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レキュム・デ・ジュールの喫茶学とは。

はじめましての方も、こんにちはの方も。
どちらにせよ、ご説明がいるかと思います。
少し皆さまのお時間頂戴しますが
以下、概要をまとめましたので、
気になるところをまじまじ見たり、
読み飛ばしたり、
真剣になったり、欠伸したりしながら、
引き続き、おつきあいいただけますか、
しっかりとご検討いただけますと幸いです。
喫茶店を愛する皆さまの、
勇気?希望?偏愛?幻滅…
どう育っていくかは全くわかりませんが、
前向きな場となることを願いつつ。

申し遅れましたが私…

レキュム・デ・ジュールの喫茶学と申します。
東京23区のはずれ、調布市の仙川という街にて、
【本館】レキュム・デ・ジュール
【分館】喫茶室・日々の泡
という2つの喫茶店を営んでおります、
中の人です。
きっさまなぶ、という姓名の
人間ではありません、念のため。

レキュム・デ・ジュールは、
カフェ&バーという冠が、
日々の泡は、
喫茶室という冠がついておりますが、
どちらも喫茶店のひとつの形だと考えています。
『カフェ×喫茶店の違いとは?』論争は、
数学上の未解決問題と変わらぬ程の難問ですが、
このお話は落ち着いた頃、
この場で後日必ず改めて。
今ここでお伝えしたいのは、
喫茶店で過ごし、育てられ、憧れて、
巡り巡って異なる形の喫茶店を
2軒営む立場となった人です、
ということです。
※お店につきましての詳細は上記リンクのHP、Instagramよりどうぞ。

喫茶学の場を設けましたのは…

一言で申しますと、
ゆっくりと、
これからの喫茶店像について
広く深く考える場を作りたかった。

というのがあります。

が、
皆さまもご実感の通り、
これから新しい基準が
必要になってくるかもしれない世の中です。
ゆっくりとじっくりと、のつもりが
若干駆け足で
立ち上げてしまったところはありますが…

喫茶店を営みながら携わってきた中で、
喫茶店にまつわる、
浮かび上がった疑問や保留になっている課題、
これは!と閃いたことや新しい提案など、
それらを自身が動きながら
本館や分館に反映させてきました。
いわば個人的な喫茶店を営む中での出来事を、
少し切り離して、
喫茶店の全体像について
考えることに繋がるような、
広い空、深い海のごとく、
自由に各々が考える場を作れないかな、
というレキュム・デ・ジュールの
新しい挑戦です。

この挑戦には、
喫茶店のこれから、を思う気持ちが
多分にあります。
このご時世の中で、
喫茶店の灯りは今まで以上に、
厳しい嵐の真っただ中にあります。
今書いている現時点でもちらほら、
閉店のニュースも入ってきています。
※渋谷の『paris』さんの閉店は、
もう、ぐらっと心に来ました。

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素敵な喫茶店は
長い年月営業されているところが多く、
それ故の悩みやご苦労が元よりあります。
そして今、吹きすさぶ嵐の中、
加えて新しい時代に適応することを
求められようとしています。

おそらく、これからの喫茶店は
今まで営んできた歴史軸とは
違った何かを身につけながら、
本来の喫茶店らしさを
守っていかなければなりません。


これはオールドスタイルともいえる
〈場〉を価値にしてきた
喫茶店にとっては、
とても難しい問題です。

私は出来るだけ多くの喫茶店が、
この新しい時代の中、
街の片隅を仄かに温めてくれる、
代わりのきかない、
かけがえのない場であり続けることを願います。
そのためには、
営む側、集う側、伝える側、
喫茶店を大事に思う、様々な立場の人が
喫茶店のこれから、に向けて
学問するように真面目に、
冒険するように不真面目に、
温かな希望をもって自由に考えることが
大事なのではないかと思いました。

