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JUCE ~ v143ビルドエラーの対処方法

最近の Projucer ではデフォルトのリンクライブラリが Visual Studio 2022 相当になっている(Visual Studio 2022 がインストールされてるか Windows11 だと?)ようで、Visual Studio 2019 等を使っている場合はビルドエラーが出ることがあります。

Visual Studio ビルドエラー


これは、JUCE ではき出したライブラリと Visual Studio 側のライブラリのバージョン不一致により起こります。

v141/142 の時は対応ライブラリを Visual Studio に追加インストールしたのですが、別の方法を3つ。

1.Visual Studio 上で設定変更

 ソリューションエクスプローラーで全プロジェクトを選択し、右クリック -> プロパティ

 プラットフォームツールセットを v142 に変更する

Visual Studio

Projucer から再起動した場合は元に戻ってしまうので、その場合は 2.の設定を行ってください。

2022/12/18 追記


2.Projucer で設定変更

 Expoters -> External Libraries to Link で v142 を選択

Projucer


3.素直に Visual Studio 2022 をインストール

 sln ファイルの関連付けが VS2019 になっていてそっちが立ち上がってしまうとビルドできないので、VS2022 で。


Visual Studio 2022 をインストールしても v143 がインストールされない場合があるようです。(上の「Visual Studio」のキャプチャー画面のように、VS2022 でも「v143(インストールされていません)状態」)

その場合、Visual Studio Installer を起動し、VS2022 の「変更」で右下の

「最新のv143 ビルドツール用C++ MFC(x86~」
左の「C++によるデスクトップ開発」

追加インストールしてみてください。

「プラットフォームツールセット」に v143 が入ると思います。

2022/12/18 追記
Visual Studio Installer
追加インストール


以上、プチ情報でした。


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