「甘え」なんて存在しない話
「○○は甘え!」と言われることってよくありますよね。
一方で、「自分は甘い!」と自身を卑下する人もいます。
でもぼくは、「甘え」なんて存在しないと思っています。
というか「甘え」という言葉が嫌い。
ということで本記事では、「甘え」について整理してみました。
他人に対して「甘えるな」という人
他人に対して「○○は甘え」だとか「甘えるな」という人は、自分が知っている「普通」を基準に「甘え」という言葉を使っています。
例えば、「仕事がつらいから辞めたい」「副業を始めたいけど時間がない」という人に「それは甘えだ」というケース。
相手にとっては耐えられない労働環境や、本業で体力も気力も使い果しているかもしれないのに、「甘え」という言葉で一掃します。
厳しく言うと、他人に対して「甘えるな」という人は、相手の事情を考えずに自分の価値観を押しつけているのです。
こっちの事情を考慮せずに「甘え」だと言っているわけなので、そんなの無視でいいんです。
自分に対して「甘えちゃダメ」という人
自分に向けて「なんて自分は甘いんだ」と思ってしまう場合は、世間の「普通」に合わせようとしています。
つまり、世間体を気にしすぎているということ。
でも自分には自分なりの事情があるので、周りに合わせる必要はありません。
他人の価値観で生きているうちは幸せになれないし、自己肯定感が下がるのでやめた方がいいと思います。
「甘え」への対処法
他人に「甘え」という人も、自分に「甘え」という人も、そもそも存在しない「普通」にとらわれている気がします。
でも「普通」なんてこの世に存在しないので、「甘え」も同じく存在しないんですよね。
だから他人に対しても自分に対しても、「人それぞれの基準」でいいんです。
最近よく耳にする「多様性を認める」ってやつですね。
また、悩みの原因の9割は人間関係と言われます。
(「世間体を気にして」も人間関係由来のストレスです)
なので少し冷たいかもしれませんが、「自分は自分、他人は他人」と考えられれば、だいたいの問題は解決します。
ということで、自分の軸をもって、無理のない範囲でやるべきことをやっていけばいいのだと思っています。
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