正解、不正解はありません。

出来るだけ多くの人が考える。
考えられることは何か考える。
核心へ潜るように考えてみる。

考えることはきっと、
喫茶店のこれから、に必ずつながります。
それは私自身が、
レキュム・デ・ジュールという
小さな喫茶店を立ち上げて14年、
手探りながら営み、
日常のひと時を過ごす集う方々の元、
繋がっていった、ある喫茶店の
数少ない武器であり、支えであり、
《喫茶店のこれから、に必ずつながります。》
といいきる根拠です。

では、いったい何ができるのか。

喫茶学の中で開講予定なこと。

今のところ、ですが、
以下のようなことを取り組んでいこうかなと
考えています。

・喫茶店のメニューにまつわる考察
・街の喫茶店ヒストリー
・これからの喫茶店、考現学的なもの
・これからの喫茶店ガイドライン
・喫茶店 in my room
・喫茶店×○○

・分館コラム【これから編】
などなど。

これだけだと、何やらわからぬ所ばかりですが、
まず最初に、
喫茶店のメニューにまつわる考察のひとつ、
として、
【喫茶店のカレーを考察する。】
開講します。

皆さんは、喫茶店のカレー、お好きですか?
私は喫茶店のカレー、大好きです。
では、喫茶店のカレーって何ですか?
…習いたての英会話のようですが、
おそらく切実に考えたことがある方は
少ないかと思います。
が、
《切実に考えたことがある》ような、
喫茶愛が隠し切れない方。
お待ちしておりました。
この度の主な参加者?となるかと思います。
そして、
《切実に考えたことがない》ような
喫茶店を普通に使われる方も
良かったら、
この機会に一緒に考えてみませんか?
思い出に残っている喫茶店のカレーについて。
喫茶店で食べてみたい
これからのカレーについてを。

長年恐がって取り組めずにいた、
喫茶店のカレーという大命題に
この場で公開しながら挑みます。
この夏、6月から8月まで
本館を3ヶ月使って、
ひと月に1種、計3種、
テーマに沿った喫茶カレーを作ります。

良かったら、

【第一回】喫茶店のカレーはライスありきなのか?

覗いてみてくださいませ。

その他につきましては、
開講時に詳細ご案内しようかと思います。

とりあえずのところ、
レキュム・デ・ジュールからの発信、
ということになりますが、
喫茶店について、
考え始める準備体操のような企画から
動きだしていければなと思います。

少し先のお話。


発信にあたって、
広く深く喫茶店のこれから、を
考えるこの場においては
一方通行のものにしたくないなと
思っています。

営む側は、マスターとか呼ばれますが、
すべて存じていて、正しいわけでもありません。
喫茶店の多様性は無限です。
理想と現実の板挟みで、大概、頭ひねってます。
そして、これからとなると、もう
ひねった頭がひとりじゃ千切れそうです。

今でさえ、多種多様な喫茶店がある中で、
これから、を考える場において、
立場はあまり意味はない気がします。
問題提起も考察、検証も
営む側、集う側、伝える側、誰もがありです。
誰かが【〇〇の喫茶学】を
全く別のnoteに立ち上げても良いと思います。
願うのは、
喫茶店を志す若い方々が出てきたり、
これからの喫茶店像が浮かび上がってくるような
きっかけ、土壌の一助になればなと。

なので、
一緒にこの場を作っていく方を呼び掛けたり、
noteのサークルの利用なども考えています。
その折は、
皆さんの自由な考える力を貸してください。

心配事があるとすれば、
発起人たる、中の人が、
このnoteという場で何ができるか
慣れていないことです。
現時点で広げた風呂敷の大きさに
自分でびっくりしています。
自由度高くできるべく
少しずつ試行錯誤作ってまいりますので、
出来れば長く温かな目で見ていただければ。

では、長くなりましたが。
よろしければ、
良いご縁となることを願っております。
喫茶店の灯りに、温かな希望を。

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