犬の成長も知ることが大切

おはようございます。
今日は午後からお天気が回復するらしいですが...暖かくなるのかなぁ~
暖かくなればいいのにと思うばかりです。
暑いのも嫌ですけど寒いのも嫌ですよね。皆さんは冬は好きですか?

今日は、ワンコの成長過程についてちょっと知ってほしいなぁという話です。
ワンコを迎えた当日から夢のような楽しい生活と思っている方も多いのですが...
そんなことは全くなくてまずは、おうちの環境になれてもらうところから始まります。
パピーちゃんを迎えたらパピーちゃんが大人のワンコに成長するまでの変化もあります。
その変化を知らないから途方にくれたり、この大変さが永遠に続くものだと感じて嫌になってしまうんでしょうね。

知るという事がとても大切なので是非、知ってほしいです。
難しいことではありません。難しいかな?
人間と同じように体の成長だけでなく心の成長もあるよということ。
そして、人にとって受け入れがたい「噛む」という行動も成長には欠かせない行為だと知ってほしいです。

パピー期に言われる「甘噛み」はほうっておいてもなくなっていくものです。
これは、前日の記事にもかきましたけど...
犬が成長するために必要な行動です。
口で確認する。匂いで確認する。噛んだ時の感触で確認する。味覚で確認する。
噛むという行動は五感をフル動員で確認したりしている行動でもあると考えています。

また、噛む行動は犬にとって必要不可欠なもので抑制を学ぶ必要がある行動でもあります。
抑制を学ぶためには噛む行動はとても重要です。
噛まなければ抑制を学べないからです。
どれくらいの強さで噛めば相手にダメージを与えられるのか?
そして、遊びとしての効力を発揮できるのか...それはすべて経験をもって学ぶことになります。
なので、パピー時期の「甘噛み」はとても重要なものになります。

噛まれれば痛いですけどこれも一時的なものなので穏便にまぁまぁでやり過ごせるように工夫しましょう。
噛まれないようにすることも大切ですが、噛んでもいいものを与えて噛むという欲求を満たしてあげてください。
決して、罰を与えるようなことがありませんように。

甘噛みが大体半年から1年でおさまっていきますが...そのつぎに待っているのが思春期です。
犬にも思春期ってあるんですよ~
そういうと皆さん、驚かれますが人間と同じように体の成長に伴ってホルモンバランスも変わってきます。
そして、心の面で変化が現れてきます。

今まで大丈夫だったものが苦手になってみたり...
触れたものが触れなくなったりすることもあります。
それは個体によってちがうので大きく出るワンコもいれば、そんなに出ない子もいます。
大人の階段を一段上がったと思って喜びましょう。
その上で、どのような対処ができるか考えてみることが大切です。

思春期では、独立心も高まってくるので飼い主さんの介入に対して「ウザイ」と思うようになるかもしれません。
今までは、飼い主さんベッタリだったのにいきなりよそよそしくなったり。
淋しさもあると思いますが成長を喜び、わんこたちが自ら近寄ってくるまで暖かく見守りましょう。
この期間、放置しましょうというのではありません。
社会化はしっかり継続しつつ心の不安定さを逆撫でしないようにお釈迦様(飼い主)と孫悟空(ワンコ)のような関係で見守りましょうという感じかな。

ワンコが助けてほしい時にはそっと手をさしのべ導く感じですかね。
ワンコが最終的に頼りたいのは飼い主さんです。
そのときに、しっかりと抱き止めるだけの精神的な強さを飼い主さんには持っていてほしいです。
いつも心配そうな顔をして見るのではなく、不安そうなワンコを笑顔で迎える。
そして、不安をぬぐいとってあげられるように。

観察眼鋭いわんこです。
自分が不安なときに飼い主さんが不安そうな顔をしていればその状況はきっと不安でしかない大変な状況と考えます。
そうではなく、不安がよぎるとき飼い主さんがどーんと構えていて大したことないという状況を見せてあげられたら...
その不安な状況も克服できますよね。
飼い主さんはいつでもどーんと肝っ玉母ちゃんのようにいましょう。
その態度が、犬の成長過程にとてもよい影響を与えてくれると思いますよ。

思春期も1才~2才くらいまで続くと言われています。
ホルモンバランスが落ち着けば心のざわつきも落ち着いてきます。
この嵐のような時期は長く感じるかもしれません。
信頼できるプロに話を聞いてもらったりしてやり過ごしていきましょう。
痛みを与えたり、恐怖を伴うような罰を使うのではなくここでも穏便に、甘やかすのではなく止めるときは止めるなど一貫性をもって頑張っていきましょう。

大体2~3才過ぎるくらいには嵐は過ぎ去って気がついたら暮らしが落ち着いていた何てことが多いです。
大まかな成長過程を知ることは、永遠につづくかもしれないと思う不安を少しでも和らげることに繋がると思います。
家に迎えてすぐにお利口さんにできる子はいません。
家族となったご家庭でひとつずつ積み木を積み上げるように、パズルのピースをはめるように作られていくものです。

命のある生き物を迎えるとは思い通りにいかないということ。
それが犬を飼う醍醐味でもあります。
今をどうにか乗りきってほしいなぁと切に願うばかりです。

いつか、あのとき大変だったよね~と笑える日が来ますよ。
だから、頑張りすぎず、できなくてもまぁまぁで自分を許してあげてください。

今日も一日、よい日になりますように。

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