2歳のバイリンガル⑰

赤ちゃんは、個人差はありますが多くが2歳前後で爆発期を迎え、一気に話すようになっていきます。
アユンは一歳8ヶ月ぐらいから単語だけではなく少しずつ単語と単語を繋いで話すようになりました。

赤ちゃんはイメージとして音の使い方を捉えていきます。
アユンは1歳の時から英語のアニメと同時に韓国のアニメをよく見ていました。
韓国のPororo、Como Pop(꼬모팝)というアニメが大好きで、今でもよく見ています。
このアニメも以前紹介した英語のYoutubeチャンネル「Cocomelon」や「Chu Chu TV」と同じように、リズミカルで楽しい歌と、子供たちの覚えやすい短いお話、カラフルな車やお花や食べ物など、赤ちゃんにとっては一瞬も目を離すことができない楽しい構成になっています。
アユンはこれらの動画を見ながらたくさんの韓国語を覚えたようです。
もちろん生まれる前から継続して両親からかけられる言葉が多く、聞いた言葉をたくさん溜めてその言葉から話していきますが、アユンの口からはアニメから習った言葉も沢山出てきました。
ある日は突然、こんな言葉も話し出しました。
「날 잡아 봐라」 (私をつかまえて見て)
これって普段はあまり使っていないんだけど、とみんなで目を丸くしましたが、このような言葉などはアニメを見ながら自分でイメージで捉えたのだと思います。

思ったことを先に単語で言って、そこに関連した単語を加え、また話す。そうしながら自分の言いたいことを少しずつ増やして行く。
もちろん間違いもいっぱいありますが、最初はそれだけでも親には何が言いたいのかは伝わってきます。
身構えないで知っている単語から話していく。
大人は短い文であっても先に文法的に構成し、例文などを使ってそこに当てはめて言葉を話そうとします。
でも、赤ちゃんのように間違えても伝えようと言葉を発することが、何よりも大事ですね。

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