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#信号処理

Devil With Angel Heart~ MATLABで綺麗な「ボケ」を作ろう~決め手は対数~巡回畳み込み・直線畳み込み、MATLABでブロック処理

・絞りカメラのレンズには「絞り」という露光量・被写界深度を調整する機構があります。 写真の「ボケ」はこの絞りの形になります。 これは上の7角形絞りレンズで撮った写真です。 こちらは丸絞りレンズで撮った写真。 背景のボケが、絞りの形になっているのがお分かりになるかと思います。 絞りの代わりに、レンズの前に何かの形に切り抜いた黒い紙等を付ければ、その形のボケを出すこともできます。 今回はすでに撮った写真のボケを、信号処理でハート型のボケに変換してみましょう。 被

単眼立体視の話~脳は複数の情報から使えるものを使って認識する

平面立体視立体画像を平面ディスプレイで再現するには、脳が視差情報から奥行き感を再構築できることを利用し、視差の異なる2枚の画像をそれぞれ左右の目に提示する方法が一般的です。 平行法、あるいは交差法を用いて視差情報から立体像を再構築できる 「視差」が立体視の強い手掛かり 一方、写真を立体的に見るには、「片眼で見る」という方法が古くから知られています(ポジフィルムを単眼鏡で見る等) 実は、人間が奥行き感を感じる手掛かりとしては視差以外にも、オクルージョン(重なり)、相対サイ