月相図1: 震災とコロナの日食図・新月図を読む

2020年は新型コロナウイルスで波乱の幕開けになりましたね。

読者から、月相図の読み方を教えてほしいというオファーがあったので、資料をつくってみました。

一部ご紹介しますね。

日食図と新月図 読み方のルール

金冠

月相を世相と連動比較する研究を10年以上やってきました。
その成果の記録は、ブログ「みえない大学新聞!」と「たましい革命新聞!」にしるされ、号数も500号をこえています。

この10年でももっとも社会的に大きな影響があった出来事は、2011年の東日本大震災と今まさに起こっている2020年の新型コロナウイルスのパンデミックでしょう。

この2つの出来事を素材に新月図、日食図を中心に、月相図が社会的事象を正確に表現しているかを検証してみます。

東日本大震災のイベント図

を見てみましょう。

画像1

アセンダントの獅子座は出来事が非日常的であることをしめしており、主役となる惑星は8ハウスの魚座の太陽です。

この太陽の状況が出来事の種類を示しているわけですが、8ハウスは人を巻き込む事件であること。魚座は混乱を示しています。

火星と天王星に挟まれのミッドポイントに太陽があります。破壊と混乱と読むことができるでしょう。

8ハウスに火星、太陽、天王星、水星と4つの惑星があり、共有財産の破壊を示しています。火星が8ハウスは大量死をイメージさせます。もちろん、震災が起こったことを後付で当てはめているのでこういう解釈が可能なのです。起こる事故は、豪華客船の転覆事故とか、集会へのテロということも考えられないこともないのです。

事件にどれだけ集合性(多くの人を巻き込む)があるかは、ノードの状態で見ます。ノードはいて座で、冥王星の影響を受けています。合とまではいえませんが、そして、天王星とのタイトなスクエアで、この天王星はこの直後に春分点を通過するので強烈です。神戸震災のときにも、冥王星のいて座侵入の瞬間であったことが占星術業界で話題になっています。外惑星のサイン侵入は要注意なのです。

さらに海王星もこの直後の4月4日にうお座に侵入。カイロンとの合も気になるところです。海王星とカイロンは海の力で傷がつくともよめて、津波をイメージさせます。これも後付ですが。

さらに、世相を読むときには、水星に常に注目する必要があります。水星はニュースを表します。水星にアスペクトが多いとその情報は影響力が強いと読めます。天王星と合で、冥王星とノードにスクエアですね。木星にもだんだん接近する位置です。集合的にショックを与えるようなニュースが世の中に一気に広がっていくということがわかります。

さて、起こってからではあとの祭りです。そこで、3.11 の直前の日食図と新月図をみてみます。

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