東大英語の概観

こんにちは。ゆーきです。

今回は実質初めての投稿ですね。最初は、東大英語の概観についてです。

形式は5題、120分、120点です。
1A 要約 1B 乱文整序、穴埋め
2A、B 和文英訳、自由英作文
3リスニング
4A文法問題 4B和訳
5長文

得点の目安ですが、例年合格者平均は78点ほどです。合格者の上位1割が90点、4割が80点ほどです。英語が得意な方は、80点前半を目指したいです。
苦手な人でも、70点は確保したいですね。

特徴としては、リスニングが二次試験で導入されていること。また、1B、4Aのような難関私立大で出題されるような記号形式の問題があることです。
総じて言えるのは、英語の総合力が問われていることです。
また、分量も多く、英語の総合力に加え、情報処理能力が問われます。

1A要約‥それほど長くはない英語の文章を要約せよというものです。また、別の記事で解きかたについては触れたいですが、対策の有無で、かなりの差が生じる大問です。かける時間は10分前後でしょう。

1B乱文整序、穴埋め‥乱文整序としましたが、パラグラフの並び替えが多いです。文章量はかなりあり、全てを理解しながら、読むのは難しいのではないでしょうか。速読力が一番問われている問題です。これは確かに対策しようはありますが、そこまで点数に直結するとは思えません。2017年度では、記述式の出題もあり、高頻度に形式が変わります。目安は10分前後でしょう。

2英作‥京都大学に比べると、簡単めな和文英訳と、毎年傾向の変わる自由英作文が出題されます。和文英訳は、基本的な構造、熟語を理解しておけば、高得点が狙えます。自由英作文は、見たことある問題に出くわすことが滅多にないです。それくらい、東大の独自性が顕著です。目安は20弱です。

3リスニング‥A、B、Cと3つのパートに分かれていて、A、Bは繋がっている内容で、Cは独立です。配点30点もあります。年々難化している傾向にあり、選択肢が増えたこともあるので、対策というよりは、シンプルに英語を聞く能力をあげるしかないです。テスト開始後45分で始まります。放送時間は30分です。先に問題を読み込む時間として、5分前後は欲しいです。

4A文法問題‥短めの文章から間違っている単語を見つける問題が多いです。同じような文法事項の問題が出ることが多いです、そのため対策可能です。時間としては、10分前後でしょう。

4B和文英訳‥これも英作文と同じで、そこまで難易度が高くないです。構造がやや取りにくいものもありますが、得点源にはしたい分野です。1ページ分ぐらい長文の一部を3箇所訳すので、少し時間はかかります。15〜20分でしょう。

5長文‥英語の小説です。難単語が多く、文章も長いので、かなり時間を要します。ただ、問題は知識のみを問うていたり、簡単な記号問題なので、あっさり解き終わります。時間は20分前後でしょう。

仮に、1A10分、1B10分、2 20分、3 30+5分、4A10分、4B15分、5 20分としましょう。これで合計120分ちょうどなので、目安よりも基本的には早く解き進めていく必要があります。
個人で不得意、得意の分野があると思うので、どの問題は時間を削れるか自分で探る必要があります。

東大英語は他の大学に比べると、癖があります。配点は約50点記述、70点記号問題という形で、記号問題に比重がありますが、記述問題の方が難易度も低く、対策もしやすいので、記述問題の対策に重点を置くのが良いかと思います。

東大英語は以上のように、問題別の対策を講じることに加え、時間制限の中での自分なりの解く順番を決めることが大事です。
ただ、ここまで工夫するのは高3になってからでいいと思うので、それまでは和文英訳、英作文、リスニングの英語の基本を固めることが大事です。

今回は東大英語の概観についてでした。

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