2歳のバイリンガル⑭
アユンは生まれた時から、YouTube で『Chu Chu TV』という動画をよく見ていました。
本人はこの動画が大好きで、機嫌が悪い時でもこれを見ると上機嫌になり、楽しそうに、すごい集中力で見ていました。
この動画は本当によく出来ていて、大人の私でも楽しく見れて、ついつい一緒に歌ってしまいます。
この動画は、どのシリーズを見ても、歌やダンス、歌詞に含まれる言葉一つ一つが、赤ちゃんの感情や感覚を揺さぶるすごい動画だなと、いつも感心していました。
アユンも、ただ見るだけではなく、「楽しい!」と思う感情が多く分泌されながら見てたのだと思います。
なので、まだ韓国語も単語くらいしか言えていない段階でも、英語の歌をこんなに長く歌えたのではないでしょうか。
ここでの気付きとして、これは単に、赤ちゃんだけではなく、大人にも当てはまるものだと考えています。
「これで合っているのかな?」「間違えたら恥ずかしくないかな?」と思いながら外国語に向き合うのではなく、ゲームをするように、気に入った音楽を鼻歌で歌うように、伝えたい「気持ち」や「感情」を優先して外国語を聴いて話してみたら、きっと赤ちゃんのように大人も言葉を楽しく覚えることができるのではと思います。
私も韓国語を教えている者の教訓として、大人にもスペルや文法にあまり拘らない「赤ちゃん学習法」を、もう少し活かせていきたいと思いました。
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