんの存在が圧倒的ですが、ここに清野さんがトークボックスを会得し、とにかくハロプロでも異色レベルで、ステージ上に楽器が置いてあって、このトークボックスにも「BEYOOOOONDS」のロゴがしっかり入っていました。楽器の色々できるグループとしても、やはりこのグループのハロプロでの異色感はありますし、アイドルユニット全体を見渡してもなかなかないのではないかと勝手に思います。

↓10:58頃からトークボックスのレコーディング


「笑ってショパン先輩」
ショパンの「英雄ポロネーズ」を原曲にして歌詞をつけた、クラシックとアイドルの融合曲として注目され、ここからBEYOOOOONDSのオーケストラとのジョイントライブが実現したり、幅が広がるキッカケになった曲です。
平井美葉さんの低音が宝塚の男役を感じさせる雰囲気があって動画で見ててもここがアクセントになっている事を感じますが、ライブでは動画以上にこのことを感じました。


「眼鏡の男の子」

BEYOOOOONDSのグループとしての方向性を決定づけた曲ですね。
それまではオリジナルの衣装でやっていた印象がありましたが、ここでは衣装の関係か、それまでの衣装のままで歌っていました。なので前田こころさんの青学ランが見れませんでした(笑)
最初の寸劇部分が変わっていてタイムスリップしていたり、彼女たちの生まれていない中途半端な昔(長野五輪とか)の事は覚えるのも大変だったのでは、と感じました。
パフォーマンスは全体的に圧巻でしたが、前半の衣装は…というのがどうしてもありました。メンバーたちが着る事に抵抗がなければよいのですが…

「夢さえ描けない夜には」
オーケストラ感満載の壮大な前奏がなんとも印象的な曲です。
個人的にですが、推しの島倉りかさんのパートで始まるこの楽曲は序盤から見入ってしまいます。「りか様」は8月20日が誕生日で、22歳最後の日という事もあり、当初は夜のアンジュルムだけ入れていましたが、昼も行きたい!となって急遽2日前に一般購入でチケットを買いました。
この曲が何より印象的だったのは、途中でメンバーが一切歌わずに観客だけが何フレーズも歌い続ける箇所があったところでした。ハロプロの楽曲では結構珍しくない?って感じで新しさを感じましたし、このグループは特に観客との一体感を重視してるなと感じました。

「恋愛奉行」
掛け声から始まるアゲ曲ですね。
個人的には高瀬くるみさんの歌手そして役者的な面が前面に放たれていて、伸びやかな高音歌唱もあれば、お奉行に扮した爽快なセリフ回しもあり、高瀬さんのエンターテイナーとして随一のセンスが爆発した曲と感じます。

「GOGO大臣」
「呼んだよね」のセリフと共に何度も江口沙耶さんがアップで抜かれる曲です。「ビタミンME」と交互に繋がっている感があって、単独で流れている感じではありませんでした。原曲をフルに聴いたことがなかったので実際分かっていませんが…。

「Go Waist」
エクササイズの曲ですが、たいてい何かしらの仕様変更がなされていて、ここではメンバーの衣装着替え中のつなぎとしてスクリーンに映像が流され、サヤー隊長のもと、西田さんと山﨑さんがエクササイズをするというもので観客に休憩モードに入らせないよう呼びかけがあったり、関西出身メンバーの関西弁が聞けたりと色々凝った映像でした。

「ビタミンME」
BEYOOOOONDSでは異色のかわいい系の曲です。
カゴメとのコラボで制作された企画曲ですが、グループにとっては貴重なアクセントになる曲とあって、たいていセットリストに入ってる印象を受けます。
♪ビタミン ME(みぃみー)の歌詞と合いの手が入り、ライブでは「みぃみー」とコールが入るのですが、リリース時がコロナ禍でなかなかコールできず、最近になってようやく解禁され、みぃみこと岡村美波さんにとっては嬉しい事になったかと思います。

「フレフレ・エブリデイ」
これもBEYOOOOONDSに珍しいかわいい系の曲です。
○○におはよう、と途中で色々歌われますが、いつも「犬や猫おはよう」という岡村さんの歌唱だけが鮮烈に耳に残っています(笑)

「ニッポンのDNA」
コロナが明けて「D・N・A」とコールできるようになったのは観客には嬉しい事かと感じました。ちゃんとモニタ画面にもその部分は「DNA」と大きな文字で映っていました。
間奏の小林さんのショルダーキーボードを持って現れ、派手に弾きまくるパフォーマンスも印象的で、ピアノができるとこういうパフォーマンスもできるのか、と当初よく思ったものでした。

「虎視タンタ・ターン」
去年ライブ観た時に特に印象的だった曲のひとつでした。
アカペラから始まる演出がまた凝っていて、りか様がメインの歌唱をしながら他のメンバーがいろんなハーモニーを作り出し、アカペラから一気に原曲へのボルテージの上がり具合もいいなと感じました。
里吉うたのさんの♪猫ちゃんだと思ってた?の部分がいつも耳に残ります。
で、西田さんのフェイクが入り、ゆはのさらに力強いフェイクが入ってここで「おーーっ」となりました。


というわけで、圧倒されっぱなしのライブでしたが、約1年ぶりに生で単独が見れて良かったです。できる限り同じメンバーでずっと最高を更新していってほしいと感じました



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