この秋に、生徒くん•保護者さんから多く相談されたことを踏まえて、中3へ… ②/2
(前項よりつづき)
このように、平成初期の常識が通じないことは他にも数多く見受けられています。 ですから私たち大人側としては、先ずは『こういう時代になった、価値観が変わった。
自分たちの頃の古い価値観だけでアドバイスすると、今の学生くんはかなり大きな失敗になってしまう』
と考え、日々しっかりとアップデートすしていきましょ!
では、これら諸々を踏まえた上で高校を選ぶには、という本題です。
トップ画に高校別の大学合格実績を載せています。
異論反論はドシドシお寄せ頂きたいのですが、ここで断言します。
高校を選ぶこと → これは即ち大学を選ぶこと、となります。
つまり、
『高校に入った時点で進める大学はほぼ決定する』
ということです。シビア過ぎるかもしれませんが、これが紛れも無い現状です。
『そんな先のこと、今考えても仕方ないでしょ』というご意見もあるでしょう。また『そんなケース、決定事項みたいに考えるのは間違ってる』というご意見もあるでしょう。
しかしここ2〜3年で、高校の入学と卒業を比べて、嬉しい誤算・嬉しい想定外となった生徒くんを見たことがありますか? 少し期間を伸ばして、ここ5〜6年を見ても、皆無ではありませんか?
先にも述べましたが、異論反論は大歓迎です。が、主観が入りすぎると現状把握を大きく誤ってしまうほど、社会の変化は速くなっています。
もっと身近なケースで考えてみましょ。
高校の入試方式•日程の説明会のときに、私立高校の入学金等の話があったと思います。
『公立高校の合格発表日に、合否のよって30万前後を私立高校に振り込まなければならない』と具体的日時・金額を聞いて、そこはやはり驚きがあったと思います。
これが大学になれば、私立の合格後の入学金等 3月納付金は少なくとも5〜10倍くらいの金額になります。その後、卒業までの4年→48ヶ月の総額を計算すると、月々16〜17万円の費用割合となります。
(『少なくとも』とお断りしておきます。ですので『多ければ』の話はここでは止めておきましょう。^^; )
では国立大ならどうなのか? 恐らく6〜7万円程度です。
私大は個々別々ですので先ず大学間で差があり、更に学部間にも差があります。
それと比べ国立大は学費がほぼ統一、計算しやすくなります。医薬学部も総額は約1.5倍になるだけと考えてよろしいでしょう。
さらにその先、当然大学も卒業する訳ですから、更にその先、社会人になるところまでは情報を集め現状を把握する必要があります。
就職するのであれば、初任給・昇給昇進・福利厚生・etc…
これは皆さんそれぞれでお確かめください。
その大学間の格差に驚愕されると思います。
(一例:YouTube『私立文系が就活二軍にされる日』)
もう1度、話を戻しますが、
これらの事実が、
『高校入学の時点でほぼ決まる、決まってしまう』
ということです。
必ずそこまで調べた上で、志望校高校を選定してください。
高校生になって志望大学を考え始めるとき、『ウチの高校じゃ無理だもん』という声を必ず聞こえてきます。が、そんなことは入学する前から分かりきってたことだったんです。
これらを踏まえて、推薦・特色化・専願 等々に関するお話を、と思いますが、こちらはまた後日‥