アセンダントは人生の主役

以前、ホロスコープが劇団だとしたら、アセンダントサインがドラマの演目で、アセンダントルーラーが主役だと書いたことがある。

例えば、僕のようなASC獅子座のドラマは「ライオンキング」のようなドラマになるだろうし、ASC乙女座だと「これは経費で落ちません」のようなオフィスドラマになる。

そして、ライオンキングなら、主人公は太陽が演じる。輝く、野心的な、王者を目指す。

経費で落ちません。なら主人公は水星で、新米社員、これから大人になっていくプロセスのちょっとドジっ子、あるいはトリックスター(ヘルメスの属性)が主人公でということになるだろう。

こういう仕組みがあるから、同じ誕生日でも出生時間によってキャラクターがガラリと変わる。

同じ誕生日なのに、あの人は人生を着実に生きて居て、私は紆余曲折があって、なかなか地に足がつかないということがあるとしたら、アセンダントルーラーのディグニティーやアスペクトが、あの人は惑星が高い品位で、アスペクトがよく、私のアセンダントルーラーは品位が低くて、アスペクトがハードだということにになる。

例えば、僕はASCが獅子座で、太陽は双子座で品位はまあまあ、だけれど、冥王星とスクエアで土星とトライン。どうにも考えることがシリアスで楽しいことより苦しいことに関わりを持ってしまう。

でも、生まれるのがもっと早くて、アセンダントが牡羊座だったとしたら、火星は牡羊座で天王星とトラインなので、行動力があって、すごく働き者でおまけに太陽は2ハウスのなるのでお金も稼ぐだろうな。

そんな僕の分身がこの世にいたらと考えるのも面白い。

12サイン別にドラマと、ヒーロー・ヒロインの違いをまとめてみた。


ASC:牡羊座 あしたのジョー

あしたのジョーやロッキーのようなボクシングドラマ。常にサバイバリーな弱肉強食の世界。「流浪に剣心」や「宮本武蔵」のような剣豪ものかもしれない。主人公は、ボクサー、剣士、ガンマン。もちろん、惑星は火星ということになる。主人公が戦う舞台が火星があるサインとハウスということに。火星が2ハウスなら金を稼ぐ。7ハウスならパートナーとの喧嘩が愛情の証だったりするかもしれない。

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